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福山雅治×ジョン・ウー対談、難題と挑戦づくしの撮影で「知らなかった自分」に出会う

「生真面目で融通が利かない」、日本人への固定概念を変えた福山の人柄

――今作では、物語の中でも国籍の異なる主人公2人が心を通わせたり、監督が日本を舞台に、日本のスタッフと協力しながら映画を撮ったりと、国境を越えたコラボレーションが実現しました。監督は、文化や慣習を超えたモノ作りの面白さをどんなところに感じていますか?
ジョン・ウー 私は国境を越えたコラボレーションが昔から好きです。それは、お互いの文化に対する理解を深めることができるし、相手から多くのことを吸収できるからです。今回も、日本のスタッフと一緒にモノ作りをすることで、日本人のプロ意識、どんな些細なことにもベストを尽くそうとする姿、それは役者だけでなく、スタッフの取り組み方にも、非常に感銘を受けました。私が連れてきた中国のスタッフも、感じることは多かったと思います。
福山雅治 今回の映画のテーマを、撮影前に監督から説明していただいたんです。チャン・ハンユーさん演じる弁護士ドゥ・チウと僕が演じる刑事・矢村。お互い違う人生を歩み、交わるはずのなかった者同士が、一つの事件をきっかけに敵同士なのに手錠で繋がれてしまう。お互い嫌悪感を持ちながら、でも協力し合って、見えざる敵からの逃亡をはかる。そのうち徐々にお互いを理解し、一人では乗り越えられないものを乗り越え、最後は友情が芽生える。交わり合うはずのなかったもの同士が交わりあって、理解し合って問題を解決してゆくというストーリーは、個人個人の人間の関係だけでなく、国と国との間にもきっと当てはまる。そういうことを映画のテーマにしたいと、最初に監督から説明を受けました。結果として、現場のスタッフ同士の交流もそうだし、チャンさんと僕もそう。僕の話していることはチャンさんはわからないし、僕もチャンさんが何を言っているかわからなかったりするけれど(笑)、映画のプロモーションで会うと、「チャンさん!」「福さん!」と呼び合って、ハグし合う(笑)。映画のテーマも、キャスト同士も、制作現場も同じように一つになっていったんです。これはもう、全てが監督の狙い通りなんだと感じました。
――その狙いについて、監督はいかがですか?
ジョン・ウー 相互理解という意味では、とくに福山さんは、私たちの日本人に対する固定観念を変えてくれました。今回の映画を撮る前までは、中国人スタッフとはよく、「日本人は生真面目で、融通が利かないところがある。何を考えているのかわからない」と話したりしていたんです。でも、今回一緒に仕事をしてみて、福山さんのように、親しみやすくてフレンドリーで、ユーモアのセンスがあって、気配りができる日本人もいることを知りました。しかも、大スターなのに会うといつも気さくで、身近な存在でいてくれる。民族に対する固定観念なんてあてにならないということを、再認識できたんです。
福山雅治 いやいや、そんな(照れ笑い)。僕こそ、優しくて、エネルギーと愛情と才能に溢れた素晴らしい監督と出会えて、友情というのはおこがましいですが、言葉も年齢も超えた繋がりを感じています。本当にありがとうございました。
(写真:小池哲夫 文:菊地陽子)

映画『マンハント』

原作 西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』(徳間書店刊)
監督:ジョン・ウー
出演:チャン・ハンユー 福山雅治 チー・ウェイ ハ・ジウォン
友情出演:國村隼 特別出演:竹中直人 倉田保昭 斎藤工
共演:アンジェルス・ウー 桜庭ななみ 池内博之 TAO トクナガクニハル 矢島健一 田中圭 ジョーナカムラ 吉沢悠
2月9日公開
【公式サイト】(外部サイト)
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