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「感動が止まらない」ついに結婚した2人、気鋭の映像クリエイターが明かす『想うた』の魅力

 「ひとのときを、想う。」という企業理念のもと、JTが届けてきたCM『想うた』シリーズ。開始から3年、これまでも恋人同士、同期、姉妹への“想い”を形にしてきたが、9月からは最新作『夫婦を想う』篇がオンエアされている。第6弾となる今作の魅力、そして映像クリエイターだからこそわかる、制作の“妙”とは?「の監督」「せ監督」としてユニットを組んで活動している、お笑いコンビ・天竺鼠(てんじくねずみ)の川原克己氏と、映像クリエイターの山田健人氏に聞いた。

過去からつながる『夫婦を想う』篇、「感動して鳥肌まで立ってる」

 『想うた』シリーズの最新作『夫婦を想う』篇では、これまで遠距離で愛を育んできた村上優人(北村匠海)と二宮遙(石井杏奈)がついに結婚し、新居で暮らし始めた様子が描かれる。幸せいっぱいかと思いきや、今まで見えなかったお互いの欠点があらわになり、いつしか言い合いに。だが、遠距離時代を思い出すように電話で話すうちに、お互いの大切さを感じてゆく。“違う”からこそ、人は人を思いやり、支えあっていける。そんな素敵なエピソードに視聴者からは、「感動した」「幸せな気持ちになった」「思わず泣いてしまった」と、大きな反響が寄せられた。WEB限定のスペシャルムービーでは、プロポーズシーンや二人の会話など、詳細な部分までじっくりと観ることができる。
  • 新居で結婚生活が始まるが、お互いのイヤなところが目につき言い合いに…

    新居で結婚生活が始まるが、お互いのイヤなところが目につき言い合いに…

――まず、今作をご覧になった感想を教えてください。

山田健人 すごく上手くまとまっていると思いました。あと、全体的なつながりの良さ! 過去作で、優人(北村匠海)と遙(石井杏奈)が恋人になるところから、親や同僚、遥の妹の話があり、ついに2人が結婚したんだって。いち視聴者としてとても面白く観られました。

川原克己 これを観ると、親とか友だちとか“人”に会いたくなりません? こう見えて実は僕、けっこう“感動しい”なんです。JTさんのCMは、ほんまに大げさじゃなく、心が落ち着いてないと泣いちゃうと思います。僕、実際はCMで描かれるような日常を送っているわけではないんですが、でも感動する。なんで共感するのか。なんで鳥肌まで立ってるのか。(“鳥肌”だけに“鳥”になって)飛んでいきそうなぐらい(笑)。

――とくに印象深かったシーンは?

山田健人 優人と遙が電話で話しながら、遠距離恋愛時代のビデオ通話を回顧するシーンがあるじゃないですか。あれは、自粛生活で分断された人の多いコロナ禍の今だからこそ、余計に響くんじゃないかな。観る人が遠距離恋愛を経験してなくても、人と人との距離、会えない切なさが感じられると思います。

今こそ必要な理想像、物語を理解しているからこそのアドリブも

(写真左から)川原克己、山田健人

(写真左から)川原克己、山田健人

  • 遠距離恋愛時代を思い出し、仲直り

    遠距離恋愛時代を思い出し、仲直り

――「の監督」「せ監督」として活動する山田さん、川原さんから見て、映像作品としての魅力は?

山田健人 画作りの丁寧さとテーマの普遍性ですね。僕も、自分にとっての“美しさ”が万人の“美しさ”になるよう意識して作品を作っています。経験してないことでも共感が持てるのは、そういうことじゃないかと。

川原克己 技術的なところでいうと“光”ですね。気持ちが明るいシーンでは、画も明るい。

山田健人 確かに。あとは色ですね。“白”が新居感を出しているように思います。

――視聴者からは「感動する」「涙した」との反響も。どういったところが訴えかけたんでしょう。

山田健人 “理想的”なことかもしれません。日本はユートピア的な作品、「これを観て明日も頑張る」というモチーフの作品が多いじゃないですか。優人と遙も、いろいろと問題を抱えながらも、すごく素敵なカップル。今はコロナなどネガティブなニュースが多いので、そういう理想的なものこそ、人の心に必要なのかもしれない。

川原克己 理想と言いつつ、優人は洗濯物が片付けられない、遙は寝坊する。そういう“だらしなさ”の部分で親近感を覚えさせるという仕組みもあるのかな。

――理想像だけではダメなんですね。ちなみに、電話のシーン、引っ越しのシーンなど、アドリブも多い撮影だったそうです。映像監督として、役者のアドリブについてどうお考えですか?

山田健人 僕はアドリブは大歓迎ですよ。ただし、監督と同じぐらい作品に対する理解があることが前提かな。匠海くんも杏奈さんも長くこの役をやっているし、役の人格をすごく理解して演じていると思います。たとえばプロポーズのシーン一つとってみても、その演技だけで2人の関係性が伝わってくると思うんですよ。そこまで理解しているからこそ、彼らのアドリブは作品をより良くしているんだと思います。

川原克己 芸人のネタもそうなんですけど、僕はよく「ネタを崩す」と言われているんです。自分でいうのもアレですけど、それはネタを全部知った上でないとできないですからね。

短いテレビCMでも伝わる、断片的な物語をつなぎ合わせる「音楽の力」

――音楽はこれまでに引き続き、MONGOL800のキヨサクさんが担当。とても印象的ですよね。

山田健人 キヨサクさんが作られた楽曲は、本当に素晴らしい。強く耳に残るというより、すごく自然で、今作が『想うた』シリーズだということすら忘れるほどに溶け込んでいる。

川原克己 自然と、ストーリーと一緒に流れる感じがいいですよね。

山田健人 短編映像の劇中歌のような見せ方をしているからだと思います。でも逆に、例えばセリフの音を消しても、ミュージックビデオとして成立するんじゃないかな。

――WEB限定のスペシャル動画は7分弱ありますが、テレビでオンエアされているCMは30秒と60秒。短い映像で視聴者に訴えかけるには、どのようなことが必要だと思いますか?

山田健人 うーん。削っているのか、それともそもそも30秒から膨らませてるのか。膨らませるなら肉付けしていけばいいんですけど、逆なら大変でしょうね。

川原克己 たまにテレビ番組で、天竺鼠の5分のネタを3分でやって欲しいというオファーを受けることがあるんです。でも、切るのは本当に難しいから断ったことがありますね。

山田健人 逆にいうと、だからこそ歌は大事。この歌があるから、30秒という短い時間でもまとまるんじゃないかな。断片的な物語や映像をつなげてくれる、音楽にはそんな力があると思います。

「違うから、人は人を想う」…“違い”を考えるきっかけに

――『想うた』CMは今作で第6弾。長く続くシリーズの面白さ、難しさは?

山田健人 僕はソフトバンクの『白戸家』シリーズを担当したことがありますが、何事も続けるのは難しいと思います。時代性や社会性が抽出されないと、長く続けられない。

川原克己 さらに、それで人の気持ちを巻き込むわけですから。

山田健人 そういう意味では、これが企業広告なのもすごいよね。製品や性能を見せるのはやりやすいんだけど、JTさんはCMでタバコの宣伝をしていない。ブランドイメージを打ち出すためのCMだから、時代性はとても深く考える必要がある。ここまで来ると、視聴者の皆さんも、どこまで続くのか楽しみなのではないでしょうか。

――「違うから、人は人を想う」、このテーマに共感することは?

山田健人 確かにメッセージ性はありますが、多様性の現代だけに、リスクもある言葉だと思います。「違うからその人を想えない」という人もいるかもしれない。でも、その違いについて考えるきっかけになるのは、素晴らしいこと。素敵なテーマだと思います。

川原克己 深く語ろうと思うほど、いろいろ考えてしまうよね。でも僕は、違いを考えることは、それだけで愛だと思います。

――もし山田さん、川原さんが『想うた』CMを撮ることになったら、どんな内容に?

川原克己 僕個人で撮るなら、元カレ役でも2人を引き裂く役でもいいから、キヨサクさんに出演していただこうかな(笑)。遙の隣で添い寝しながら歌うとか、2人が話している間に邪魔するように立って歌っているのに、そんなこと関係なく物語は普通に進んでいく…とか(笑)。

――シュールですね!

山田健人 僕は、冷たくて救いようがない世界観が好きで。そういう自分を新しく変えてくれる可能性があるから、まったく違う川原さんと組んでいるんです。2人で話しているとぽんぽんアイディアが出るんですけど、僕らだったら何篇を作りましょうか。夫婦篇までは来たので…。

川原克己 この流れでいったら、子どもかな。

山田健人 と、いくと見せかけて、いかないのが僕たちです(笑)。

――最後に映像作家として、メッセージを!

川原克己 お互いの共通点は、「面白いものがやりたいよね」。ただ「面白い」とか「カッコイイ」だけじゃなく、観る人によって感想が違うようなもの。さまざまな感情のすべてを取りにいけるような作品が、2人なら撮れるような気がしています。

山田健人 普通の感想じゃない、「この感覚は何なんだろう?」というモヤモヤ感。そういった新たな感情に、アプローチしていきたいですね。
「感動が止まらない!」「泣ける…」との声が続々!
結婚式やプロポーズの様子、二人の仲直りシーンなどがじっくり堪能できる、
WEB限定スペシャルムービーを公開中!
★JT『想うた 夫婦を想う』篇 スペシャルサイトはこちら》(外部サイト)
Profile
●「の監督」:天竺鼠・川原克己。お笑いコンビ・天竺鼠の一員として活躍中。クリエイターとしても注目され、ファッションブランドのデザイン、絵本の企画、MV演出などを手掛ける。個展『Maenomeri展』では約1万5千人を動員。

●「せ監督」:山田健人。映像監督、ミュージシャン。Suchmosや米津玄師、菅田将暉らのMVを手掛ける。『忘却 featuring KOHH』の映像が『MTV Video Music Awards Japan』の最優秀コラボレーションビデオ賞を受賞。バンドyahyelのメンバーとしても活躍中。

今年7月7日、「の監督×せ監督」を結成。クリープハイプの楽曲「幽霊失格」で初監督をつとめた。


(写真:石川咲希/Pash 文:衣輪晋一)

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