いよいよ開幕!お台場に旬なアイドルたちが集結

 午前9時半。会場最寄りのテレコムセンター駅近くに設けられたWELCOME MARQUEEでの“TIF TV”で、最初のゲストAeLL.が「去年のTIFで変われました。今年はもうひと回り大きくなります」と抱負を語る。湾岸スタジオ横の公園広場内の野外ステージSMILE GARDENでは『Opening LIVE』が始まり、MCの菊地亜美(アイドリング!!!)と吉木りさが大勢の観客を前に「10時前なのに、こんな盛り上がってビックリ!」と声援に手を振る。

 幕を開けた2012年の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2012』(TIF)。メイン会場となるZepp DiverCityのHOT STAGEへも、開演30分以上前から長い長い列ができていた。こちらは10時半からライブがスタート。最初の3組は地方アイドルが続いた。

 一番手は福岡で活動するLinQ(リンク)。4月にシングル「シアワセのエナジー」が週間ランキング6位になり、人気を全国に広げている。メンバー31人中15人で出演。「LinQがTIFにやって来たぜー!」と、力のみなぎるパフォーマンスを見せた。ヲタ芸を打ちやすい「カロリーなんて」などお祭り感が高く、学校が舞台の公演曲「チャイムが終われば」では、教室用のイスを持ち出して座ったり周囲を歩く振りが楽しかった。

 続く仙台のDorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)は、去年のTIFで人気に火が付いた5人組。ステップなど振りの1つひとつが力強く、ターンも鋭く速い。そして歌にも骨太感が。昨年は東日本大震災で自らも被災しながら、復興支援イベントに飛び回り、その震災のことを歌った「Life goes on」も披露。<もう大抵のことは大丈夫 強くならなきゃね>と想いがこもる。各地でいろいろな状況を目の当たりにしたことが、彼女たちのステージに強さを感じるようになった要因かも。

 新潟のNegicco(ネギッコ)は、もともと名産の“やわ肌ねぎ”PRのため結成された3人組。「ネギさま!Bravo☆」では定番となった、客席へネギを投げ入れつつ、全体的にはテクノ色を強め、洗練されてきた印象。最後は『めちゃ×2イケてるッ!』のエンディングテーマになった「圧倒的なスタイル」。「みんなでラインダンスをしましょう!」と呼び掛け、客席で肩を組む列ができて「右!左!」と動く。地元の祭りなどでのライブ経験も豊富だけに、盛り上げ上手だ。

 午後イチの登場は、小・中学生による“成長期限定ユニット”さくら学院。制服姿の12人が「イエーイ!」と元気に飛び出して、オクラホマミキサーを取り入れた「ベリシュビッツ」から。身長140cmにも満たない小等部メンバーもいて、小さい体をキビキビ動かすのが微笑ましい。“公開授業”から生まれた新曲「WONDERFUL JOURNEY」は、世界の国々が分かるナンバー。ラストの「夢に向かって」などでは、恒例の小旗を振るパフォーマンスも。イノセントな躍動感でいっぱい。

 東京女子流もデビューした2年前のTIFではあどけなさを感じたが、今やダンス&ボーカルに貫禄さえ漂い、グイグイ引きこまれる。エアギターの振りから入る「ヒマワリと星屑」や、5人が輪になってマリオネットのように回る「鼓動の秘密」は、カッコ良さに鳥肌が立つほど。新井ひとみの切なげな歌声も胸にくる。新曲「LolitA☆Strawberry in summer」(SweetSのカバー)では、服をめくっておヘソをチラ見せする振りもあった。

 TIFに初登場したのが、人気グラビアアイドルの吉木りさ。「ついに来ちゃった!」とハイテンション。やはりビジュアルの華やかさは抜群だ。そのうえ、実は小学生の頃から民謡を習っていて、歌唱力もかなりのもの。「Destin Histoire」では伸びやかなハイトーンを聞かせ、「永久星座」ではしっとりと力強く。ヒャダイン(前山田健一)プロデュースの新曲「ボカロがライバル☆」では、怒涛の勢いでブリッコ風ボーカルに民謡調の節も織り交ぜ、最後まで高いテンションで沸かせた。