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『トイ・ストーリー』ファンも納得! バズ・ライトイヤー“仲間思い”のルーツとは?

 ディズニー&ピクサー作品として約2年ぶりに映画館の大スクリーンに帰ってくる! 『バズ・ライトイヤー』(7月1日公開)は、「トイ・ストーリー」で誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの、知られざるルーツを描く感動のファンタジー・アドベンチャー。待ちに待った公開を記念して、「トイ・ストーリー」シリーズをおさらいしつつ、本作の見どころを映画ライターのよしひろまさみちさんがレクチャー。これを読めばより映画を楽しめること間違いなし!

1:アンディが夢中になったバズ

 おなじみ「トイ・ストーリー」シリーズのバズ・ライトイヤーが主人公の本作。あれ? なんかキャラデザイン違う? と思いますよね。そうなんです。今回のバズは人間キャラ。というのも、アンディが夢中になったおもちゃのバズは「その当時の子どもが熱狂した映画の主人公だから商品化された」という設定だからです。『トイ・ストーリー2』で明かされたとおり、ウッディも人気テレビ番組の主人公だったでしょ? だったらバズは、『スター・ウォーズ』級のSF超大作のヒーローであるべき。ということで、今回のバズは人間で、しかも超かっこいいスペース・レンジャーなんです。

2:冒頭20分のエモ展開は「ウラシマ効果」

 冒頭が超エモいと話題の本作。なぜエモいかはスクリーンで実際に観ていただくとして、その鍵となるキーワードを。「ウラシマ効果」という言葉が出てきます。これは、浦島太郎の物語になぞらえた相対性理論が予言する現象。宇宙旅行において、宇宙船がハイパー・スピードに近づけば近づくほど、宇宙飛行士と地上の人の時間にずれが生じてしまうんです。バズは地上に残した人たちのために、ハイパー・スピードに近づくためのミッションを繰り返すんだけど、その間に地上では数年、数十年の時が経ってしまい…。あぁ、これ以上は言えない。たとえるならば、20分弱で『カールじいさんの空飛ぶ家』のオープニングにも似たエモさをお約束。

3:バズの相棒、癒やし系猫型ロボットほしい!

 バズの相棒として登場する猫型の超ハイスペック友だちロボット、ソックス。めちゃかわいいだけでなく、『ベイマックス』のように持ち主の心を癒やそうと務めてくれるんですよ。それだけでもほしくなるというのに、ソックスはさらにデキるヤツ。バズが宇宙ミッションで居室を空けている間(バズにとっては数分間、ソックスにとっては数年)、バズがどうしてもほしい計算式を必死に探り続けてくれるんです。バズもこの快挙には驚き。一気に彼らの関係は縮まります。ちっちゃいのに、こんなに頼りになるロボットがいたら…と、心から嫉妬しちゃいますよ。

4:ウッディとの旅路に似たテーマ

 『トイ・ストーリー4』でウッディが最後にとった行動、覚えてます? それまでのウッディは「おもちゃは誰か特定の子どもの所有物であるべき」と考えていたけど、この作品でウッディは長い旅路で得てきた「自分の人生に課せられた使命とは?」という問いに立ち向かいます。そして、『バズ・ライトイヤー』のバズも同じ問いに挑んでいく姿が描かれます。そのテーマは序盤だけでは全くわかりません。が、あるシーンからガラリと様相を変え、「トイ・ストーリー」シリーズが紡ぎ続けてきたテーマに近づいていきます。

5:名言の由来、宿敵ザーグの正体は?

 おもちゃのバズにインプットされていた「無限の彼方へ、さあ行くぞ」の理由は、本作で明らかに。それはバズの盟友アリーシャとの合言葉。彼女とバズは、尊敬し合う素晴らしき友人同士。そうです、本作は友情の物語なんですよ。

 それと、「トイ・ストーリー」シリーズのバズには宿敵がいましたよね。そう、ザーグです。本作ではそのザーグの正体にまで迫ります。その正体は……ここで言えるわけがありません。この作品の中で最大のネタバレ厳禁ポイントです。

 ただし、ヒントだけコソッと。ウラシマ効果が最大限に出てしまい数十年の時間が経過したとき、バズが戻った惑星にはザーグが司るロボット軍団が襲来。そこでバズは仲間たちとともにザーグを倒そうとするんです。

 ここから先はスクリーンで! 作品のどこにも無駄がなく、全部が伏線だったことに気づくはずですよ。

『バズ・ライトイヤー』(7月1日公開)

世界中で愛される“おもちゃ”バズ・ライトイヤーのルーツを描く物語

 「トイ・ストーリー」シリーズのアンディ少年の大のお気に入りの“おもちゃ”バズ・ライトイヤー。ウッディとともに“おもちゃ”たちのリーダーとして<誰よりも仲間思い>であるバズのモデルとなったのは、アンディが夢中になった大好きな映画の主人公“スペース・レンジャー”バズ・ライトイヤー。その感動のファンタジー・アドベンチャー映画こそ、本作『バズ・ライトイヤー』だ。ディズニー&ピクサー作品として約2年ぶりに映画館の大スクリーンに帰ってくる!
責任感は強いけど、他人に頼るのが苦手なスペース・レンジャー
任務中に不時着した“62年後の世界”――そこに親友は、もういない。

 有能なスペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したために、1200人もの乗組員と危険な惑星に不時着してしまう…。全員を地球に帰還させるため、相棒の超ハイスペックな猫型の友だちロボット・ソックスとともに危険なハイパー航行に挑むも――そこは、親友アリーシャすらもう居ない“62年と7ヶ月と5日後の世界”だった。そこで出会ったのは、ずっと孤独だったバズの人生を変えることとなる、イジーら個性豊かな仲間たち。だが同時に、思いもよらぬ“敵”も待ち受けていた──。

 “誰よりも仲間思い”のバズ・ライトイヤーの誕生には、涙なしには語れない深い物語があった──。バズとウッディたちの絆が世界中を感動の渦に巻き込んだように、本作のスペース・レンジャー“バズ”と新たな仲間との絆はどんなドラマを生み出すのか…? この夏、ディズニー&ピクサーが、まるでアトラクションを体験しているかのような壮大な映像美や、誰もが予想もできない驚きの物語で世界中に新しい感動を届ける。

無限の彼方へ、さぁ行くぞ!

監督:アンガス・マクレーン
制作:ギャリン・サスマン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開日:2022年7月1日
(C)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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