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浴室はすべて木曽の檜!長野「いわや」は木曽路最古の老舗宿


長野県南部の木曽郡は、山に囲まれた静かな場所です。木曽川の流れを軸に、木曽駒高原や寝覚の床など、実に風光明媚な名所が点在しています。周囲には温泉も多く、宿も複数。なかでも、木曽地域最古の宿といわれるのが、木曽福島温泉の「いわや」です。浴室は全て木で造られており、柔らかな肌触りが何より自慢の名宿なのです。

中山道の宿場町

写真:八岳木 流泉

木曽福島が位置しているのは、愛知県の名古屋地区と長野県の松本地区を結ぶ国道19号線沿いです。物流の大動脈として大型トラック等が激しく行き交う道路ですが、ふと横手を見ると時代を感じる宿場町も点在しています。何を隠そう、国道19号はかつての中山道。妻籠宿から上松宿、奈良井宿など多くの宿場が残っているのです。
木曽福島もそのうちのひとつで、戦国時代には木曽氏の城下町。そして江戸時代には福島宿が置かれていた場所です。また、当時は関所も設置され、人が集まる賑やかな場所であったと伝わっています。現在でもJR中央本線の「木曽福島」駅を中心に、宿場の風情に満ちています。

写真:八岳木 流泉

木曽福島の駅前は、駅舎から周囲の建物まで宿場の風情に満ちています。駅の前の建物はお土産店や観光案内所。それらも町の風情を阻害しないよう、宿場風になっているのです。

「いわや」は木曽路最古のお宿

写真:八岳木 流泉

山深い中山道の一部は、古くから木曽路(きそじ)と称されてきました。文豪島崎藤村の『夜明け前』にも、「木曽路は全て山の中」と書かれているほどです。そんな木曽路において、「いわや」は最古の旅館といわれています。

写真:八岳木 流泉

いわやの創業はおよそ350年前です。館主のルーツをたどってゆくと、川中島の戦いに参戦した家老へ当たるといわれる由緒正しい宿なのです。福島宿では、旅籠としての役割を担ってきており、御嶽山への信仰登山者なども頻回に宿泊したと伝わっています。その他にも、島崎藤村や徳富蘇峰など多くの文人墨客が訪れ、とにかく幅広い人気に支えられてきた宿なのです。
宿は昭和2(1927)年の大火で全焼してしまいましたが、その後再建。平成10(1998)年に現在の内外観になりました。

浴室は木曽の檜を豊かに

写真:八岳木 流泉

いわやの浴室は“義仲の湯”と“巴御前の湯”に分かれています。その名称は、木曽ゆかりの武将、源義仲と妻の巴御前から取ったもの。土地への愛着をのぞかせる宿の姿勢も嬉しいですね。

写真:八岳木 流泉

いわやの浴室は、浴槽内や洗い場の壁等を除いて、すべて木曽の檜で造られています。木の感触は柔らかく、見た目にも優しい雰囲気の浴室で、何より地元の建材を用いている点に好感が持てますね。

写真:八岳木 流泉

露天風呂ももちろん木曽檜。サイズはそれほど大きくありませんが、ゆっくりと入ることができます。泉質は含二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素冷鉱泉。循環加温をされていますが、ポカポカといつまでも温まる良泉です。
いわやの建つ場所は、木曽福島駅から少し離れた場所です。そのため、余計な騒音は聞こえず、静かな好環境を楽しむことができます。柵の向こうの山々を見ながら、木曽路最古の宿で温泉を楽しむ。檜の触りを確かめて、心安らぐ旅に出てみませんか。

木曽路の宿場巡りも魅力

木曽路に残る宿場町の中には、馬籠、妻籠、奈良井など観光名所となるところも少なくありません。漆器や木工製品のお店から、食事処まで、海外からの観光客も頻繁に訪れる宿場町です。それらを巡りながら、宿泊や日帰り入浴は木曽福島で!歴史の顔と、いで湯の魅力。それらを知るには最適な好地なのです。
<基本情報>
住所:長野県木曽郡木曽町5196
電話番号:0264-22-2015
アクセス:中央自動車道「伊那」ICや「中津川」ICから国道経由で約1時間。JR中央線「木曽福島」駅から徒歩約12分
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
いわやHP
http://www.kisoji-iwaya.com/

【トラベルjpナビゲーター】
八岳木 流泉

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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