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錦戸亮が語る、ソロ活動一年半の”現在地”「自分で動かないと」
錦戸亮「なんやったんやろう?」って思ったりもしますけど、それは僕だけじゃなくて、みんなそうですからね。落ちててもしょうがないし、「“どうしていこうか”というところにシフトチェンジしないとな」って思ってました。生きているといろんなことがあるというか、「しょうがない」の一言に尽きますね。
――実際、錦戸さんは活動を止めることなく動いてましたからね。 8月にアリーナクラスの会場(東京・大阪)で9公演ものファンミーティングを開催し、10月には日本武道館での無観客2daysライブを開催。1日目は弾き語り、2日目はバンドセットでしたが、手ごたえはどうでした?
錦戸亮出来るだけクオリティを上げようと思ってましたね。目の前に(アーティストが)おって、爆音と光のなかで見るライブと違って、家でリラックスして観てもらうわけで、いつもよりクオリティが高くないとあかんなと。2日間やるってなって、「1日ずつセットリストを変えてみる?」とか、いろいろ決めていって。最終的には自分でやるって決めたわけですから、後はやるしかないですよね。まあ、気が付けば終わってましたけど(笑)。
錦戸亮ほぼそうですね。前に作った曲も2曲(「Tokyoholic」「スケアクロウ」)収録されています。
――今回も作詞・作曲・プロデュースをすべて錦戸さんが担当。前回との違いは何かありますか?
錦戸亮前作のときは、まず曲を一生懸命作って、それを出す前にツアーをやったんですよ。本番数日前まで出来てなかったんですけど、走り続けないといけなかったので。2枚目に関しては、(コロナ禍の自粛期間中は)在宅で時間があったはずなんですけど、なかなか動けなかった時期もあって。タイムリミットを設けてもらって、それに合わせて何とか間に合ったという感じです。前作との違いは、ないといえばないですね。「今作ったら、こういう歌になりました」というか。
錦戸亮 ONLINE LIVE at 日本武道館 "Tokyoholic"
錦戸亮1ミリもなかったらその言葉は選ばないでしょうね。東京で一人暮らしを始めたのが20歳のときだから16年目か。未だに東京に「行く」なのか「帰る」なのか。大阪に「行く」なのか「帰る」なのか。なんかふわふわしていて、僕の本当の拠点を決めるのは僕ではないし、決めたとしても住んでいるのは東京。なにをどこでするか。作った当時ほど思っているかはわかりませんが、根っこの部分にそういう気持ちはありますね。昔は“港区出身”とか言いたかったですけど(笑)。今は大阪出身でよかったなと思っています。