春休み最後の土日と映画サービスデーが重なった今週の映画興行ランキングは、どの作品も前週と比べ動員数を大きく伸ばした。

　そんななか、1位を獲得したのは、5週連続となる『ナルニア国物語／第１章：ライオンと魔女』（ブエナビスタ）。カップルや映画ファンのほかに、ファミリー層が足を運び、前週比は126％と大幅増。また、公開30日で興行収入50億円を突破した。

　TOP3は前週と変わらず、2位に『ドラえもん のび太の恐竜 2006』（東宝）、3位に『子ぎつねヘレン』（松竹）がランクインした。それぞれ前週比は132％、139％と大きく動員を伸ばしている。

　今週、唯一TOP10内に初登場でランクインしたのは、5位のハリソン・フォード主演最新作『ファイヤーウォール』（ワーナー）。大統領、医師、刑事、弁護士、潜水艦の館長、CIAアナリストなど様々な主人公を演じてきたハリソン･フォードが今回演じるのは、銀行のコンピュータ・セキュリティ・システムの専門家。家族を人質に取られ、自ら作り上げたセキュリティ・システムに侵入するよう命令される犯罪スリラー。

　そのほか、イギリス生まれのクレイ･アニメーションで、世界中にファンを持つ超人気シリーズの初の長編映画となる『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ！』（アスミック・エース）が、ランキング圏外から9位に登場した。本作は、本年度アカデミー賞長編アニメーション作品賞を受賞している。

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