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穴場!京都・嵐山の紅葉散歩道「宝厳院〜望京の丘」


もうすぐ紅葉のベストシーズン!!京都の嵐山は春は桜、秋はもみじの名所として平安時代の頃から絶好の景勝地として親しまれています。桂川に架かる渡月橋をぐるりと囲むように、緑の愛宕山脈が赤や黄色に色づく様子は、自然が織りなす美しい景観です。今回は、阪急嵐山駅から徒歩で回れる範囲で、最も紅葉が楽しめるお勧めの散歩道を紹介したいと思います。

フライングOK!もみじが見頃の嵐山公園

写真:Ayumi Bangkok

阪急嵐山駅を降りたら、まずは嵐山公園を目指しましょう。駅からのんびり歩くこと約5分で到着します。屋台が出てきたら到着した証拠。紅葉シーズンは多くの観光客で賑わいます。
嵐山公園は、亀山・中之島・臨川寺という三つの地区に分かれています。紅葉を見るなら中之島地区に行きましょう。この地区には松や桜の木がたくさん植えられています。

写真:Ayumi Bangkok

嵐山の紅葉の見頃は毎年11月下旬から12月上旬にかけてです。公園はもみじが多く、嵐山地区全体の中では早めに葉が色づき始めます。11月中頃のシーズンより早めに訪れても紅葉を楽しめる場所です。
中之島地区からは、桂川に掛かる優美な渡月橋をベストポジションで眺める事ができます。川沿いで、美しい秋の景色を堪能してくださいね。

写真:Ayumi Bangkok

渡月橋から眺めるパッチワークのような山々

写真:Ayumi Bangkok

続いて「渡月橋」を渡りましょう。長さ155メートルの橋は、桂川の両岸を結ぶ重要な交通路です。橋の両脇に歩道があります。平安時代に亀山上皇が橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡に似る」と感想の述べた事から渡月橋と名付けられました。
古くから葛飾北斎の絵画に登場したり、嵐山を代表する景色です。浴衣を着て歩いている人々も多く、平安時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。

写真:Ayumi Bangkok

橋の上からは愛宕山脈の紅葉が見渡せます。紅葉のピーク時には赤・黄色・オレンジ・深緑のパッチワークのような山々に姿を変えます。ゆっくり色づきますので、例年の紅葉予想よりも少し遅めに訪れるとタイミングが良いでしょう。

期間限定開催!宝厳院「獅子吼の庭」は必見!

写真:Ayumi Bangkok

嵐山の紅葉を見る上で必ず訪れていただきたい場所が宝厳院です。庭園“獅子吼の庭”は紅葉の季節のみ期間限定で公開されています。(2017年は10月7日(月)〜12月10日(日)まで)
拝観時間は午前9時〜午後5時。拝観料は大人500円、小中学生300円です。(庭園のみの拝観料となり、宝厳院の本堂は別途500円かかります。セット割は900円。)ここの庭は一見の価値があります。

写真:Ayumi Bangkok

“獅子吼の庭”は、室町時代に中国に2度渡った禅僧の策彦周良によって作庭されました。嵐山の景観を匠に取り入れた借景回遊式庭園です。
庭園内は、様々な表現がされています。獅子の形をした獅子岩や岩から生えてる破岩の松が有名ですが、広大な庭一面の楓が見事に紅葉し、息を飲むほど美しい場所です。

写真:Ayumi Bangkok

獅子吼(ししく)とは「仏が説法する」という意味を持ちます。足元を見れば苔が生え、360度どこを見渡しても自然の芸術が素晴らしい庭園です。
庭園内はゆっくり時間をかけて散策する事をお勧めします。例年の紅葉シーズンに合わせて訪問すれば、庭一面の紅葉を見る事ができるでしょう。美しい庭園に心が癒される事は間違いありません。
<宝厳院の基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号:075-861-0091
アクセス:阪急「嵐山駅」下車徒歩10分

紅葉を鑑賞しながら望京の丘を散策

写真:Ayumi Bangkok

宝厳院は隣にある天龍寺の境内の一部に位置します。獅子吼の庭を堪能した後は、そのまま天龍寺の裏にある「望京の丘」という小高い丘を目指しましょう。天龍寺が一望できる丘までは遊歩道がつけられていて、のんびり散策しながら紅葉が鑑賞できる穴場スポットです。

写真:Ayumi Bangkok

春はしだれ桜が美しい場所でもあります。紅葉シーズンの嵐山は観光客がとても多いですが、望京の丘は人も少なくゆっくり見て周れるお勧めの散歩道です。

写真:Ayumi Bangkok

道なりに沿って遊歩道を歩き、天龍寺の北門を出ましょう。この門を出るとすぐに爽やかな竹林の小径が目の前に広がります。

紅葉の時期が最も美しい竹林の小径

写真:Ayumi Bangkok

先程までの赤く染まった景色から、数万本の竹が生い茂る緑の世界に一変します。空を覆うほどに高く伸びた竹林が約400メートル続きます。
かぐや姫が登場しそうな立派な竹林は、サラサラと音を立てて揺れ、歩くだけで気持ちが良いです。竹林は紅葉の時期が最も美しいとされるため、間に張り巡られた小径をゆっくり散歩しましょう。

写真:Ayumi Bangkok

竹林の小径を抜けたら大倉池の前を通り、国道29号線沿いに出るのが分かりやすいルートです。大倉池は水面に写る紅葉がとても綺麗。国道に出たら渡月橋方面にまっすぐ歩くだけで、スタート地点の嵐山公園に辿り着きます。大通りは美味しいお茶屋さんもたくさんありますので、疲れたら休憩を挟んで戻りましょう。

渡月橋から竹林まで!京都・嵐山を徒歩で巡る紅葉観賞ルート

嵐山は見所が多い地区ですが、今回は紅葉を楽しみながら嵐山の名所を徒歩で巡るルートに絞って紹介させていただきました。阪急嵐山駅からゆっくり歩いて2〜3時間程あれば、存分に紅葉を満喫できる散歩コースです。宝厳院の獅子吼の庭は驚くほど素晴らしい紅葉で、天龍寺北門へ続く遊歩道はメジャーではありませんが穴場の散歩道です。是非これから訪れる紅葉シーズンをベストなタイミングで鑑賞してくださいね。

■関連MEMO
宝厳院 獅子吼の庭 ㏋
http://www.hogonin.jp/visit/shishiku_garden.html

【トラベルjpナビゲーター】
Ayumi Bangkok

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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