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錦戸亮が語る、ソロ活動一年半の”現在地”「自分で動かないと」
作品や演技の評価で「『応援したい』と思ってもらえるのが大事」
錦戸亮そこまで僕に器用さはないんでしょうね。そういうのは独立したときにいいやって考えたんやと思います。
――アルバムリリース後にはファンクラブ限定のリリースイベントも予定されています。「ライブをやりたい」という気持ちもありますよね?
錦戸亮もちろん。アルバムを出したら、ツアーをやりたいと思うので。そういう当たり前のことが当たり前じゃないということにも気づきましたからね。
――『Note』の曲をライブでやるイメージも出来てる?
錦戸亮いや、全然(笑)。曲順を考えたりもしてないし。たぶん、実際にやることになって、締め切りが迫ってくれば考えると思うんだけど、どうなるかもわからないし、あまり考え込んでもしょうがないので。ある程度、流れに身を任せるところもあるだろうし、逆らったことがいいと思えばそうするだろうし。そういう感じですね、今は。
錦戸亮いろいろやりたいことはあるし、「こういうの、楽しそうだよね」というアイデアは僕とスタッフで共有してますけど、結局、自分で動かないと。現実的には「出来ることをやりながら」という感じですけど、どう実らせるかについて、工程を練らないといけないと思ってます。やりたいことをだけをやるのは違うと思うけど、自分がおもしろいと思えるものをどんどんやっていきたいですね。それがみなさんに届いたときに「おもしろい」と感じてもらえたら、それ以上幸せなことはないので。見合うようにがんばるだけだし、誰かに喜んでもらえたら、それが支えることにもなると思うんですよ。僕もたくさんの人に支えられてるし。
――赤西さんもそうですが、一緒にやれる仲間がいらっしゃるのはいいですよね。
錦戸亮仲間ですかね。仕事するとなったらそれこそ、あんなふざけたYouTubeでもやっぱり仕事という意識があるし、2人でダラダラ飲んでたら仲間とも思いますけど、やっているときはそう思わないかもしれないです。
――活動の幅もさらに広がりそうですね。独立して1年半になろうとしていますが、やりたいことが実現できている手ごたえもありますか?
錦戸亮うーん……。ムズいな、それ。「ある」とも「ない」とも言いたくない(笑)。もちろんやりたいことは出来てますし、やれることをやっているという感じはあるんですけどね。ただ、やりたいことをやるために応援してもらうんじゃなくて、僕がやったことを見て「応援したい」と思ってもらえるのが大事なので。たとえば地上波のドラマに出たとして、そのことで観ている人が達成感を感じたとしたら、僕としてはめちゃくちゃ恥ずかしいんですよ。
錦戸亮そうですね。そうじゃないと恥ずかしいじゃないですか。……上手く言えないですけど、自分のなかにはそういう気持ちがありますね。
(文/森朋之)