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「フライパン丸くなくてもいいじゃん…」キッチン台やシンクで自立する“四角いフライパン”の便利さに反響

 生活用品を販売するドウシシャが、四角いフライパン「sutto」を先月発売。自立するので片付けやすい、スープや具材が角から注ぎやすいなどの理由から発売前から反響を呼び、初回生産分は1週間で完売となった。フライ返しする際は丸い方が使いやすそうだが、これまで玉子焼き機以外に四角いフライパンをあまり見かけなかったのはなぜなのか。四角いフライパンの開発経緯とともに、同社広報担当の大竹惇さんに聞いた。

賃貸などキッチンが狭い家での収納が楽に、“四角型”のメリット・デメリットは?

――「四角いフライパン」を作ろうと思われたきっかけを教えてください。

フライパンの収納に悩んでいたことがきっかけです。収納しやすさを考えた時に「自立するフライパン」が収納しやすいのではないかという結論にたどり着き、「自立する」ためには四角が一番安定するだろうということで四角いフライパンの開発を始めました。

――大変だった点、苦労した点があれば教えてください。

とにかく自立する=収納しやすいことを意識しました。自立を安定させるためにフライパン側面に脚があるのですが、その脚の調節に苦労しました。0.0数ミリ単位での調節をしています。

――発売から反響はいかがですか。

おかげさまで販売から1週間程度で初回生産分は全て売れてしまいました。(店舗への出荷分含)
――どのような方々の利用が多いと感じますか。

キッチンが狭くて収納に困っている方にご利用いただけていると思います。賃貸住宅などで、どうしてもキッチンの広さが限られているという方が、収納が楽になったと仰っているのをみると、「狙い通り!」とうれしく思っております。また、洗い物の際にシンクで自立するのが便利というコメントもお見かけし、なるほど…とこちらが発見するパターンもありました。

――四角いことの利点と欠点をそれぞれ教えてください。

丸型に比べて、収納しやすいこと、調理面積が広いことが利点になるかと思います。Sutto独自の利点としては、取っ手が辺ではなく角についているので、フライパンから直接汁物を注ぎやすいです。ただ、普段使っているおたまやレードルで四角に逃げた食材をすくいづらいなどの欠点もあります。また、フライパンをあおるという行為がしづらいというところもあると思います。ヘラなどを使って炒めていただければ調理に問題はありませんが、慣れ親しんだフライパンをあおるという行為がやりづらいということに不便さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

――玉子焼き機は四角い形が一般的ですが、それぞれの利点がある中で、これまで圧倒的に丸いフライパンが主流だったのはなぜだと思われますか。

正確なことはわかりませんが、丸型の方が熱の伝導が均一で良いとされているのではないでしょうか。しかし、近年のフライパンはどれも熱伝導率の良い素材を使用されていることが多いので、そこまで問題にはならないかと思います。弊社以外にも四角いフライパンを製造・販売されていらっしゃるところは増えてきています。

コロナ禍による自炊需要にフィット、小さめの“サブフライパン”購入志向の高まり

――suttoのおすすめな使い方、意外な使い方があれば教えてください。

16cmサイズは市販の冷凍うどんがピッタリ入ります。インスタントのラーメンやレトルトのパウチの加熱などにも使いやすいし、18cmサイズは市販の冷凍餃子12個入りが6個×2列でピッタリ並びます。20cmサイズは対角線でパスタが茹でやすかったりと、こだわった調理はもちろんですが、このフライパン1つで済んでしまうワンパン料理やインスタント調理にも向いています。私自身がそうですが、男の一人暮らし的食生活にもフィットしています。

――スキレットなどのヒットもありましたが、昨今のフライパンの嗜好トレンドはどのように感じていますか。

売り場の動きを見ていると小さめのフライパンが売れています。コロナ禍による自炊需要で、2枚目3枚目のサブフライパンを購入される方が多いのだと思われます。「STAY HOME」「おうち時間」などと言われる中、可処分時間が増えました。それによって、普段は購入していた「自宅では作らない料理」を1からつくってみる方が増えているのではないかと思います。

――フライパン含め、今後どのような商品を提供していきたいですか。

これからも皆さんの潜在的なニーズを顕在化し、それを解決するような商品を提供していきたいと思います。

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