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理想の“男女の幼馴染”という関係性が憧れに 10代人気のYouTuber「PKA」とは?
きゃりー、kemio、大関れいか…SNS時代のスターも、ブレイクのきっかけは高校生時代の投稿に
最近では15秒の音楽動画が投稿できるTik Tokや、TwitCasting(ツイキャス)、LINE LIVEなどのライブ動画配信サービスの利用者が急増。スマホで気軽に撮影したものを全世界に配信できるため、kemioのように学校の友達に見せるために作った動画が話題になるなど、ふとしたきっかけで誰でも有名になりえる可能性を秘めている。さらにコメントという形で視聴者も動画やライブ配信に参加できるため、視聴者も配信者に対してより身近な感情を持てるのも大きい。
そんなSNS戦国時代のなか、現役高校生YouTuberであるぴーかっぱあっぷる(PKA)が注目を集めている。中学校3年生のときに中高生の間で人気のSNS「MixChannel」(通称ミクチャ)で「双子ダンス」の動画を投稿したことをきっかけにブレイクし、現在はYouTubeを中心にコンスタントに動画公開を続けている。YouTubeではメンバーへのドッキリや部屋の公開、メイク動画などを幅広く配信し、現在チャンネル登録者数は21万人を超える。YouTubeへ移行したきっかけを聞くと「MixChannelの流行りが落ち着いて、私たちグループのまとめ役をしてくれている、ぴーまんに誘われて始めたんです」(かっぱ)とのこと。最初はYouTubeの規模の大きさを「怖い」と感じていて、乗り気で始めたわけではなかったのだという。
男の子1人と女の子2人の”幼馴染感” 気兼ねない関係性が視聴者たちの憧れに
3人はお互いを「家族」と認め合うほどの仲で、「困っている時には、自分のことのように助けてくれます!!(あっぷる)」と言う通り、動画からもメンバーそれぞれを思いやる気持ちの強さや仲の良さがしっかりと伝わってくる。また、男子、女子を意識せず兄妹のようになんでも気兼ねなく言い合える3人の関係性は「見ていてほっこりする」「3人の息ぴったりすぎですっごくかわいい!」など、少女漫画に出てきそうな理想の“幼馴染”の関係そのもので、同世代の10代を中心とした多くの視聴者たちの憧れとなっているようだ。
「ミクチャのダンス動画では伝えられなかった、メンバーの個性やキャラクターが出せてると思います!(あっぷる)」というYouTubeで公開中の動画は、騒がしくもスピード感溢れる3人の会話展開と独特の編集センスが特徴的。それぞれのメンバーを嵌めるドッキリ企画では、普段のハイテンションからは想像できないメンバーのシリアスな一面も垣間見られ、特に人気を集めた動画「現役JKの生理あるある」では、かっぱとあっぷるがユーモアたっぷりのコント形式で女子高生の生理事情を明かし、再生数は1月15日時点で256万回に達している。あくまで身近にいるような高校生として“等身大の姿”をさらけ出していることも、視聴者からの共感を生んでいる所以なのかもしれない。
初MVは12万回再生突破中。2019年は新たな挑戦も!?
動画編集の役割も担っているゆうぴーまんは「高校生活との両立でなかなか他のYouTuberさんのように頻度をあげて投稿はできなかったけど、それでもここまでこれたのは視聴者さんのおかげ。いつもありがとうございます」と素直な気持ちを吐露。他にも「高校生というちょっとYouTuberとしてはやりづらい環境だけど、頑張って放課後集まってやってきた。楽しいし、辛くないから続けられます」(かっぱ)、「チャンネル登録者数が20万人を突破したなんて、これは本当にすごいこと。今までできなかったことにも、これからは積極的に挑戦していきたい」(あっぷる)と今後の目標を語っている。
「もっともっと3人で有名になっていきたいんです!」と話すPKA。3月にはイベントも企画中とのことで、さらなる活躍が期待できそうだ。高校生活も間もなく卒業する彼らが2019年にどんな一歩を踏み出すのか、今後のPKAからますます目が離せない。
(文:齋藤倫子)