『夏に飲みたい飲み物』のランキングでは、“日本の夏の定番”とも思われる【麦茶】をおさえて【サイダー（ソーダ・ラムネなど含む）】が1位になった。「シュワシュワ感でスカ〜ッとしたいから」（愛知県／20代／女性）「炭酸でさっぱりしたような気分になる」（愛知県／10代／男性）と、炭酸の刺激がもたらす独特の爽快感が、夏の暑さを忘れさせてくれることを理由にする人が多かった。また「夏はのどに刺激がほしくなる。さっぱりできる」（東京都／10代／女性）というように、その「爽快なのどごし」（埼玉県／20代／男性）も支持された大きな理由だろう。

　以下、3位には汗をかく夏にはぴったりの【スポーツドリンク】、4位【コーラ】、5位【アイスティー】とランキングが続いていく。

　次に調査したのは『夏に食べたい料理』のランキング。1位と2位には冷やした麺の代表格で、“夏の主食”といっても過言ではない、【そうめん】（1位）と【冷やし中華】（2位）がランクインした。

それに続くのは今や国民食ともいえる【カレー】。タイカレーやインドカレーなど種類も豊富で、多種多様なスパイスを使用しているので、食欲がなくなる夏にはぴったりの料理ということだろう。

　夏といえばキャンプや川遊び。その際に欠かせない【焼肉・バーベキュー】が5位。以降は6位【冷麺】、7位【カキ氷】と続いていく。夏は食べやすいものを求めるせいか、ツルっといけて、冷やすことができる麺類が多いランキング結果となった。 　続いて、夏の風物詩のひとつ、“海”にぴったりな飲み物と食べ物についての調査。

　 『夏に海で飲みたい飲料水』ランキングでも、【サイダー（ソーダ・ラムネなど含む）】が1位になった。「爽やかなのどごしが海にぴったり」（沖縄県／20代／女性）、「爽やかな感じ」（兵庫県／10代／男性）と、炭酸が持つ独特の爽快感や爽やかさに多くの人は「海を連想する」（愛知県／20代／男性）ようだ。また「海を見ていると、テンションが上がって炭酸が飲みたくなる」（神奈川県／20代／女性）、「楽しい気分が続きそう」（神奈川県／10代／男性）など、炭酸が持つシュワシュワ感が楽しい気持ちを演出しているようだ。

　2位には【コーラ】がランクイン。同じ炭酸飲料ながら、爽やかさが求められる夏には、色の“透明感”の差が票差となり表れたのだろう。3位以下は定番ともいえる顔ぶれの3位【麦茶】、4位【スポーツドリンク】、5位【ウーロン茶】と続く。

　次は、『夏に海で食べたい料理』のランキング。夏の浜辺で食べたいのはいったいどんな料理なのか？

　結果を見ると、海の家の定番メニューがずらりと並ぶランキングとなった。1位は【焼きそば】。海で泳ぐとおなかもすくし、体も冷える。そんな時に「“温かく”かつ“さっと食べられる”」（東京都／20代／女性）という【焼きそば】は、“空腹”と“体を温める”というふたつの要求に応えてくれる。また“鉄板で焼く”という調理法や、“海で食べる”というそのシチュエーションが「家で食べるのとはひと味違う」（京都府／20代／女性）という気持ちにさせるのも、1位となった大きな要因だろう。

　2位は【かき氷】。「海を想像すると“氷”と書いてある旗が思い浮かぶ」（滋賀県／10代／女性）というように「イメージ的に」（広島県／20代／男性）“海＝かき氷”の構図が意識にすり込まれている人が多い様子。

　3位は浜辺の代表的な遊び“スイカ割り”でも使う【スイカ】がランクイン。続いて4位【アイス】、5位【ラーメン】と、冷たい食べ物と温かい食べ物が混在するランキングとなった。

　ふたつのランキングで1位となった【サイダー（ソーダ・ラムネなどを含む）】が、その独特の爽快感で、夏に求められる飲み物として大いに存在感を発揮する結果となった。