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ORICON NEWS
憧れの「薪ストーブ」生活を手に入れた30代夫婦の“嬉しい”誤算「住むことがゴールではなくスタートだった」
愛読誌で衝撃の出会い「なんだこの遊び心しかない家は!」
――戸建てマイホーム購入までの経緯を教えてください。
【kuma】 私たちが愛読しているアウトドア雑誌に、よく「BESSの家」が掲載されていて、「なんだこの遊び心しかない家は!」と衝撃を受けたんです。当時住んでいた場所の近くに展示場があったので、遊びがてら見学に行ったところ、その魅力にどんどん惹かれて…。帰る頃にはBESS会員になっていました(笑)。そこからはとんとん拍子で…。
【kuma】 我が家はワンダーデバイスというモデルなのですが、この家のコンセプトが「挑む装置」なので、家でアウトドア感覚が味わえて、生活感のない遊び心のある空間にすることで、いつまでも飽きがこない楽しむ家にしたいなぁ〜という想いで家づくりをしました。
――近年大人気の「薪ストーブ」のある生活はいかがでしょうか。
【kuma】 メリットだらけだと感じます。インテリアとしてもカッコ良いですし、薪火でお料理だって出来ちゃいます。そしてなにより日々自然の火を見て癒されていますね。薪ストーブで家全体が暖まるので、部屋干しでも半日で洗濯物が乾いたり、光熱費の節約にもつながります。薪ストーブのおかげで、入居して未だエアコン暖房を付けずに快適に過ごせています。
【kuma】 導入時の初期コストが圧倒的にかかることです。もちろん、毎シーズン事のメンテナンスも必要になります。それと大量の薪が必要になるので、楽しんで薪活(薪を集めたり作ったりすること)が出来ない方はかなり苦痛かもしれません。ホームセンターや燃料販売店でも購入できますが、1日数十キロ消費するので費用がかかってしまいます。
――初期コストや維持費は「薪ストーブ」購入希望者の最も気になる部分です。具体的には…
【kuma】 薪ストーブの価格は工事費込みで約140万円でした。毎月の維持費は薪代として数千〜1万円くらいです。今は薪屋さんから購入していますが、今後は薪活予定なので、維持費0円を目指しています(笑)。
「木の家」の魅力は「コツコツと自分たち色に染めていく楽しみがあること」
【kuma】 私は、玄関入って正面に広がる土間空間です。2人の趣味がキャンプなのですが、大量のキャンプ用品を出し入れするのに大変便利で気に入っています。以前はアパートの2階から運んでいたので…。それを考えるとだいぶ楽になりました。
【kumaさん夫】 外のデッキと広くはないですがその前の庭(木々)です。庭の木々は妻が選んだのですが、これから1年で葉っぱが生えたり、実がなったり、四季を感じることができるのを楽しみにしています。春になったら、七輪で焼き鳥を焼いて、デッキで机を広げて友人を呼んでビールを飲むのも楽しみにしています(笑)。
――入居から2ヵ月、過ごしやすさ暮らしぶりはいかがでしょうか。
【kuma】 住むことがゴールではなく、スタートでした。住み始めてから靴棚に始まり、キッチンやキャンプ道具の収納棚など、DIYづくしでまだまだゴールが見えません(笑)。ですが、それが辛いのではなくコツコツと自分たち色に染めていく楽しみが「木の家」の魅力だと思います。これから春になると芝張りをしたり薪棚を作ったり、スローライフとは夢のまた夢ですが、数年後には我が家らしい「BESS」にするのが現在の目標です。
【kuma】 無垢の木をふんだんに使っているので、経年劣化を感じやすいですが、考え方を変えればこれもまた「味」なんですよね。私たちも歳をとれば、どこかメンテナンスが必要になるように、家も同じです。たっぷり手間と愛情を注いでメンテナンスしてあげたいです。何十年後かにはきっと、木の味わい深さが今よりぐんと増し、それが生きてきた証として残ります。そんな我が家で、家族と他愛もない日々を過ごせていたのなら、それでもう十分じゃないかな、と思います。
――今後、家づくりを考えている方へのアドバイスはありますか。
【kuma】 家づくりは本当に決める事がたくさんあります。家を建てると決めた時から、どんな暮らしぶりがしたいかを明確にしておくと、スムーズな家づくりが出来るのではないでしょうか。ご家庭ごとに予算もあると思うので、こだわる所はとことんこだわって、多少妥協できる所との区別をしておくと良いと思います。自分達の家ですが、的確にアドバイスもくれたので、気の合う営業の方に出会うのも、マイホームを後悔しないためのポイントかもしれません。