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流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#059 今週の急上昇キーワード(更新日:2008/09/09)
TAIKOビクス
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急上昇の理由
 世はフィットネスブーム。新しいフィットネスが次々と脚光を集めている。そんな中「TAIKOビクス」なる、まったく新しいエクササイズが脚光を浴びているらしい。青山のオシャレなOLを中心に、女性にひそかなブームになりつつある、新エクササイズ「TAIKOビクス」を調査した。
今回の調査内容
WHAT IS 「TAIKOビクス」!?
「和太鼓」打つと頭も疲れる!?
最新エクササイズ 和太鼓×エアロビクス=『TAIKOビクス』
WHAT IS 「TAIKOビクス」!?
 TAIKOビクスとは、和太鼓とエアロビクスを組み合わせたまったく新しいエクササイズで、東京・青山の和太鼓教室「TAIKO(タイコ)−LAB(ラボ)(タイコラボ)青山」が昨年4月より開始した。健康や美容、日本の古典文化に興味のある女性たちの関心を集めている。

 それもこれも、和太鼓人気が再燃しつつあることが理由のひとつだろう。たとえば、和太鼓ブームの先駆けともなった「鼓童」は世界ツアーを大成功させ、もはや世界的なアーティストとなりつつある。日本での公演のチケットもすぐに完売する大盛況ぶりだ。また、もともとはゲームセンターで大人気のゲームだった『太鼓の達人』も家庭用ゲーム機に移植され、今年発売のニンテンドーDS版も人気を博している。

 一見そこまで激しい動きには見えない「和太鼓」だが、実はかなり運動量があるらしい。それに目をつけて生まれたのが「TAIKOビクス」。いったいどんなものなのか、まったく想像がつかない。……百聞は一見にしかず、体験してみるしかない。
「和太鼓」打つと頭も疲れる!?
 「TAIKO−LAB青山」は青山のとあるビルの地下1階にある。かなりオシャレなたたずまいで、入り口の和太鼓がなければ、和太鼓の教室だとは気づかないかもしれない。

女性にも入りやすそう ロゴもかわいくてオシャレ
女性にも入りやすそう
ロゴもかわいくてオシャレ

 着替えが終わると、早速スタジオに案内された。スタジオの中には大小のさまざまな和太鼓がおいてあり、中央には特に大きな和太鼓がデーンと鎮座している。しかし、こちらも和太鼓がなければ普通のダンスやエアロビクスのスタジオといった感じだ。“和太鼓”なんて聞くと、敷居の高さを感じてしまう人も多いと思うが、ここはまったくそんな感じはしない。これも、若い女性が集まる理由のひとつなのだろう。

バチや足袋、そして和太鼓も販売している!! あの大きな太鼓を打てたらかなりかっこいい
バチや足袋、そして和太鼓も販売している!!
あの大きな太鼓を打てたらかなりかっこいい

 出迎えてくれたのは花原京正先生と宮川真希先生。花原先生には和太鼓を、宮川先生には「TAIKOビクス」を教えてもらう。「TAIKOビクス」をやるには、和太鼓を知らなければならない。最初に花原先生に和太鼓の基礎を教えてもらう。さそくレッスン開始!!

花原京正<講師プロフィール>
花原京正
滋賀県彦根市出身。15歳で太鼓を始め、「彦根古城太鼓」に入団。イベントや催し物に出演。2002年、弟・秀正らと和太鼓集団“ゆう”を結成。2003年に上京しTAIKO−LABの講師になる。
また、和太鼓のダイナミックさを、平均年齢22歳の躍動感あふれるパフォーマンスで魅せるグループ「無限」のリーダー。2008年1月よりTAIKO−LAB青山にてマンスリーライブ「explosion」を展開中。和太鼓の魅力を力いっぱい爆発させ、観客に無限のアドレナリンを振りまいている。


◆POINT1.バチの持ち方

  まずはバチの持ち方から。バチは上下どちらで打っても問題ないそうだが、バチ先が丸くなっていると優しい音になり、角になっていると硬い音になるそうだ。本日は丸くなっているもので打つことになった。あまり下の方を持ちすぎると、打った時の反動でバチが飛んでしまうことがあるので、下から指2本分くらいの場所を握る。そしてあまり手に力を入れないで持つのがポイントだ。

激しく打つのでバチが折れることもあるそう 指2本と……
激しく打つのでバチが折れることもあるそう
指2本と……

◆POINT2.構え

 次は構え。まず太鼓がない状態で、立ち方を練習する。足を肩幅よりやや広めに開き、つま先を固定したままかかとを内側に絞り、ガニ股の状態にする。そして、お尻が後ろに突き出ないように意識して、背中から頭にかけて真っすぐになるようにする。そして肩の力を抜き、肩を落とす。これが基本的な立ち方である。この姿勢だと、腹筋が使われているのが分かる。これだけでも運動になっている気がする。

お尻を前にグッと持ってくる 筆者のへっぴり腰に先生も苦笑……
お尻を前にグッと持ってくる
筆者のへっぴり腰に先生も苦笑……

 そして準備運動もかねて、この姿勢のままスクワットをする。やっているうちに猫背になったきたりして、そのままの姿勢でいることはなかなか難しい。

のっけから意外とキツい どうしても猫背になってしまう
のっけから意外とキツい
どうしても猫背になってしまう

  続いて、バチの構え方。バチを持っている手の親指と人差し指の股が上向きになるようにする。腕はワキをしめすぎないようにして、バチ先が太鼓の真ん中にくるようにする。

力を入れすぎないように 真ん中が打てる位置に立つ
力を入れすぎないように
真ん中が打てる位置に立つ

◆POINT3.打ち方

  そして、いよいよ和太鼓を打つ。バチの動きは、鼓面の真ん中から一直線に上に振り上げて、再び鼓面の真ん中に戻るというのが基本。

  最初は、ひじの高さまでバチを上げて打つ練習。鼓面の真ん中から真っすぐにひじの所まで腕を上げ、そのまま力を入れずに振り下ろし、鼓面の真ん中を打つようにする。その際には呼吸にも気をつける。バチを引き上げるときに息を吸い、打つ瞬間に吐き出す。この一連の動きは、バチの高さが変わっても変わらないのだ。

上げて〜 下ろす!!
上げて〜
下ろす!!

 続いて、少しバチの高さを上げる。ひじを肩の高さまで上げて打つ。この時も基本は先ほどと一緒。しかし、バチの高さが高くなった分、真ん中を打つのが難しくなった。そして、太鼓を見すぎると背筋が曲がって姿勢が悪くなってしまう。そこは要注意ポイント。

 そしてさらに、ここで新しい要素が入ってくる。足の屈伸を使い少し腰を落として、その勢いで打つ。さらに力を加えられるようになるが、正しい姿勢を維持するのが余計に難しくなる。考えることが多くなり、少し大変になってきた……。

ひじを肩の高さまで上げる また猫背になっているのを注意される
ひじを肩の高さまで上げる
また猫背になっているのを注意される

  そして、遂にバチを目いっぱいの高さまであげて打つ練習。なんか本格的に打っている気がする。ここでも打ち方や呼吸などの基本は最初と一緒である。足の屈伸も使って、大きく打つ。何度か打った後、今までは軽く打っていたところを強く打つように言われる。手首は柔らかく、かつ強く打つ。……難しい。

ひざの屈伸も使って…… 力強く打つ!!
ひざの屈伸も使って……
力強く打つ!!

 そして、打って跳ね返ったバチを強く握り、鼓面に当てないようにする。そうすると音が「ドン」とひとつになりきれいになる。それからさらに打ち続けるのだが、大きく上げるほど真っすぐ下ろすのが難しい。やっているうちに無心になってきて、精神集中にも効果がありそうだった。

  失礼な話だが、ただ打てばいいのだと思っていたが、体の姿勢、バチの軌道など考えることが多く大変だった。しかし、一度構えの姿勢を覚えてしまえば、腕は自然に出てくるようになるらしい。筆者がその境地に至るまではどれくらいかかるのであろうか……。

演奏してるっぽくなってきた 先生のフォームは大きくて美しい 無心で打っていると仕事ことを忘れる
演奏してるっぽくなってきた
先生のフォームは大きくて美しい
無心で打っていると仕事ことを忘れる
<関連リンク>
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