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「いい歌すぎて泣ける」姉妹描くJTのCMソングに感動の声、心に響く理由をサスケが解き明かす

 「ひとのときを、想う。」――。JTが、大切な人への“想い”を“うた”にのせて表現する企業広告『想うた』シリーズ。スタートして2年、北村匠海らが出演した前作『同期を想う』篇も話題となり、現在は第5弾『姉妹を想う』篇が放送されている。姉と妹を描いた物語だけでなく、印象的な楽曲にも注目が集まり、SNSでは「こういうのに弱い」「いい歌すぎて泣ける」「爽やかな涙が流せた」など、絶賛の声が溢れている。なぜ、この曲が人々の心を掴んだのか? 『青いベンチ』で一世を風靡し、抒情的な歌で人気を博すデュオ・サスケがその秘密を解説する。

歌も映像も主役級、耳と目、心が持っていかれる好バランス

サスケ

CMの魅力を語ったサスケの二人(写真左から奥山裕次、北清水雄太)

  • 個性的な妹と慎重な姉。東京と地元・松山でそれぞれ美容師として働く二人。

    個性的な妹と慎重な姉。東京と地元・松山でそれぞれ美容師として働く二人。

 『想うた』の第5弾は、『姉妹を想う』篇。同シリーズでもおなじみ、村上優人(北村匠海)の恋人・二宮遙(石井杏奈)が主人公で、その妹・二宮藍(古川琴音)が登場する。遙は地元・愛媛県松山市で働く美容師。妹の藍は幼少期、いつも遥について歩いてマネばかりしていたが、歳を重ねるにつれて性格や趣味、価値観も全く違う存在になっていった。2人は、たまたま同じ美容師という職業を選択するが、藍は地元を離れて東京へ。いつも慎重で人の意見に合わせる姉の遙。自分があって個性的な妹の藍。遙はそんな妹にいつしか憧れを懐き、ライバル心や嫉妬も覚えるようになっていた。だがある日、藍が遙に差し出した“思い出のもの”により、二人の間に存在していた心の距離が霧散する――。

 同CMについて、サスケ・奥山裕次は「まず、一視聴者として感動しました」と印象を語る。「人はみんなどこか強がって生きていたりしますが、少し勇気を出して素直になることで、物事がうまく進むことがある。僕自身、意地を張らずに生きたいと素直に思えましたし、CMで学ぶことは少なくないと実感しました」。

 同じく北清水雄太は、「CMが一つのショートムービーのようです。歌がBGMになってない。かと言って映像が添え物になってない。全部が主役で、耳と目、心が全部持っていかれるCMですね」と話す。

切なくなってキュンとくる…さりげないマイナーコードの魔力

 CMソングの作曲は、これまでのシリーズ同様、MONGOL800のキヨサクが担当。作詞は、本CMのクリエイティブディレクターを務める篠原誠だ。同CMはテレビで放送される30秒バージョン、60秒バージョンのほかに、曲を通して聴けるスペシャルムービーも存在。まずはサスケに、印象的な楽曲全体の魅力について聞いてみた。

 「通常のポップスだと、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロという作りが多いと思うのですが、この曲は基本的に一つのメロディの印象。ですが、30秒CMでも使われている<いつの間にかライバルみたい>のメロディ部分だけ、メジャーだったコードがマイナーに落ちるんです。マイナーコードは、切なさを感じさせる効果があります。さらに、そのマイナーが<悩みなんてないと思ってた>でもう一度繰り返される。このリフレインに、聴く人が切なくなってキュンと来る要素があるのではないでしょうか」(北清水)

 しかも、アレンジもとてもシンプル。ピアノの旋律が伴奏になり、寄り添うように低くふくよかなチェロの音が響く。これは、伝えたい歌詞やメッセージがより前に出るように考えられたアレンジだと言う。

 「歌詞の核になるのが “違い”。それを中心に言葉が散りばめられていて、しかも詰め込みすぎていないから伝わるんです。僕らも二人組で活動していますが、性格も違うし、やれることの違いもある。この姉妹の物語は、僕らにも当てはまるなと思って観ていました」(奥山)。「姉妹じゃなくても、どんな人にも突き刺さる歌詞ではないでしょうか。社会で生きていく上では、どうしても人と自分を比べてしまうし、『自分なんて…』と卑下してしまうこともある。でもこの曲は、『違うからこそ支え合えるんだよ』というメッセージで、前を向かせてくれると思います」(北清水)

女性ボーカリスト・theaの歌声の魅力、“余韻”にこそ表れるテクニックと感情

  • 子ども時代を思い出し、髪をカットし合う姉妹。

    子ども時代を思い出し、髪をカットし合う姉妹。

 これまでのシリーズは、キヨサクが歌を担当していたが、本作では新進気鋭の女性ボーカリスト・thea(テア)が歌っている。彼女との出会いについてキヨサクは、「Instagramに投稿されたMONGOL800の弾語り動画を何気なく観ていたら、不思議な引力を持つtheaさんの声に出会いました。歌によって表情が変わる声、歌の世界観に入り込む表現力に惹きつけられました」と語っている。

 このtheaの歌声が持つ優しさ、切なさ、声の持つメッセージ性には、どこかサスケに通じる部分も感じられる。当のサスケはどう感じたのか。

 theaについて、「非常に届く歌い方」と語るのは奥山。「とても表情のある声です。特徴があるようでない。ないようである。きっとご本人が自然体なんでしょう」と、そのキャラクターを分析する。一方で北清水は、「切なくて、でも温かみのある声。女性ボーカルには男性にはない母性や包容力があると思うのですが、それによってキヨサクさんの歌とはまた違う世界観になっているんじゃないでしょうか」と、theaならではの表現力を絶賛した。

 また、北清水は、theaの歌い方にも注目。

 「この曲でtheaさんは、とくに語尾を大事に歌っているんじゃないかな。ビブラートをどれぐらい揺らすのか、揺らさないのか。吐息の残し方などでニュアンスは変わってくるので、気を抜かずに気持ちを込めて歌っている印象があります」(北清水)

 歌詞の語尾の歌い方で、印象は大きく左右する。北清水は、シンガー・ソングライターの小田和正の例を挙げて解説する。

 「小田さんの曲『たしかなこと』を例に出すとわかりやすいかもしれません。例えば、<雨上がりの>という歌詞で、小田さんはスパッと語尾で声を止めます。それによってできた余韻、行間、何もない部分に実は“感情”が隠されているんです。感情論に思われがちですが、これこそが実はテクニック。そしてtheaさんもそのような技術…単純に技術じゃなくて、気持ちの関係性を保ちながら、この表現を成立させていると思います」(北清水)

感じるのは「人を励まし、癒したいという気持ち」、サスケも思わず嫉妬する完璧な布陣

 なぜ、この曲に、CMに人は惹きつけられるのか。サスケの二人は、「やはりみんな、どこかに純粋な気持ちを持っている。だから本作のような、純粋な映像と楽曲がグッと来るのでしょう」(奥山)、「CMでも商品を出すことなく、人へのメッセージを届けている。人を励まし、癒し、背中を押したいという気持ちをすごく感じ取れますね」(北清水)と語る。

 CMが流れるのは、30秒や60秒など、ほんの短い時間。その中で、歌で人の心を掴み、印象を残すのはとても難しいことだ。

 「短い分、伝えられる言葉も少なくなる。核となる言葉を見つけるのが、とても難しいんです。自分だったらどうするのか、思わず考えました」と奥山。北清水は「音楽は人の心の“手当て”をすることができる。それをこのCMで感じましたね。僕たちもそんな音楽を作っていきたいと思いましたし、このプロジェクトにすごく関わりたくなりました(笑)。嫉妬するほど、すべてが完璧なCMです」(北清水)

 映像で描かれた姉妹は、これからどんな人生を歩んでいくのか。そんな余韻が心地よい同CM。今後も同シリーズでは登場人物たちの物語が描かれ、それを音楽が彩っていくのだろう。今後の展開も楽しみだ。

(文:衣輪晋一)
★JT『想うた 姉妹を想う』篇 スペシャルサイトはこちら(外部サイト)
サスケ Profile
(写真左から)奥山裕次(ボーカル・ギター・ピアニカ担当)、北清水雄太(ボーカル・ギター・ピアノ・ハーモニカ担当)。埼玉県出身。2000年に結成され、大宮駅前のストリートライブを中心に活動を開始。2004年にインディーズで発表した「青いベンチ」が話題になり、ロングヒットを記録した。2009年に解散するも、2014年に再結成。ベストアルバム『青春の声が聴こえる』が好評発売中。
【公式サイト】(外部サイト)


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