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「鯉の泳ぐまち」で涼風漂う水の都、島原を満喫しよう


長崎県島原市は市内のいたるところから水が湧き出しており、古くから「水の都」として知られています。その市内中心部には「鯉の泳ぐまち」として湧水が流れる水路に1500匹もの鯉が放たれています。湧水を楽しみながら散策するのにピッタリな落ち着きと風情のあるエリアをご紹介します。

島原市は水の都

写真:ながさき旅ネット

島原半島、雲仙普賢岳の麓に広がる島原市は古くから「水の都」として知られる町。市内各所にある湧水スポットは約60ヶ所、1日に湧き出る水の量は実に20万トン以上といわれています。それらは「島原湧水群」として昭和60年に環境庁の全国名水百選に選定されています。
市内にある湧水スポットには、地元の人や観光客などが毎日水を汲みに訪れています。その水温は約15℃で、長い年月をかけて地下から自噴した湧水は炭酸ガスやミネラルを程よく含んだおいしい水として評判なのです。

写真:ながさき旅ネット

豊富な湧水のおかげで島原市では上下水道や農業用水などの産業用水のほとんどは地下水でまかなえているのだそう。現在でも、浜の川湧水のように、共同洗い場が生活用水として活用されている場所もまだ存在しています。
そんな島原市の中心にある島原城にもほど近い新町一帯は地面を50cmも掘れば水が湧くといわれるほどに特に湧き水が豊富!ここには「鯉の泳ぐまち」というエリアがあります。

島原市中心にある「鯉の泳ぐまち」

写真:bow

昔ながらの閑静な街並みを流れる水路に1500匹もの鯉が放流された「鯉の泳ぐまち」。水の都である島原を代表する風景として、豊かで美しい水だけでなく、色とりどりの錦鯉が泳ぐ姿を楽しむことができます。

写真:ながさき旅ネット

歴史ある城下町らしい町並みと大きく立派な錦鯉たちに出迎えられ、ついつい観光客の歩くスピードもゆっくりになってしまいます。そして水路を流れる水の美しさも特筆レベル。本当に透き通った水が流れていて、見る人の心も浄化されそうな水辺の風景が広がっています。

写真:ながさき旅ネット

紅白、三色、黄金など数多くの錦鯉が清らかな流れの中で優雅に泳ぐ姿。それは今や水の都・島原の代表的な景観の一つなのです。この鯉たちが放たれたのは昭和53年のこと。以来、この美しい風景は地域の町内会が中心となって保たれています。感謝しつつ散策したいところですね。

「鯉の泳ぐまち」のおすすめスポット「湧水庭園 四明荘」

写真:bow

「鯉の泳ぐまち」エリアで一番のおすすめスポットといえば「湧水庭園 四明荘」です。このあたりには水屋敷と呼ばれる敷地内から水の湧く屋敷がいくつかあります。そんな中でもこの「湧水庭園 四明荘」は随一の景観を誇るスポット!

写真:bow

「湧水庭園 四明荘」は座敷と池の一体感が絶妙で、見事としかいいようのない景観を堪能できます。豊かな湧水をうまく利用した、島原ならではの庭園といったところです。絶景も堪能でき、お茶まで出して貰えて入場は無料。これは行かざるを得ません。

写真:bow

そしてもちろん「湧水庭園 四明荘」にも大きな錦鯉が優雅に泳いでいます。あまりにも透明な水だけに「鯉が宙に浮いている」と海外で話題になったという逸話も!
■湧水庭園 四明荘
開館時間 9:00〜18:00
入場料 無料(2017年10月1日より有料化 一般300円)

かんざらし手作り体験ができる「しまばら湧水館」

写真:ながさき旅ネット

「鯉の泳ぐまち」の中心部に位置する「しまばら湧水館」は観光客に無料開放されている休憩所で、湧水のせせらぎを聞きながらしばしのリラックスタイムを過ごせます。建物は昭和初期に建てられた屋敷を当時の姿のまま保存されたもので、欄間などなかなか見応えがあります。

写真:bow

また、休憩だけでなく島原名物「かんざらし」手作り体験ができるのもポイント。少人数であれば予約なしでもOK!所要時間約30分程度でかんざらしができるので時間があるなら挑戦してみては?
■しまばら湧水館
開館時間 9:00〜17:00
入館料 無料
かんざらし手作り体験 300円
体験は10時・11時・13時・14時・15時に開催

鯉の泳ぐまちの新スポット「清流園」

写真:bow

平成27年4月「鯉の泳ぐまち」に新たに観光交流センター「清流亭」がオープンしました。広々した休憩コーナーや観光案内や地元物産の紹介コーナーが充実していますので立ち寄ってみましょう。

写真:bow

中でも物産品は「島原スペシャルクオリティ」という島原ブランド認定品がズラリ!どれも特別な魅力をたたえた特選品ばかりで、ついつい購入してみたくなる商品が揃っていますよ!

写真:bow

この清流亭の建物は大きな池と一体化しています。館内には池の上を歩けるゾーンがあり、ガラス張りの床の下には優雅に泳ぐ鯉の姿も楽しめます。この清流亭の鯉は特に大きな鯉が多いですよ!
■清流亭
開館時間 9:00〜18:00
入館料 無料

これぞ島原の風景「鯉の泳ぐまち」へ行こう

水の都・島原ならでは風情あふれる景観が楽しめる「鯉の泳ぐまち」は年間を通じて多くの観光客が訪れます。無料で楽しめるスポットが揃っているので気軽に立ち寄れるのもおすすめ!ここに住んでいる人が羨ましく思える程に美しい水の流れる街並み、ぜひじっくりと味わってみてください。

■関連MEMO
しまばら湧水館
http://shimabaraonsen.com/yuusuikan/
美し過ぎる水の絶景庭園にウットリ!島原「湧水庭園 四明荘」
http://guide.travel.co.jp/article/20626/

【トラベルjpナビゲーター】
bow

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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