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流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#148 今週の急上昇キーワード(更新日:2011/08/10)
社会科見学
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今回の調査内容
シュークリーム・エクレアの『モンテール』へ行ってきた
こだわりの新商品『かりんとうエクレア』とは!?
こだわりの新商品『かりんとうエクレア』とは!?
 とにかくこだわりが非常に強いモンテールが、この夏新発売するこだわりのスイーツを紹介してもらった。その名も『かりんとうエクレア』。かなりユニークな新商品だ。開発担当の吉野さんにお話を聞くことができた。

――非常にユニークな商品なのですが、なぜかりんとうなのでしょう?
吉野さん「洋菓子業界で、昔ながらのお菓子を洋菓子風にアレンジする傾向があり、弊社でも企画を進めていたところ、白羽の矢がたったのが“かりんとう”でした。かりんとうを洋菓子風にアレンジして、弊社らしくチルド感のある“生かりんとう”のような商品ができないかと考えました。かりんとうの原料として使う黒糖は沖縄黒糖。沖縄の食材は人気なので、『人気の食材×昔ながらのお菓子』という組み合わせで、これは行けるんじゃないかと。あとは、エクレアの形がかりんとうに似ているっていうのも理由のひとつですね(笑)。消費者の方に分かりやすいっていうのも大切なことですので。」

 なるほど、確かに形は似ているかもしれない……。しかし、洋菓子でかりんとうというのは想像しにくい。どのあたりがかりんとうなのだろうか?

――かりんとうを商品化するのに苦労したことは?
吉野さん「“かりんとう感”をいかにして出すかということです。ただ黒糖を使ったというだけでは“黒糖エクレア”になってしまいます。それではダメなんです。ですので、とにかく食感にこだわりました。チョコではなくシャリシャリとした黒糖をコーティングすることで、かりんとうのような食感を出しました。時間がたっても食感が変わらないようにするのが特に大変で、“汗をかかない”(※)ようにするため開発段階で何度もやり直して完成しました。またクリームには沖縄黒糖から作った黒蜜が練りこまれているので、濃厚でありながらなめらかでさわやかな甘みに仕上がっています。」
※汗をかく……チョコレートの表面に水分が浮いてくること

――ほかにこだわったのはどんなところでしょうか?
吉野さん「パッケージにもこだわりました。市販のかりんとうのパッケージを参考にして、和っぽい書体にしました。見た目で“かりんとう”ということが分かるパッケージにしたかったからです。弊社の商品は“チルド感”があるパッケージが多いので、これはかなり異例のことといえます。ただ、それだけだと和菓子感が強すぎるので、実際のクリームが見えるような写真を入れることで“チルド感”も表現しました。」
書体は和っぽさにこだわった
書体は和っぽさにこだわった
コーヒーよりもお茶が合いそうな味だ
コーヒーよりもお茶が合いそうな味だ

 かなりユニークな商品だが、モンテールにとってもチャレンジなようで、全社員が注目しているそうだ。試作の段階でボツになるものも数多くあるようだが、食感も新しくて他社にはない商品なので、是非商品化したいと各部門が連携し合って開発した、熱い情熱のつまった商品なのだという。

  熱すぎる商品だが、味のほうはさわやかでさっぱりとしている。それはなんといっても黒糖のおかげ。コーティング素材が黒糖なので、通常のチョココーティングよりも油分が少ないこともさっぱりと食べられる要因かもしれない。あまり甘いモノが得意ではない隊員でもぺろっと食べることができた。

 モンテールでは、モンテールの商品を使ったアレンジレシピも提案していて、今は夏にぴったりのレシピを公開中だ。簡単に自宅で作れるものばかりなので、ホームパーティーの際などにぜひ活用してみたい。

 モンテールの安全への取り組みやおいしさの追求など、多くのこだわりを目の当たりにして、日本の物づくりの凄さを改めて実感した気がした。

 厳選した素材を使い、手間ひまをかけ、厳しい審査をパスした物だけが店頭に並ぶことができる……。店頭に並ぶモンテールのシュークリームを見たら、今後は愛おしい目で見てしまいそうだ。これからも、安全・安心でおいしいスイーツを作り続け、私たちのリラックスタイムを彩ってほしいものである。
協力:モンテール
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