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『二十五、二十一』ヒットで韓国のスポーツドラマ&映画がアツい! おすすめ5選【ハングクTIMES Vol.50】

ハングクTIMES
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
こんにちは。韓国在住ライターの二俣愛子です。今季の韓国ドラマは、本当にハズレなしで毎週チェックするものが多いので、忙しく幸せな毎日を過ごしている今日この頃です。みなさん、韓国でも日本で大ヒット中のドラマ『二十五、二十一』は、もうご覧になりましたか? 本作の盛り上がりで、今再び注目を集めているのが“韓国のスポーツ作品”。まだ観ていない作品があれば、ぜひチェックしてみてほしいおすすめの韓国のスポーツドラマ&映画『ラケット少年団』『ストーブリーグ』『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜』『君に泳げ』『野球少女』5作品をまとめました。

『ラケット少年団』(ドラマ)

【あらすじ】
都会からド田舎に引っ越してきたユン・へガンは野球に打ち込む中学3年生。家族での引っ越し先は、海南西中学の弱小で廃部寸前のバトミントン部の少年3人と暮らす合宿所。ひょんなことからへガンもバトミントン部に入ることになり…。
【見どころ】
試合に勝つために汗を流す選手たちの姿や、甘酸っぱくキュートなロマンス、個性的なキャラクターたちのコミカルなシーンではげらげら笑い、思いやりにそっと涙。疲れきった心を爽やかに癒してくれるレモン水のようなドラマです。
そして、韓国の名作ドラマ『応答せよ』シリーズ、大ヒットした『賢い医師生活』の『賢いシリーズ』第1作となる『刑務所のルールブック(原題:賢い監房生活)』の脚本家ジョン・ボフン作家の作品というところから、「面白くないわけがない」と期待が高まる作品です。
そのため本作では、過去のジョン・ボフン作家の作品に登場してきた“ボフン組”の役者たちが多数参加しているのも見逃せないポイント。また、主演には今をときめく10代の名優たちが勢ぞろいしています。
『愛の不時着』で第五中隊の末っ子として登場していたタン・ジュンサンが幼い時にバドミントン界の神童的存在だったユン・へガン役、『女神降臨』では主人公の弟役で天真爛漫な役を演じたキム・ミンギが学校一の秀才役で出演。
現在『二十五、二十一』に出演中のチェ・ヒョンウクは、『二十五、二十一』と同じようにヒップホップ好きという設定もくすぐられます。また、子役として多くのヒット作に出演してきたキム・ガンフンもメインキャラクターで登場。声変わりしていて「大きくなったな〜」と親戚のおばさん目線で楽しめました。
また、韓国で大ヒットしたドラマ『家族なのにどうして』でコミカルなキャラを演じ話題を集めたキム・サンギョンがへガンの父でバトミントン部のコーチ役というのも個人的にアガったポイント。本作では父親としてコーチとして、時に厳しく時に愛情たっぷりに選手たちをサポート。笑って泣けて心がふわっと軽くなる青春スポ根ドラマは、必見です。
▼配信情報
Netflixシリーズ『ラケット少年団』独占配信中

『ストーブリーグ』(ドラマ)

【あらすじ】
「ストーブリーグ」とは、野球のオフシーズンに球団がチームの強化のために努力する時期のことを指すことばで、選手や監督の契約更新、移籍・加入などが行われる。そんなオフシーズン「ストーブリーグ」で行われる球団を支えるスタッフたちの物語。
万年最下位の球団「ドリームズ」を立てなおすためにやってきたゼネラルマネージャー、ペク・スンスは、野球経験はゼロだけれど過去に多くのスポーツチームを優勝に導いてきた敏腕GM。球団チームと対立しながらも彼ならではのやり方で鋭いメスを入れ、型破りな改革を進めていく。
【見どころ】
本作は「第56回 百想芸術大賞」テレビ部門ドラマ作品賞、「2020 SBS演技大賞」に主演のナムグン・ミンが大賞受賞、「第15回 ソウルドラマアワード」韓国ドラマ優秀作品賞をはじめ、この年の賞を総なめにして、韓国で社会現象にもなるほど人気を集めた作品。
主演のナムグン・ミンは、本作のPRのために韓国の大人気バラエティー『ナホンジャサンダ』に出演した際、幸運の動物と言われるウミガメを見るためにハワイの海をまわり、幸運にも見ることができたようすが放送されました。目標視聴率は17%と公言していましたが、地上波では一けた台の視聴率が平均的な中で、最高視聴率19%超えの快挙を達成したことも注目を集めました。
また、メインキャラクターのみならず、登場人物一人一人にスポットが当てられていて、彼らの悩みにも共感できるポイントがぎゅっと詰まっているのもハマってしまうポイント。加えて、本作からさらにブレイクを果たし、子役から大活躍する演技派女優のパク・ウンビンとナムグム・ミンは『ホジュン〜伝説の心医〜』以降6年ぶりの共演となったことも話題に。
この作品以降にはドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』で主演を果たしたチョ・ビョンギュの光る存在感にも注目です。“韓国の菅田将暉くん”だと思っているのは私だけでしょうか?
本作は、スポーツドラマでありながらも描かれているのは選手たちを支える運営スタッフたちの話で、企業ドラマとしての側面が強い作品ですが、不可能と思われていた高い壁にドスッとぶつかりながらも、仲間とともにそんな逆境を跳ね返していく強さと前代未聞の挑戦は、まさにスポ根そのもの! 胸が熱くなること間違いなしです。
▼配信情報
U-NEXT、dTV、Huluなどで配信中

『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜』(ドラマ)

【あらすじ】
ハノル体育大学の重量上げの女性エース、キム・ボクジュは水泳部のトップ選手で女子にモテモテのチョン・ジュニョンとひょんなことからトラブルになる。それがきっかけでジュニョンは、自分が小学生のころに助けてもらった同級生の怪力おデブちゃんがボクジュだったことに気が付く。
最初は昔のあだ名で呼ぶなど、からかっていくジュニョンだったが、ボクジュのことがどんどん気になる存在に…。
【見どころ】
現在大ヒット中のドラマ『二十五、二十一』に出演しているイケメン俳優ナム・ジュヒョクが、初恋にどぎまぎしてしまう大学生を演じ、その姿に「これはやられる〜」とキュンが止まらない作品。水泳部のトップ選手役のため、お決まりの上裸シーンもたっぷり。鍛え上げられたボディは目の保養にぴったりです。
また、ヒロイン役には、ナム・ジョンヒョク同様にモデル出身でスタイル抜群のイ・ソンギョン。この作品では彼女の飾らないキュートさが爆発しています。
そして見逃せないのが、この作品以降、2人は実際に恋愛関係に発展。2人はドラマ『チーズイントラップ』以降、二度目の共演。モデル時代から交友があったようです。交際期間は短かったものの2人の公開恋愛には好意的な声も多数寄せられていました。実際に好意を寄せあった2人の“リアル”なロマンスも見どころです。
▼配信情報
U-NEXT、Netflix、Prime Videoなどで配信中

『君に泳げ』(映画)

【あらすじ】
水泳界のプリンスとして脚光を浴びながらもある事件をきっかけにオリンピック代表選手候補から外されてしまうウサン(イ・ジョンソク)と、かつては天才スイマーと呼ばれていたウォニル(ソ・イングク)。
幼いころライバルだった2人は、廃部寸前の高校の水泳部で偶然にも再会したが、ウォニルは以前とは様変わりしていた。2人の初恋の相手のジョンウン(クォン・ユリ)も登場し、水泳と恋をかけた勝負が始まる。
【見どころ】
本作の脚本を手掛けたのはユ・ヨンア。映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、『7番房の奇跡』など、心に響くヒューマンドラマ作品を多数生み出してきた彼女が描く青春群像劇、と聞くだけでも気になる方は多いのではないでしょうか?
そして一番の見どころは、なんといっても2人のトップイケメン俳優、イ・ジョンソクとソ・イングクの共演。このビジュアル力は、ちょっと半端ないです。とにかく2人がカッコいいのなんの! ヒロインのポジションが最高に羨ましくなります。
2人とも今では主演をバリバリ張るトップスターですが、当時、有名作品には出演していたもののまだまだ若手俳優枠。それでも光る演技力は隠せません。そこに少女時代のクォン・ユリが登場。2人の心を支える存在であり、ミュージシャンとして成功することを夢見て頑張る姿も応援したくなります。
▼配信情報
U-NEXT、Prime Videoなどで配信中

『野球少女』(映画)

【あらすじ】
天才野球少女とたたえられてきたチュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手になる夢をかなえようとするが、女子という理由でテストさえ受けさせてもらえない。
母や友達など一番身近な人からも反対されてしまうが「私にもわからない私の未来が、なぜ他人にわかるるのか」と、理不尽な逆境のなかで葛藤しながらも自分を信じて突き進む。
【見どころ】
ドラマ『梨泰院クラス』ではトランスジェンダーの美少年を演じたイ・ジュヨンが主演。彼女は本作で「第45回ソウル独立映画祭」独立スター賞、「2020年 ニューヨークアジアン映画祭」国際ライジングスター賞、「2020年 アジアアーティストアワード」アイコン賞を受賞し、韓国で一番名誉ある賞と言われる「2020年 青龍映画賞」では新人女優賞にノミネートされ、一躍時の人になりました。
イ・ジュヨンは、モデルとなった実在の選手の努力と葛藤に向き合うために40日間の厳しいトレーニングを受け、すべてのシーンをスタントなしで演じ切ったことも高く評価されています。
周りから不可能と言われながらも、どうしてここまで情熱を傾けられるのか。何があっても決してあきらめずにつき進む、どこまでもひたむきな主人公の姿に胸が打たれます。
少数でも信じて支えてくれる人と、自分を信じて諦めずに努力を続けることが人生を変えるのことができると改めて教えてもらえます。「よし!私も頑張ろう!」とやる気スイッチを押してもらえるはず。今、前に進みたい人には必見の青春スポ根映画です。
▼配信情報
U-NEXT、Netflix、Prime Videoなどで配信中

前向きになれる韓国のスポーツ作品

韓国のスポーツ作品も、スポ根からロマンス、企業ドラマなどジャンルはさまざま。それでも共有しているのは「また頑張ろう!」と活力をもらえることです。『二十五、二十一』のあとには、韓国のスポーツ作品もぜひ。
ライタープロフィール
二俣愛子(ふたまた・あいこ)
韓国在住。日本でファッション雑誌の編集者として働いた20代を経て、セブ島とロンドンに短期留学後、webメディアの編集とフリーランスの編集ライターとしても活動。留学中に出会った韓国人男性と3年半の遠距離恋愛後に結婚し渡韓。現在は日本メディアへの執筆・PR・日本企業と韓国企業をつなぐ仲介をしている。インスタグラム【@aiko_shin4】。オンラインのジュエリーセレクトショップも運営【@owol__official】。

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