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流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#097 今週の急上昇キーワード（更新日：2009/06/16）
ぷちオーダー
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今回の調査内容
自分だけの“オンリーワン”シューズが作れる！！
あの『ティンバーランド』で自分だけのオリジナルブーツが作れる！！
オリジナルメガネで個性を演出！！
～番外編～オンリーワンを自分で作る『デコ・クロ』って！？
～番外編～オンリーワンを自分で作る『デコ・クロ』って！？
　今回は手軽に出来るオーダーメイドの商品をテーマにいくつか紹介してきたが、最後は番外編ということで、『デコ・クロ』なるものをご紹介しよう。

　『デコ・クロ』とは“ユニクロ”を“デコレーション”することで、ファッションに特化したSNSサイト『OCアイランド』にある『デコ・クロ部』というコミュニティが情報の発信源だ。早速『デコ・クロ部』にアポイントを取ると、こころよく取材をOKしてくれた。

　向かった先は、『デコ・クロ部』が活動の拠点としているバッグと雑貨を扱うアトリエショップ『Coquette』。ちょうどその日は初めての展示会が催されているところだった。

　 対応していただいたのはデコ・クロ部の初期メンバーで書記の鈴木さんと、同じく初期メンバーのOCアイランドの小笠原さん。
デコ・クロ部への疑問質問をぶつけてみた。

――『デコ・クロ部』創部のきっかけを教えてください

鈴木「最初はブログで宣言し個人的にデコ・クロ部がスタートしました。それが昨年の12月くらいです。そこに初期のメンバー10人くらいが集まって、今の形のようになったのが今年の2月です。」

小笠原「初期のメンバーにはファッション関係の人が多くて、部長の本間は雑誌や広告などで活躍するプロのスタイリストで、イラストレーターでもあるんですよ。」

――なぜユニクロなのか？

鈴木「やっぱり質がいいというのが、第一の理由です。」

小笠原「そう、質がいいんですよ。私はデコ・クロする際に袖を短くしたりので、1回縫い目をほどかなければいけないんですが、縫製がしっかりしているのでその時すごい大変なんです。それで質がいいのがよく分かりました（笑）。
あとは、デザインのよさもあると思います。リメイクしやすい、したくなる形をしているんですよね。まったく作り変えてしまうのでは楽しくないし、形を残しつつやりたいと思うんですが、それもきっと元の形がいいからだと思うんですよ。同じ服でも普通に着る用とデコ・クロ用のふたつを買ったりすることもあるくらいで、普通にユニクロが好きなんでしょうね。」

鈴木「最近では『UT』などに代表されるようにファッション性という部分の意識がかなり高まっていて、ジル・サンダー氏とのデザインコンサルティング契約を決めたこともそのあらわれといってもいいでしょう。」


　 店内の展示品も見させてもらったのだが、「これどうやって作ったの」と思う、難しそうなものから「もしかしたらこれならできるかも！？」なんて思わせる、シンプルなものまで様々。『デコ・クロ』とひと口にいっても、洋裁・刺しゅうの経験者には、自分で縫ったり、袖を縮めてみたりと上級者向けの楽しみ方があり、また裁縫が苦手、やったことがないなんて人には、コサージュやワッペンを布用のボンドでつけたりするだけの初級者的なやり方もあり、楽しみ方はいろいろあるのだ。

　ちなみに取材にうかがった『Coquette』にはデコ・クロ用のアイテム（リボンやワッペンなど簡単に取り付けられるアイテム）が数多くそろっていた。興味がある人は1度のぞいてみるといいかもしれない。

展示していた『デコ・クロ』の一例 帽子についた鹿がキュート！！
展示していた『デコ・クロ』の一例
帽子についた鹿がキュート！！

展示していた『デコ・クロ』の一例 帽子についた鹿がキュート！！
『Coquette』にはデコ・クロ用のアイテムがたくさん置いてあるのだ！！

初級編『デコ・クロ』の一例 ボタンにもひと工夫 裾のレースは布用ボンドでつけるだけと簡単！！
初級編『デコ・クロ』の一例
ボタンにもひと工夫
裾のレースは布用ボンドでつけるだけと簡単！！

　 今回取材をしてみて感じたのは、彼らはユニクロに対して非常に愛情を持っているということ。いい物をさらによくするための手段として『デコ・クロ』があるのかもしれない。

　今後はワークショップなども積極的にやっていきたいといい、また男性だけの活動『男子デコ・クロ部』も始動したとのこと。今後は本家ユニクロとの競演なんてこともあるかも！？『デコ・クロ部』のこれからの活動に期待したい。
　さて、今回取り上げたのは【ぷちオーダー】の中でもほんの一例である。最近ではニーズが高まっているのか、様々なものの【ぷちオーダー】のサービスを見かけるようになった。「なかなか既製品の中にお気に入りを見つけられかった」なんて人は是非とも挑戦してみて欲しい。
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