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流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#115 今週の急上昇キーワード(更新日:2009/11/24)
手帳トレンド2010
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今回の調査内容
実用性を重視した手帳に人気集中
ボーダレスの中で起きている複雑な手帳選び
渋谷ロフトに聞いた、今年の手帳の動向
使用者29万人以上、『ほぼ日手帳』の魅力
編集部注目の最新手帳
使用者29万人以上、『ほぼ日手帳』の魅力
 使いやすさと、画期的なアイディアで、リピーター続出の『ほぼ日手帳』。その担当者(の1人)である、石川篤史さんに『ほぼ日手帳』の魅力、人気の秘訣について話を聞いた。

自分たちが使いたい手帳を作ろう

『ほぼ日手帳』担当・石川篤史さん
『ほぼ日手帳』担当・石川篤史さん
文庫本サイズとA5サイズの2個使い
文庫本サイズとA5サイズの2個使い
――まず、『ほぼ日手帳』ができたキッカケを教えてください。
 石川  最初は、学生が生徒手帳を持つような感覚で、自分たちが使うための手帳を作ろうということからスタートしました。それが、2001年に発売された2002年版です。当時は、市場に出すというよりも、自分たちが使いたい手帳を作ろう!という気持ちで作り始めた感じですね。

――『ほぼ日手帳』のこだわりは?
 石川  毎年、“もっと使いやすくするには?”ということを考えながら作っています。実際に自分たちが使って感じたことはもちろん、年2回のアンケートで、ユーザーの声を実際に聞いて、それを反映していきます。すごくシンプルなことですけれども、それが一番の大切にしていることですね。

――手ごろな値段で、いいものを作るのは大変じゃないですか?
 石川  僕たちの物づくりで基本となっているのは、“自分が、ユーザーとして使いたいと思うかどうか”なんです。値段も機能も上を見ればキリがありませんが、商品に対する値段が妥当かどうかを、いつもユーザーの立場に立って考えるようにしています。

自分流を模索する楽しさ

手帳にも着替える楽しさを!52種類ある最新手帳カバー
手帳にも着替える楽しさを!52種類ある最新手帳カバー
『HENRY CUIR(アンリ・クイール)』 とコラボした手帳カバー
『HENRY CUIR(アンリ・クイール)』 とコラボした手帳カバー
――『ほぼ日手帳』を作り始めて8年経ちますが、ユーザーに変化はありましたか?
 石川  書き込みをしたり、いろいろなものを貼り付けたり、自由にカスタマイズする人が確実に増えてきました。発売当初は、使用例を本で紹介したりしていたのですが、現在では、手帳をアルバムのよう使っている人もいたりして、手帳=スケジュールを管理するものという概念を超えたところで、自由に使ってもらっています。

――ちなみに、石川さんはどのように『ほぼ日手帳』を活用しているのですか?
 石川  僕は、現在、2009年版から発売されたA5サイズのcousin(カズン)と文庫本サイズの2つを使っています。文庫本サイズは、持ち歩きに便利なので普段用として、カズンは、会議やミーティングなど、たくさん書き込むときに使用しています。今回は、仕事とプライベートで分けてみましたが、もっと、楽しく使える方法があるんじゃないかと、模索している最中です(笑)。

――これから、『ほぼ日』としてチャレンジしていきたいことはありますか?
 石川  今回、『HENRY CUIR(アンリ・クイール)』という革製品のブランドを手がけるアンリ・ベグランさんとコラボして、『ほぼ日手帳』のカバーを作成することになりました(12月に数量限定・抽選販売)。『アンリ・クイール』は、あまり、コラボレーションをしないブランドなのですが、糸井重里がずっとここの商品が好きで使っていたことと、アンリさんと取材でお会いしたことがキッカケとなり、今回実現することができました。『ほぼ日』からもイタリアの工房にうかがって、革をカットするところから、刺繍を入れるところまで、製造工程を最初から最後まで見せていただきました。抽選販売なので、全てのお客様の手元に届くわけではないのですが、これからも、ユーザーの方のご意見をしっかり聞きながら、作り手がその「モノ」に込めた思いをほぼ日手帳や「ほぼ日」で作っている商品を通じて伝えていきたいと思っています。

[ほぼ日手帳2010]
『ほぼ日ストア』ほか、全国のロフトにて発売中。
※販売終了になっている商品もございます。予めご了承ください。

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ほぼ日刊イトイ新聞:http://www.1101.com/home.html
ほぼ日ストア:http://www.1101.com/store/index.html
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