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(更新: ORICON NEWS

渡韓準備バッチリ!“ノービザ”韓国への『最新版』入国&帰国方法総まとめ【ハングクTIMES Vol.79】

ハングクTIMES
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
こんにちは。韓国在住の編集ライター、二俣愛子です。韓国は、11月1日からノービザで入国可能になることが決定しました。そこで、以前に増して韓国に足をのばそうと考えている方は多いのでないでしょうか?

しかしながら、ノービザとは言え、事前にやらなければいけない手続きがあります。「ノービザだからパスポートさえあればいいんでしょ?」と思って何もしないでいると、出国できないということにもなりかねません。

今回は、韓国から日本に一時帰国していた私が、どのように手続きを行ったのかについて手順を追ってご紹介したいと思います。渡韓の際のご参考になさっていただければ幸いです。

出国前1:出国72時間前に『K-ETA』の申請をするべし

『K-ETA』とは、“旅行許可制”のことで、これを申請することでビザがなくても90日間の滞在資格を得ることができるというもの。申請したら終わりではなく、許可を受けなければならないので、出国前72時間以内に行うのがベストです。

申請方法は、以下のサイトにアクセスして行います。

https://www.k-eta.go.kr/portal/apply/index.do(外部サイト)

対応言語は英語または韓国語のみなので「できるのかしら!?」と不安になる方もいらっしゃると思いますが、ご安心ください!以下に日本語で詳しく紹介されていますのでこれを見ながら行えば簡単に申請できます。

※韓国観光公社公式HP(外部サイト)

申請時に必要なのはパスポート、顔写真(スマホ撮影可)、申請料10,000ウォンです。申請が完了したら、その後登録したアドレス宛に許可証が届いたかどうか確認をします。私が申請したときは数時間で許可証が届きましたが、いつ出国するかによっても異なるようで、申請日と出国日が近い場合は優先的に処理されるようです。

出国前2:チェックイン後には『Q-CODE』に登録

Q-CODEとは韓国側で求められる健康状態についての確認のために必要な登録で、申請後にはQRコードが発行されます。韓国に到着したら入国審査の前にこのQRコードが求められるので、韓国に到着してから申請するのではなく、日本にいるときに申請してしまうほうがスムーズです。

【Q-CODE】
https://cov19ent.kdca.go.kr/cpassportal/biz/beffatstmnt/main.do?lang=en(外部サイト)

近畿日本ツーリスト(外部サイト)」が日本語で登録方法についてわかりやすく解説していますので、チェックしていただければ簡単です。

韓国に到着:『Q-CODE』のQRコードをチェック

韓国に到着したら、入国審査の前に『Q-CODE』の内容を読み込むためにQRコードとパスポートをチェックする場所がありますので、そちらへ。その後は、一般の入国審査と同じです。パスポートと、機中で記入する「入国カード」で入国審査を済ませたら、出口付近で「税関申告書」を渡せばOKです。

ちなみに、少し前まではこの『Q-CODE』の登録をしないで入る人が続出していて、入国審査前の広場には『Q-CODE』の登録をする人たちで溢れていたのですが、今回はそういったこともなく、スムーズでした。

帰国時:6時間前までに『MySOS』に登録(必要書類あり)

日本に帰国するときに必要なのが、『MySOS』への登録です。これに登録しておくことで、日本に帰国する際、韓国の空港でのチェックイン時や、日本の空港についてからの流れがスムーズになり時間をかけずに検疫を終えることができます。

注意したいのは、登録時にパスポート以外に必要な書類があるということ。それが以下のいずれかになります。

・ワクチン3回接種証明書(日本語または英語)
・医療機関等で発行されたコロナの陰性証明書(出国前72時間以内に受けたもの)

これらのいずれかを、MySOS登録の際に写真を撮ってアップロードします。

ワクチン接種証明書は、韓国に行く前に日本で取得しておきます。陰性検査証明書については、72時間以内なので例えば日本で検査を受けてから72時間以内の帰国であれば日本で発行したもので問題ありません。

また、韓国の医療機関で検査を受けて発行してもらう場合、医療機関であればどこで検査してもよいというわけではありません。日本語または英語対応で必要な情報が記載された証明書を発行してもらえる場所でなければなりません。となるとどこで受けたらいいの?と悩まれると思いますが、おすすめの場所は「シロアムクリニック」です。

施設はちょっぴり古いのですが、都心からのアクセスもよく、何よりここのスタッフや先生が日本語に堪能なので何か気になることがあってもすぐに聞くことができるのと、日本からの旅行者に慣れているので、接客も非常に丁寧。必要書類についてもお手の物。安心です。

ちなみにここは美容クリニックなのですが、施術についても非常に優秀なので、陰性証明書のための検査がてら施術をしてもらうというのもおすすめです。

また、ワクチン接種証明書または陰性であることを証明する検査証明書は、どちらも印刷したものを持っておきましょう。私が韓国から日本に帰国する際には、韓国の空港のチェックイン時に書類の提示を求められました。ただし注意点がひとつ。

出発日が11月14日以降の方の場合は、『MySOS』ではなく『visit Japan web(外部サイト)』から登録をします。

どうやら14日以降はこちらに移行していくようです。必要な書類などは『MySOS』登録時と変わりません。

日本到着後:空港で『MySOS』を提示する

MySOSを登録すると審査がはじまり、早ければ数分で、画面が赤から青または黄色に変わります。お子さんがいる場合は、同伴者登録をすることができるので、こちらもお忘れなく。日本の空港に入ったあとは、青または黄色になった画面を見せるだけでOKです。

『visit Japan web』についてはどのような表示になるのか現時点では不明ですが、QRコードが発行されるようです。また、11月1日から使用可能になります。

コラム:小さな子ども連れだとすべてが優先に

最後に、ちょっとしたコラムネタを。今回の日本への一時帰国では2歳の子どもと一緒だったのですが、小さな子ども連れだとさまざまなシーンで優先的に通してもらえて驚きました。ベビーカーを持ち込んでいる人は目立つこともあってか、特にベビーカーを押している人に対して職員さんがすぐに声をかけている印象でした。

チェックイン、荷物検査、検疫、入国審査など長蛇の列ができている中、優先レーンに案内していただき、ほぼ並ばずに通れたのがとてもありがたかったです。特に外国での入国審査はかなり並ばなければならないのがストレスですよね。これがスムーズにさっと通れたので快適でした。

ノービザでも事前登録は必須!さっと済ませて旅を快適に

韓国への入国はノービザになったとはいえ、以前と同じようにパスポートさえあればOKというわけではなくなりました。今後、もっと緩和されていく可能性はありますが、必要な登録は事前に済ませて、ぜひ楽しい韓国旅を楽しんでください。
ライタープロフィール
二俣愛子(ふたまた・あいこ)
韓国在住。日本でファッション雑誌の編集者として働いた20代を経て、セブ島とロンドンに短期留学後、webメディアの編集とフリーランスの編集ライターとしても活動。留学中に出会った韓国人男性と3年半の遠距離恋愛後に結婚し渡韓。現在は日本メディアへの執筆・PR・日本企業と韓国企業をつなぐ仲介をしている。インスタグラム【@aiko_shin4】。オンラインのジュエリーセレクトショップも運営【@owol__official】。

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