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(更新: ORICON NEWS

ホンモノそっくり!「ガシャポン」が話題の月刊誌『幼稚園』、SNSでバズる付録連発のワケを聞く

 幼児向け雑誌『幼稚園』最新号の“ふろく”がSNSで拡散中だ。その中身とは、なんと「ガシャポン」。紙の部品を組み立てていくと、本物そっくりなガシャポンの筐体が完成する上、付属のカプセルも本格的なプラスチック製と、まさにホンモノそっくり。以前少女漫画雑誌『ちゃお』で“家電ふろく”を付け「豪華すぎる」と話題になったが、ついに『幼稚園』にも豪華ふろくの波が来ているようだ。実際に購入した人たちからは「すごいクオリティだ…」「これで無限にガチャガチャ出来る」と高評価だが、なぜ「ガシャポン」だったのか。小学館『幼稚園』編集の大泉高志さんに話を聞いた。

ツイートが発端となり売上が一日で10倍に

――元となったTwitterの書き込みがすでに8万5000もの「いいね」がついていますが、今回の反響の大きさを教えてください。

大泉さん とある書店さんでは、最も拡散された9月4日(火)の売上が、前日比の10倍になりました。元ツイートをしてくださった読者さんに大感謝です。

――そもそもなぜ「ガシャポン」を付録にすることを考えたのでしょうか。

大泉さん 「ガシャポン」を好きなだけやれるのは、お子さんにとって夢のようなことだと思っていました。しかも筐体のデザインが、近所のスーパーでよく見かける本物と同じだったら、より嬉しさも増すのではないかと思い、製造元のバンダイさんへ相談したところ、ご快諾いただきまして今回のコラボが実現しました。

『Nintendo Labo』のコンセプトが“豪華すぎる“ふろくの流れを作った?

――先月号は「無添くら寿司」とのコラボ「かいてんずし つかみゲーム」。5月号では「ジャンボエアホッケー」など、ここ最近の『幼稚園』ふろくは “豪華すぎる”と形容してもいいほどのクオリティです。そうした流れになってきたのは、いつ頃からで、なにかきっかけはあったのでしょうか?

大泉さん これまではキャラクターを冠した付録が多かったのですが、若干のマンネリを感じていました。ある日プライベートで「くら寿司」へ行った際、お子さんが楽しそうにタッチパネルで注文したり、「びっくらポン」(食べたあとの皿を5枚入れると1回ゲームができる)で一喜一憂しているのを見て、お子さんに人気の企業さんは、もう立派な“キャラクター”と言ってもいいのではと思い、コラボしていく運びとなりました。

 また、豪華なふろくにシフトしているのは、マクドナルドのハッピーセットや、ガシャポンのおもちゃなど、安価で豪華なおもちゃが手に入るいま、紙工作だけだとどうにも弱い。そこで、紙工作をする面白さは残しつつ、電動モーターや、プラスチックのガシャカプセルなど、豪華な部品と組み合わせるようにしています。“段ボール&ゲーム機”の『Nintendo Labo』の考え方ですね。

――大きな付録にすると部品も多く、かなりの工程があると思うのですが、「親子で長い時間かけて作り上げていく(親子時間を増やす)」など、使用想定イメージがあってのことでしょうか。

大泉さん 「こんなの幼稚園児に作れない!」という親御さんからの声もいただきますが、編集部としては「親御さんが作って、お子さんがサポートする」という場面を想定しています。お子さんが部品を紙から取り外して、それを親御さんが組み立てる、みたいなイメージでしょうか。ふろくの楽しみ方として、「出来上がったら遊ぶ」こと以外に、「親子で協力して組み立てる楽しさ」や、「出来上がった達成感を味わう」という意味合いも込めています。また、「スムーズに組み立てる親御さんを見たお子さんに尊敬の念をもってもらいたい」という狙いもあったりします(笑)。
――Twitterでは「来月号のふろくもヤバい」という声もありましたが、実際にどんなふろくを用意しているのでしょうか。

大泉さん 今後も企業コラボシリーズが続きまして、来月号は「ピザーラ」さんとコラボします。「どっかん!ピザづくりパズル」というネーミングで、実際のメニュー「よくばりクォーター」などがプリントされた紙を、メニューカードを見ながら30秒以内に正しく完成させないと、ピザがバラバラになるという仕組みです。紙とはいえ、美味しそうなピザがプリントされているため、校了作業中はお腹が空いて仕方なかったです(笑)。10月1日に発売されるのでぜひ楽しみにしていてください。

 大泉さんいわく、今後も「企業コラボ」は続くとのこと。某お菓子メーカー、某ゲーム会社、某ファストフードなど、多くの人が知っている企業とのコラボが控えているようなので、またSNSが沸騰するような驚きのふろくに期待したい。

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