【3】劇場公開作品のプレゼンテーション
Disney Studios Showcase Presentation At D23 Expo, Saturday August 24(C)2019 Getty Images
【ルーカス・フィルム】
●『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)
詳細レポートはこちら(外部サイト) 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)(C)2019 Getty Images
ステージには、ルーカス・フィルム社長のキャスリーン・ケネディ、J.J.エイブラムス監督、主人公レイを演じたデイジー・リドリー、レイを支えるフィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザック、チューバッカを演じるヨーナス・スアタモ、ローズ役のケリー・マリ―・トランら、前の2作品に出演したキャスト。本作に初登場するナオミ・アッキー、ケリー・ラッセル、C-3POを演じるアンソニー・ダニエルズと、ランド・カルリジアンとして再びスクリーンに帰ってくるビリー・ディー・ウィリアムズが登壇。R2-D2、BB-8、本作から新たに登場するD-Oら人気ドロイドも勢ぞろいした。
【マーベル・スタジオ】
●『Black Widow(ブラック・ウィドウ:原題)』
MCU「フェーズ4」のトップバッターとなる、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ初の単独映画。ソ連のキャプテンアメリカとも呼ばれるレッド・ガーディアン役でデヴィッド・ハーバー(『ストレンジャーシングス』ジム・ホッパー役など)、2人目のブラック・ウィドウ、エレーナ・ベロワ役でフローレンス・ピューが出演。女性監督のケイト・ショートランドのもと、英ロンドンでまもなく撮影を終えようとしている。会場では、撮影現場で特別に制作された映像が上映された。 『Black Widow(ブラック・ウィドウ:原題)』(2020年5月1日全米公開)(C)2019 Getty Images
●『Black Panther 2(ブラックパンサー2:原題)』(2022年5月6日全米公開)
マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギと『ブラックパンサー』の監督兼共同脚本のライアン・クーグラーが登壇し、『ブラックパンサー2』が2022年5月6日に全米公開予定であることを発表した。 『Black Panther 2(ブラックパンサー2:原題)』(2022年5月6日に全米公開予定)(C)2019 Getty Images
●『The Eternals(エターナルズ:原題)』(2020年11月6日に全米公開) 『The Eternals(エターナルズ:原題)』(2020年11月6日に全米公開予定)(C)2019 Getty Images
新たなヒーローチームを描く『The Eternals(エターナルズ)』。全能のイカリス役リチャード・マッデン(『ゲーム・オブ・スローンズ』のロブ・スターク役など)。キンゴ役のクメイル・ナンジアニ(『メン・イン・ブラック:インターナショナル』など)。スピードスター、マッカリ役には、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で初となる聴覚障がいのある女優ローレン・リドロフ(『ウォーキング・デッド』コニー役など)を起用。
発明家ファストス役のブライアン・タイリー・ヘンリー、精神的な指導者アジャク役のサルマ・ハエック。永遠の若さを誇るスプライト役のリア・マクヒュー。ギルガメッシュ役のドン・リー(マ・ドンソク)。そして、戦士テナ役のアンジェリーナ・ジョリー。
さらに、3人の新しいキャストが発表された。人類を愛するセルシを演じるのは、ジェンマ・チャン。ブラックナイトことデーン・ホイットマン役に『ゲーム・オブ・スローンズ』ジョン・スノウ役で知られるキット・ハリントン。孤高のエターナルズ、ドルイグ 役でバリー・コーガンが出演する。監督は、サンダンス映画祭で『ザ・ライダー』(2017年)が絶賛された中国系アメリカ人のクロエ・ジャオが務める。 イカリス役のリチャード・マッデン(C)2019 Getty Images
キンゴ役のクメール・ナンジアニ(C)2019 Getty Images
マッカリ役のローレン・ライドロフ(C)2019 Getty Images
ファストス役のブライアン・タイリー・ヘンリー(C)2019 Getty Images
アジャク役のサルマ・ハエック(C)2019 Getty Images
スプライト役のリア・マクヒュー(C)2019 Getty Images
ギルガメッシュ役のマ・ドンソク(C)2019 Getty Images
テナ役のアンジェリーナ・ジョリー(C)2019 Getty Images
ドルイグ役のバリー・コーガン(C)2019 Getty Images
『The Eternals(エターナルズ)』の出演者(C)2019 Getty Images
【ディズニー】
●『マレフィセント2』(10月18日、日米同日公開)
詳細レポートはこちら(外部サイト) 主演のアンジェリーナ・ジョリー、オーロラ役のエル・ファニング、そして、フィリップ王子の母を演じるミシェル・ファイファー、オーロラの兄を演じるキウェテル・イジョフォーが登壇。本作の監督は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のヨアヒム・ローニングが務める。 『マレフィセント2』(2019年10月18日、日米同時公開予定)(C)2019 Getty Images
1998年のアニメーション映画をニキ・カーロ監督が実写化。カーロ監督は「一番の魅力はムーランというキャラクターでした。小さな村の少女が戦士になるというストーリーには、みんな共感するでしょう。そして、これは今の時代にタイムリーでもあります。1500年ほど前に生まれた話なのに、今の人にインスピレーションを与えるのです」と、同作へかける情熱を表した。
『ムーラン』は、はるか昔の中国が舞台。由緒あるファ家のひとり娘ムーランは、年老いた父が国を守る戦いに行かねばならないと知り、自ら長い髪を切り、少年に姿を変えて、父の代わりに軍に加わって大活躍する。
さらに、アニメーション映画『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン(悪役)、クルエラ・ド・ヴィルが主人公の『Cruela(クルエラ:原題)』の特別映像も公開された。本作には、エマ・ストーンとエマ・トンプソンという、ふたりのエマが出演する。監督は、クレイグ・ガレスピーが務め、1970年代のパンクロック要素を取り入れた作品になるという。2021年5月28日全米公開。 『Mulan(ムーラン:原題)』(2020年3月27日全米公開予定)(C)2019 Getty Images
●『Jungle Cruise(ジャングル・クルーズ:原題)』(2020年7月24日全米公開)
実写映画製作を手がけるウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャー・プロダクション社長のショーンベイリーは、まずディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化する『ジャングル・クルーズ』(ジャウム・コレット=セラ監督)を紹介。リバー・ボートの船長、フランク・ウルフを演じるドウェイン・ジョンソンは、オリジナルのジャングルクルーズ・ボートに乗って登場し、会場を盛り上げた。
「僕はこれをビッグな映画にしたかったんです。エピック(epic=最高、スゴい、カッコイイなどの意味)で、ロマンスがあって、コメディーとアクションがある映画に。でも、何よりも、これには、僕が出ているんですよ!」と、観客に呼びかけ、笑いを誘った。
ここでトレーラーが上映され、「これは僕の好きな『インディー・ジョーンズ』、『ロマンシング・ストーン』、ハンフリー・ボガート(『カサブランカ』などに出演した俳優)、マイケル・ダグラス、ハリソン・フォードなどにインスピレーションを得ています。ヒーローが世界を救う映画ですよ」と、アピール。
さらに、科学者で探検家のリリー・ホートン役エミリー・ブラントがクラシックカーに乗って現れ、今度はリリー目線のトレーラーが上映された。「私も『ロマシング・ストーン』や『インディー・ジョーンズ』を見て育ったんです。この映画にはその精神があります。そういうものに関わらせていただいたことを、光栄に感じています」と、話していた。
ジョンソンは、2015年に『モアナと伝説の海』のマウイ役の声優として、エミリーは17年に『メリー・ポピンズ リターンズ』のメリー・ポピンズ役で『D23』に参加している。 『Jungle Cruise(ジャングル・クルーズ:原題)』(2020年7月24日全米公開)(C)2019 Getty Images
ドゥエイン・ジョンソン(C)2019 Getty Images
エミリー・ブラント(C)2019 Getty Images
ドゥエイン・ジョンソン、エミリー・ブラント(C)2019 Getty Images
●『Cruela(クルエラ:原題)』(2021年5月28日全米公開) アニメーション映画『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン(悪役)、クルエラ・ド・ヴィルが主人公の『Cruela(クルエラ:原題)』の特別映像も公開された。本作には、エマ・ストーンとエマ・トンプソンという、ふたりのエマが出演する。監督は、クレイグ・ガレスピーが務め、1970年代のパンクロック要素を取り入れた作品になるという。 【ピクサー】
ピクサーでは2020年に2本のオリジナル映画の公開を控えている。プレゼンテーションを行ったのは、ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)であるピート・ドクター。彼は、1990年代、スティーブ・ジョブスがいた頃からピクサーで働き、『トイ・ストーリー』の1作目にも関わっている。 ピート・ドクター(C)2019 Getty Images
『ソウル』(2020年6月19日全米公開)(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『ソウル』(2020年6月19日全米公開)(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『ソウル』(2020年6月19日全米公開)(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ドクター自ら監督する作品。共同監督兼脚本家のケンプ・パワーズ、作家のマイク・ジョーンズ、プロデューサーのダナ・マーレイも登壇して、作品をアピールした。
ドクター監督は「ピクサーはこれまでにも、とっても奇妙な映画を作ってきました。ゴミを集めるロボットや、家を飛ばすおじいちゃんの話など。それらを世界中の人が共感してくれた。僕たちは、そこを何よりも重視しています。『Soul』では、我々はどうして存在するのかという問いかけをします。そういうのをアニメーションでやる人って、ほかにいませんよね(笑)」とコメント。
同映画では、自分自身の内面と向き合う、現実と魂の世界が描かれる。主人公ジョー・ガーデナーの声優は、ジェイミー・フォックス。トレーニング中の魂「22(522)」と呼ばれるキャラクターにティナ・フェイ。ドラマーのカーリー役にクエストラブ。ジョーの母リーヴァ役にフィリシア・ラッシャッド。ちょっと意地悪なご近所さんをデイビード・ディグスが演じる。
本作で重要な役割を担う音楽は、世界的に有名なミュージシャンのジョン・バティステが映画のためにオリジナルのジャズ音楽を書き、トレント・レズナー&アッティカス・ロスもソウルテイストのオリジナル曲を提供する。 『Soul(ソウル:原題)』(2020年6月19日全米公開)(C)2019 Getty Images
●『2分の1の魔法(原題:Onward)』(日本では2020年3月13日公開) 魔法が消えかけた世界に暮らす、魔法を使えない内気な少年イアン。イアンは自分が生まれる前に亡くなった父に一目会うために、好奇心旺盛な兄のバーリーと共に、魔法を取り戻す冒険に出る、というストーリー。イアンを演じるトム・ホランド、バーリー役のクリス・プラットも登壇した。
マーベル・スタジオ作品でもおなじみの2人(トム・ホランドはスパイダーマン、クリス・プラットは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクイル)。プラットは「トムは前から僕の弟みたいな存在でした。それはこの映画に反映されていると思います。ピクサーの映画をやれたのもうれしい」。トムは「D23に戻ってこられてうれしいですよね。前にここに来た時、僕らは宇宙の話を語っていた(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)のに、今度はエルフの兄弟なんですからね」と、それぞれコメント。
さらに、彼ら兄弟の母親を演じるジュリア・ルイーズ・ドレイフュス(『バグズ・ライフ』など)が登壇し、フッテージが上映された。
最後に、トム・ホランドは「今週は大変な週でした」と、スパイダーマンのMCU離脱騒動を匂わせながら、「僕はとても感謝しているということを皆さんにお伝えしたいです。心の底からです」と語ると、観客から大きな拍手が送られた。 『2分の1の魔法(原題:Onward)』(日本では2020年3月13日公開)(C)2019 Getty Images
【ディズニー・アニメーション】
●『Raya and the Last Dragon(原題)』(2020年11月25日全米公開) ポール・ブリッグス(『アナと雪の女王』『ベイマックス』など)とディーン・ウェリンズ(『塔の上のラプンツェル』など)が監督を務め、脚本はアデル・リム(『クレイジー・リッチ』など)、プロデューサーはオスナット・シューラー(『モアナと伝説の海』)という布陣によるファンタジー・アクション・アドベンチャー。
同作のために、東南アジアのラオス、タイ、カンボジア、べトナム、インドネシア、バリ島などを訪れ、インスピレーションを得たという。架空の王国クマンドラの孤独な戦士ラヤの声優はキャシー・スティール。ドラゴンのシスの声は、オークワフィナが担当。脚本を手掛けるアデル・リムは「これは社会のはみ出し者たちの話。彼らが家族を築いていくんです。この映画は、コミュニティーについての物語」と、テーマを明かしていた。会場では、3分間の独占映像が初公開された。 『RAYA AND THE LAST DRAGON』(C)2019 Getty Images
アデル・リム(脚本)、オスナット・シューラー(プロデューサー)(C)2019 Getty Images
ディーン・ウェリンズ(監督)、オスナット・シューラー、アデル・リム、ポール・ブリッグス(監督)(C)2019 Getty Images
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのプレゼンテーションは、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのジェニファー・リーと、クリス・バックが共同監督で手掛ける『アナと雪の女王2』。新キャストとして、アレンデールの元王妃であり、今は亡きエルサとアナの母親イドゥナ役に、エミー賞受賞の『ウェストワールド』に出演している女優エヴァン・レイチェル・ウッド。新キャラクターとして登場するマティアス少尉役に、映画『ブラックパンサー』に出演していたスターリング・K・ブラウンが壇上で紹介された。 『アナと雪の女王2』(11月22日、日米同時公開)C) 2019 Disney. All Rights Reserved.
『アナと雪の女王2』(11月22日、日米同時公開)C) 2019 Disney. All Rights Reserved.
『アナと雪の女王2』(11月22日、日米同時公開)C) 2019 Disney. All Rights Reserved.
『アナと雪の女王2』(11月22日、日米同時公開)C) 2019 Disney. All Rights Reserved.
待望の新曲もお披露目された。前作の「レット・イット・ゴー」に匹敵する主題歌の1つ、エルサの複雑な想いを表現した楽曲「イントゥ・ザ・アンノウン(原題)」がかかる映像が上映された。
作詞、作曲を手掛けたクリステン・アンダーソン=ロペスは「エルサは前作で“ありのまま”の自分になり、みんなに受け入れられました。今作ではそんなエルサにだけ“不思議な歌声”が聞こえてきます。その時のエルサの心情を表した歌を書くことになりました」と、新曲について語っている。続けて、ロバート・ロペスが「そのミステリアスな導く声はエルサ以外、誰も聴くことはできません」と、エルサを冒険に誘う重要な楽曲であることを明かした。
もう1曲、エルサ、アナ、クリストフ、オラフのメインキャラクター4人によるアンサンブル曲「サムシング・ネバー・チェンジ(原題)」。イベントでは、スペシャルゲストとして、エルサ役イディナ・メンゼル、アナ役クリステン・ベル、オラフ役ジョシュ・ギャッド、クリストフ役ジョナサン・グロフが登場し、楽曲を生披露してイベントを盛大に締めくくった。 クリス・バック、ジェニファー・リー(C)2019 Getty Images
エヴァン・レイチェル・ウッド、スターリング・K・ブラウン(C)2019 Getty Images
ジョシュ・ギャッド、クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ(C)2019 Getty Images
『アナと雪の女王2』(11月22日、日米同時公開)(C)2019 Getty Images