椎名林檎×斎藤ネコ
しいなりんごさいとうねこ
2007年に公開した映画『さくらん』(蜷川実花監督)での音楽監督を務めた椎名林檎が、アルバム『平成風俗』を作る際に、『さくらん』のサウンドトラックの発展型という位置づけで、指揮者&アレンジャーであり、バイオリン&キーボード奏者でもある斎藤ネコとコラボレーションした際のアーティスト名。 それまでにも共演をたびたび行ってはいたが、アルバム全編を通して共同制作者というスタンスで臨んだのはこの時が初。斎藤指揮のもと国内トップクラスのプレイヤーが集結し、曲によってストリングス、ブラス、木管など総勢70人に及ぶ編成も行われた。サウンド・スタイルもジャズ、クラシック、ラテンからタンゴ的な要素まで多岐にわたり、日本のポピュラー音楽シーンでは数少ない、エンターテインメント性の高い、スケール感のある内容となった。 『平成風俗』からはシングルとして「この世の限り」がリリースされている。