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星野源を動かす原動力…「好きなこと」と「売れること」どちらも捨てない人生哲学

意外な転機、批判を恐れ「歌は30歳ぐらいまではこっそりやっていた」

――色々な人や出来事との出会いで春之介は大きく変わっていきますが、星野さん自身、自分が大きく変わったと思った出来事はありましたか?

星野源 歌は、30歳ぐらいまでは自分の中だけでこっそりやっていたんです。歌うことは好きだったのですが、それが批判にさらされるのが怖くて…。でも29歳のとき、ソロアルバムのお話をいただいたんです。ただ、僕が作るとものすごく暗い歌になってしまうと思って、躊躇していて…。そんなとき、ある人から「どうせなら、とんでもなく暗い歌を作ってみれば?」と言われて、一歩踏み出しました。『ばかのうた』(2010年)というアルバムだったのですが、発表してみたら喜んでくださる方がたくさんいた。自分が「ダメだ」と思い込んでいても、すごく良いと思ってくれる人もいると知って、見える景色が大きく変わりました。
――そんな星野さんも、いまや歌に芝居に大活躍で、2月には5大ドームツアーも開催。取り巻く環境は大きく変わったのではないでしょうか?

星野源 その時々で変わっていくものだと思います。ドームツアーでお客さんと対峙したときも、温かく迎えていただき、みなさんがすごく楽しんでくださった。ドームのような大きな場所でも、ちゃんとファンとコミュニケーションが取れることが実感できて、幸せな気分になりました。

――メジャーになればなるほど、ファンとの距離が遠くなってしまいがちですが、そういう気持ちになれたのは大きなことですね。

星野源 星野源 物理的な距離に縛られがちですが、そもそもが、演者とファンの距離というのは、キャパが広かろうが狭かろうが、ものすごく遠いものだと思うんです。というか別の次元、もちろんどちらが上とか下とかいうことではなく、別の場所にいるんですよ。そのなかで、どれだけ精神的な距離が近くいられるか。どうやってもその距離は変わらないのだという前提の中で対峙をしなければ、心の距離は縮まらないと思うんです。その意味で、今回のドームツアーで心の距離が変わらないと感じられたのは大きな収穫でした。

(写真:田中達晃/Pash 文:磯部正和)

映画『引っ越し大名!』

監督:犬童一心
原作・脚本:土橋章宏(『引っ越し大名三千里』ハルキ文庫刊)
出演:星野源 高橋一生 高畑充希
小澤征悦 濱田岳 西村まさ彦 松重豊 及川光博 ほか

8月30日公開
【公式HP】(外部サイト)
(C)2019「引っ越し大名!」製作委員会

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