星降る夜 星降る夜 星降る夜夜 星降る夜夜
夜る るるる るるる

ハスカップの記憶 辿る そうだ
片手にはハスカップハスカップの...そうだ!

ハスカップのソーダ割り
ベロの付いた赤い財布を無くしちまった!
大事にしてた財布だったんだ

片手にハスカップ
ハスカップのソーダ割り
ベロの付いた赤い財布を無くしちまった!
大事にしてた財布だったんだ

ベロの付いた赤い財布
ベロだれか拾った
だれか拾った奴がいたら教えてくれ
財布の中に住所を書いた
小さなピンクの紙がある

ベロのついた赤い財布ベロ

夜の闇に溶けて 走り出せ走りだせ
夜のシマウマ夜シマウマよ 走りだせよ

どこに落としたか どこで落としたか覚えてない
俺は何ひとつ覚えていない
昼だったか夜だったか どの道だったか
船は動き出した船は動き出した 港を離れてく
もう岸には戻れない戻れない そうだビリー

「おれには人格がない おれには全く人格がない
勝手に他人がおれを作った
作り上げた 好き勝手な言葉を吐きつけて
おれを作り上げたんだ
そいつらの目がおれを睨んでる
睨みつけてる寄ってたかって何なんだお前ら
お前らは自分が正しいと思ってんのか?
どこからくるんだ? その信じがたい言葉
その信じ難い 佇まい 一体どこから生まれてくるんだ
どこからやってきたんだお前たちは
おれには人格がない 全くおれには人格がない
勝手に他人がおれを作った」

無くしちまった財布 おれの大事にしてた財布だった
ベロの付いた赤いベロの財布
細かく言えばかすれた赤だ 色褪せた赤い財布だビリー
何時に落としたなんてそんなの分かんねーよ?!
携帯も叩き壊した!
月明かりを頼りに歩いた 月明かりだけを頼りに歩いた
石ころにつまづいたがな 石ころにつまづいたがな

星降る夜星降る夜夜夜夜 そうだビリー
「ビリーお前だけが頼りだビリー
おれのこめかみを押してくれ お前の鉄の拳で
強く もっと強く
ビリー お前だけが頼りだ お前のその鉄の拳が
おれを押せ そんな力じゃダメだビリー
叩き潰してくれお前のその拳で このおれを
叩き潰してくれビリー 叩き潰せおれを
頼むぜビリー」
星降る夜星降る夜星降る夜夜夜夜夜