元SKE48・加藤智子率いる新ユニット・DREAMING MONSTERお披露目！　全員20歳以上の大人メンバーが「夢の続き」を始動

お披露目ライブを開催した、元SKE48・加藤智子率いる大人アイドルユニット・DREAMING MONSTER(C)De-View

　元SKE48・加藤智子が参加する7人組大人アイドルユニット『DREAMING MONSTER』のお披露目ライブが22日、原宿アストロホールで開催された。

　『夢の続きをもう一度』というコンセプトを掲げ、“20歳以上の女性であればだれでも応募可能”という形で募集したTWIN PLANET主催の『大人アイドルオーディション』。全国から集まった様々な肩書の約600名から、3次にわたる審査を経て厳選された中山安美、松本優子、吉井渚沙、櫻井希、藤方彩乃、水口奈美の6名。そこにSKE48を卒業し、ミスFLASH2014グランプリの肩書きを持つ加藤智子を加えた7名で新ユニット『DREAMING MONSTER』が結成された。

　6月7日の最終オーディションでのメンバー発表以来、この日を待ちかねていたファンがアストロホールに集結。オーディション時の映像がスクリーンに流れ、「夢の続きをもう一度」の文字が現れると、7人がステージに登場しオリジナル曲『getta chance』を披露。結成の発表から約1ヵ月半ながら、この日に合わせて仕上げてきた全力のパフォーマンスに大きな歓声が贈られる。

　1曲目を披露し終えて、少しほっとした笑顔を見せるメンバーは、このお披露目のために準備したキャッチフレーズを披露。アイドルライブでは普通の光景だが、リーダーの加藤以外は慣れておらず緊張気味。大人アイドルと銘打ちながらも初々しさがあふれ、噛んだりセリフが飛んだりする姿にも「かわいい！」「がんばれ！」の声が飛ぶ。それでも懸命にファンとともにコールアンドレスポンスを完成させていく中で、会場の一体感が生まれていった。

　加藤の自己紹介のときには、SKE48時代からのファンと思しき「久しぶりー」の声。以前から使っている「ともこ　もこもこ～っ　ふわふわ　もこもこ～っ」というキャッチフレーズには、ひときわ大きなコールが起きた。さらに加藤は「ここで名言を言います」とハードルを上げ、「人間は苦労してこそ輝くものだと思います」と一言。シンプルな言葉ながら、夢を諦めずに始動した今のDREAMING MONSTERにはふさわしい言葉。そして「みんなどれだけ泣いてきたか…。これからこのメンバーでキラキラ輝いていくので、目に焼き付けてください」と呼びかけた。

　続いて「メンバー全員、いくつになっても挑戦する気持ちを忘れない」という決意を込めた『Top of the Tokyo』を歌ったあと、メンバー一人ずつがマイクを取った。「CDデビューをしてオリコンTOP10！　モデルや女優として活躍する存在になってドリモンのことをもっと知ってもらいたい」（水口奈美）、「個人としてもグループとしても知名度を上げてCMに出たい。チーズフォンデュが好きなので、食べ物のＣＭに出たい」（櫻井希）「得意の歌でソロとしても活躍して行きたいんですけど、持ち前のボケを活かして、バラエティ番組や、釣り好きなので釣り番組に出たい」（中山安美）「個人としては舞台に立って演技の面白さを知ったので。女優の活動の幅を広げたい、チームの夢はアストロホールの2倍キャパでやれるように（「2倍でいいの？」とツッコミ）…武道館に行けるぐらいになれるように！」（加藤智子）、「姫の夢は星の数ほどあります!!　アイドル界No.1プリンセスになること、話すことが好きなのでトーク番組とか、お天気お姉さんとか……（中略）……ダンスでは負けたくないのでソロを踊りたい！　そしてドリモンの振り付けも担当したい」（藤方彩乃）、「夢は世界進出です！　このオーディションに応募して、アイドルになったきっかけも、一人でも多くの方に笑顔になってほしいからなので」（松本優子）、「最終的な夢は女優になること。それまでに叶えたいのは納豆のCMに出ることです！」(吉井渚沙)、とそれぞれ、個人、チームとして追いかける夢を語るメンバーたち。「みんなの夢を聞いて、いっそう絆が深まったと思います」と加藤。

　最後の曲として、オーディションのときから歌ってきた、想い入れの強い『youthful days』を披露。お披露目ライブを無事に終えて、加藤は「リハーサルから見ていたんですが、メンバーはファンの皆さんと一緒に過ごしているとこんなにキラキラ輝くんだって、今ステージでびっくりしています。頼もしいメンバーに囲まれて私も幸せです。このメンバーに負けないように、私もポンコツなんですけど（笑）、リーダーとして引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」と笑顔で語った。ファンの盛り上がりに、去りがたいメンバーは「最後にもう1曲だけ歌ってもいいですか？」と、持ち歌3曲のなかから『Top of the Tokyo』を全力でパフォーマンスした。

　全員が“大人”のメンバーであっても、その想い・夢はピュアなままであることが伝わったお披露目ライブ。アイドルという舞台で、それぞれの夢の実現を目標に「何かを始めることは、いくつになっても遅くはない」とこれからの活動で体現してくれるはずだ。この後DREAMING MONSTERは29日に新宿ReNYで対バンライブに出演、30日に大阪・なんばHatchで関西コレクションプロデュースの学生ランウェイで、2500人の前でパフォーマンスを行う。