3人組ガールズユニット・Buono!が、初のフランス公演の模様などを収めた写真集『Buono! In Paris〜C’set Bon!〜』を発売。その記念イベントを、27日、東京・福家書店新宿サブナード店で開催した。最近ではバラエティ番組でも人気のメンバーの“ももち”こと嗣永桃子は、イベント前の記者会見で、「海外のファンの方にも、ももちにもっとメロメロになってほしい」など、ももち節全開で報道陣を笑わせた。

　Berryz工房の嗣永桃子、夏焼雅、℃-uteの鈴木愛理による3人組ガールズユニット・Buono!のライブ写真集の第3弾が発売。パリでの公演『Caf'e Buono! In Paris』のライブ密着写真や、凱旋門やエッフェル塔などパリでのオフショット、2月に東京で行われたライブのステージ写真などを収録している。

　イベント前の記者会見に登場した3人。「フランスには今回初めて行きました！」という鈴木は「本物のモナリザを見て感動しました。モナリザを見た感動って後になってからじわじわと来るんですよね。また本場のクロワッサンもおいしかった！」とフランスでの思い出を振り返る。嗣永は「エッフェル塔を見られたことが印象に残りました。でも、遠目から見ただけなので、今度は頂上まで登りたいです！」と話す。

　また「セーヌ川で、鍵に願い事を書いて飾ると、その願い事が叶うという橋があって、そこでみんなで願い事をしました」（夏焼）とことだが、3人がそれぞれお願いしたことは…。「またパリに来れますように。今度はプライベートでいろんな街を観光したいです」（鈴木）、「長生きできますように」（夏焼）と話す中、嗣永は「万人受けしますように！」。バラエティ番組で“ウザいキャラ”として注目度上昇中の“ももち”こと嗣永。一部の男性ファンにしか受けないと思われるが、「でも、それ（幅広い層に人気が出ること）はすぐそこまで来ていると思います！」と自信満々に語った。

　初めてのフランスでのライブを経験した感想について鈴木は「お客さんの雰囲気がいつもとは違い、緊張感がすごかったです。すごい歓声で、1曲目の『初恋サイダー』は私が歌い出しのパートなんですが、リズムをとるのが大変でした」と振り返る。

　「いつも見てくれるファンの方は、アイドルとして見てくれることが多いけれど、現地ではロックファンの人が多く、ロックミュージシャンのように応援してくれました」と話すのは夏焼。そして「やはり言葉で思いをうまく伝えられないのは難しかったです」という。「だから、私たちの思いをフランスのお客さんに伝えたくて、フランス語で手紙を書いて、それをステージで読み上げたんですね。最初の『今日はみなさんにお手紙を書いてきました』という意味の一文は桃子が読んだんですが、発音がよくなかったのか全く反応がなくて…」。すると嗣永は「国境を越えても、うっとおしがられているのかなと思いました」と、ここでも自虐コメントで取材陣を笑わせた。その後、無事に手紙の内容は伝わり、歓声を浴びたそう。

　そんな嗣永、海外ライブを経験した上で今後の目標としては「これから、もっとフランスの方だけでなく海外のファンの方にも楽しんでもらいたい。海外のファンの方は動画サイトなどでミュージックビデオを見てくれると思います。だから、もっとミュージックビデオの映りがよくなって、ももちにもっとメロメロになってもらいたいです！」と、ここでもちょっとウザめのコメント。

　最後に写真集について嗣永は「フランスでの様子はもちろん、東京でのライブの様子を通して、3人の“おとももち”（「おともだち」の嗣永語）な仲のいい感じや、かわいい3人の姿を見てもらいたいです」とPRした。

　写真集『Buono! In Paris〜C’set Bon!〜』は角川グループパブリッシングより発売中。3000円（税込み）。またBuono!は8月25日から横浜・大阪の2カ所でライブを開催する。