(更新:)
ORICON NEWS
手間ゼロ「ハードコア弁当」が“SNS疲れ”に効くワケを考案者に直撃
白米とおかずが一つあればOK “ハードコア弁当”の作り方は?
ハードコア弁当の名前の由来だが、ホイップ坊やによると「『貧乏飯』や『ズボラ飯』という言葉はありましたが、響きが若干ネガティブだと思いました。それを『ハードコア』と表現すれば、なんとなくロックっぽいカッコよさ、ポジティブさが出るかなと思い『ハードコア弁当』と名付けました」とのこと。
このハードコア弁当の写真をほぼ毎日SNSに投稿していたところ、ネットで話題となりフォロワー数が激増。「潔すぎる」、「なんか勇気が出る」といったコメントが殺到し、「#ハードコア弁当」のハッシュタグとともに、白飯の上にタラコを2腹乗せた「タラコ唇弁当」といったセンスが光るものや、春巻きやエビ、豆腐、焼き鳥などの変わり種を乗せたものまで、独自のハードコア弁当写真を投稿する人が続出したのである。
インスタ映えへの逆襲 “ミニマリスト”や“脱SNS”にも通じる心理
たしかにキャラ弁・デコ弁ブームは多くの関連書籍が発売されるなど、それなりの経済効果もあったわけだが、一方で、こんな手の込んだ弁当、兼業主婦が作れるわけない…、との声があがったことも事実であり、“SNS疲れ”と“キャラ弁・デコ弁疲れ”で疲労困憊となる女性も多かったようだ。同時にそんな状況のアンチテーゼとして、“断捨離”、“ミニマリスト”など「物を持たない暮らし」や“脱SNS”といった考え方も登場したわけだが、ハードコア弁当がバズった要因もそのあたりにあるのかもしれない。
「反抗期の子どもへの圧力」や「夫婦ゲンカの仕返し」などにオススメ
今年の2月に『ハードコア弁当』として書籍化もされており、ホイップ坊やの様々なハードコア弁当を見ることが出来る。また、今後のハードコア弁当についてホイップ坊やは、「インスタグラムに中国や台湾の人からのコメントが多いので、(中国最大のSNS)“ウェイボー”にハードコア弁当あげようと思っています。」とのこと。書籍紹介文にもあるが、「毎朝時間がないOL」、「反抗期の子どもへの圧力」、「夫婦ゲンカの仕返し」などに、オススメかもしれない。