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羽田と成田の違いとは?各空港の特徴を徹底比較!


東京の空の玄関口といえば羽田空港と成田空港。たまにしか空港を利用しなかったり、遠方にお住まいだったりすると、2つの空港の違いが分からない、という方が多いかも?それぞれに特徴があり、目的地や予算、利用する航空会社などに合わせて、ぴったりの空港を選びたいですね。
今回は羽田と成田、それぞれの違いを5つの項目に分けて比べてみました。
※本記事は2024年3月現在の情報です。

羽田と成田の違い【1】:羽田は東京、成田は千葉

羽田空港の正式名称は「東京国際空港」で、1955年に供用を開始。空港コードはHNDで、所在地は東京都大田区です。
鉄道は京急線と東京モノレール線が乗り入れていて、最短時間は京急線なら品川駅から約13分、東京モノレール線なら浜松町駅から同じく約13分。都心からアクセスしやすい空港です。なお、ターミナルごとに利用する駅が異なります。
このほかにも路線バスや高速バスで行くことができて、東京駅・新宿駅からそれぞれ約35分。このほかにも横浜や東京ディズニーリゾート、大宮や御殿場などさまざまなエリアからのバス路線があります。

成田空港の所在地は千葉県成田市。正式名称は「成田国際空港」で、空港コードはNRTです。1978年の開港当時は新東京国際空港という名称だったので、記憶に残っている方も多いのでは?
都心からはJR線と京成線が乗り入れていて、最短時間はJR線が成田エクスプレスで東京駅から約1時間、京成線はスカイライナーで京成上野駅から約36分。どちらも特急列車なので、乗車券のほかに特急券が必要です。もちろん普通列車でもアクセスできます。羽田と同じくターミナルごとに駅が違うので、利用する際は注意が必要です。
このほかにも各所から路線バスや高速バスが運行していて、東京駅からエアポートバス東京・成田(TYO-NRT)に乗れば約65分です。

羽田と成田の違い【2】:就航している路線

羽田空港の国内線はJAL、ANAのほかスカイマーク、エア・ドゥ、ソラシド エア、スターフライヤーが乗り入れています。大阪や名古屋、札幌などの主要都市のほか、高松や宮古島、八丈島などを結ぶ路線もあります。
国際線はユナイテッド航空やシンガポール航空、大韓航空など各国のフラッグキャリアが中心で、LCC(格安航空会社)はPeachや香港エクスプレス航空、エアアジアXなど限られた路線のみが就航。
羽田空港で特筆すべきは、市街地へのアクセスが便利な韓国の金浦空港、台湾の松山空港までの直行便があること。居住地や目的地によっては、トータルの移動時間を短くすることができるのでおすすめです。

成田空港の国内線はJAL、ANAはもちろんのこと、LCCのジェットスタージャパン、Peach、春秋航空が乗り入れ、羽田空港に比べて就航都市は限られています。
国際線は台湾やシンガポールを結ぶスクート、韓国のジンエアーなどLCCが多く就航しているのが特徴。最近話題のZIPAIRとAirJapanも成田空港を拠点としています。LCCで安く渡航したい、という方は成田空港を利用するのがおすすめです。
就航路線やフライトスケジュールは空港や航空会社の公式サイトで確認できますが、トラベルjpなら出発地と目的地を入力すれば、航空便と料金を一覧で見ることができます。下のリンクからチェックしてくださいね。

羽田と成田の違い【3】:ターミナル・設備

羽田空港は日本一の広さを誇ります。ターミナルは第1〜第3まであり、第1ターミナルは国内線、第2ターミナルは国内・国際線、第3ターミナルは国際線で運用。ターミナル間は無料の連絡バスが運行していて、第1ターミナルから第2ターミナル間は約3分、第1ターミナルから第3ターミナル間は約5〜7分。配布されている乗り継ぎ乗車票を利用すれば、京急線や東京モノレール線に乗って無料で移動することもできます。
たくさんのショップやレストランがそろっている羽田空港で注目したいのは、2023年にオープンした「羽田エアポートガーデン」。第3ターミナル直結の商業施設で、日本各地のお土産やグルメがそろうだけでなく、24時間営業の温泉も完備。また、江戸の町並みを再現した「江戸小路」など、飛行機に乗らなくても観光で訪れたいスポットが多くそろいます。
羽田空港直結のホテルは、第2ターミナルに「羽田エクセルホテル東急」、第3ターミナルに「ザ ロイヤルパークホテル東京羽田」があります。第1ターミナルにはカプセルホテルの「ファーストキャビン羽田ターミナル1」があるので、ちょっとした休憩に便利。「羽田エアポートガーデン」にもホテルが2つあります。

成田空港も第3ターミナルまであり、多くのLCCは第3ターミナルから発着します。電車で第3ターミナルに向かう場合は第2ターミナルの最寄りとなる空港第2ビル駅を利用することになり、駅から第3ターミナルへの移動は徒歩で10分ほどかかるので注意が必要です。
なお、ターミナル間の移動は循環バスを利用できます。第2・第3ターミナルは隣り合っていて循環バスで3〜6分ほどで移動できますが、第1ターミナルから第2ターミナルまでは約10分、第3ターミナルまでは約14分かかります。
それぞれのターミナルにショッピングモール、フードコートがあるので、買い物や飲食に困ることはありませんが、規模を考えると羽田空港より小さめです。
成田空港にはカプセルホテルの「ナインアワーズ成田空港」が、第2ターミナルに直結した第2駐車場ビル地下1階にあります。もちろん空港周辺には多くの宿泊施設があり、無料のシャトルバスを運行しているホテルもあります。

羽田と成田の違い【4】:営業時間

羽田空港の第1、2ターミナルの国内線エリアはフライトに合わせて24時頃に閉館、第3ターミナルは24時間開いていますが国際線フライトを利用後、または利用予定の方のみ入れます。24時間営業しているレストランも比較的多いので、夜遅くや早朝のフライトでも安心。ショップはコンビニエンスストアと、第3ターミナルの免税店が24時間営業しています。

成田空港は原則として24時〜翌朝6時まで離着陸ができません。ターミナルによっては夜間に一部閉鎖されるフロアがあり、多くのショップ・飲食店は23時頃までに閉店してしまいます。各ターミナルにコンビニエンスストアがあり、第3ターミナル本館2階の出発ロビーは24時間利用できるので、早朝に空港へ向かうときは覚えておきましょう。先ほどご紹介したカプセルホテルも、空きがあれば24時間利用可能です。

羽田と成田の違い【5】:使用料・サービス料

各空港ではフライトの利用に際して、以下の料金が設定されています。
・国際線旅客サービス施設使用料(PSFC)
・国際線旅客保安サービス料(PSSC)
・国内線旅客施設使用料(PFC)
そこで、大人(12歳以上)の使用料・サービス料に絞って、羽田空港と成田空港の違いを比べてみましょう。(T1などの表記はターミナルを表します)
■国際線旅客サービス施設使用料(出発)
羽田空港:2,950円
成田空港 T1&T2:2,460円
成田空港 T3:1,370円
■国際線旅客サービス施設使用料(乗継)
羽田空港:1,470円
成田空港 T1&T2:1,230円
成田空港 T3:690円
■国際線旅客保安サービス料
羽田空港:なし
成田空港:550円
■国内線旅客施設使用料
羽田空港:370円
成田空港 T1&T2:450円
成田空港 T3:390円
上記の料金は航空券を購入するときに合わせて支払うもので、成田空港第3ターミナルの使用料が安い、という点は要チェックです。

羽田と成田の違いを知って賢く使い分けよう!

都心部にお住まいの方や遠方から新幹線を乗り継いで空港まで向かう方は、アクセスしやすい羽田空港が便利。千葉や北関東の方は成田空港の方がアクセスしやすい場合があるので、移動にかかる時間やルートを確認してみましょう。
JALやANAなど主要な航空会社は羽田と成田どちらも就航していることがほとんどなので、航空券の価格やフライトスケジュールなどから選ぶといいでしょう。価格重視でLCCから選びたい方は、就航路線が多い成田空港がおすすめです。
また、航空券の価格を比べるときは空港までの移動費用や空港使用料などを足すのも忘れずに!目的地までのトータルの移動時間についても、自宅から空港までの所要時間を考慮する必要があります。違いを押さえて、賢く使い分けてくださいね。
※本記事は概要を説明したものです。記載の料金、就航路線や営業時間、施設情報などは、2024年3月現在のものです。最新情報は公式サイトなどをご確認ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
トラベルjp 編集部

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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