ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2010年10月7日
LIVE REPORT
SKE48
初ツアーで炸裂したエネルギー&ハンパじゃない!?飛び散る汗

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10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演松井珠理奈と松井玲奈の期間限定ユニット“キネクト”(10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演)松井珠理奈と松井玲奈の期間限定ユニット“キネクト”(10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演)
松井珠理奈と松井玲奈の期間限定ユニット“キネクト”(10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演)オーディションに合格したばかりの4期生から選抜メンバーに抜擢された木本花音(10月11日、東京・SHIBUYA-AX 公演)SKE48第4期生(10月5日、名古屋・Zepp Nagoya 公演)SKE48第4期生(10月5日、名古屋・Zepp Nagoya 公演)SKE48赤組(10月5日、名古屋・Zepp Nagoya 公演)
SKE48第4期生(10月5日、名古屋・Zepp Nagoya 公演)SKE48第4期生(10月5日、名古屋・Zepp Nagoya 公演)   
最高のパーティーに招待されたようなパフォーマンス力
 「普段の公演も、お風呂に入ったくらい汗をかくんですけど、今日は会場をサウナ状態にして、ファンの皆さんもメンバーも汗をいっぱいかくステージにします!」

 開演前の会見で、高柳明音がそう語ったSKE48初のツアーは、タイトルが『SKE48 汗の量はハンパじゃない』。これまで東京では、チームSチームKIIそれぞれの出張公演はあったが、全メンバーでは、この日(10月3日)のSHIBUYA-AXが初めて。フロアは2000人のファンでギッシリ超満員になっていた。

 幕開けはチームSによる「PARTYが始まるよ」。大きく腕を広げて踊るメンバーたちに、「じゅーりなー!」「れーなー!」と、ボーカルが変わるごとにコールがかかる。歌いながらステージの最前線で横1列になった16人は、笑顔で手を振って応える。

 入れ替わりでチームKIIが登場。「Dear my teacher」をハツラツとステップを踏みながら歌って盛り上げると、次はSとKII一緒に「手をつなぎながら」。全員が手をつないでのウェーブに拍手と歓声が飛ぶ。間髪入れず、研究生も加わった総勢41人での「仲間の歌」へ。この大人数が一斉に踊ると、ステージは華やかさで溢れかえる。桑原みずきの“ちからコブ”ポーズに笑いが起きたりも。中西優香が客席にマイクを向けると、<歌を歌おう〜>と会場一体の大合唱になり、もう最初から楽し過ぎ!

 「今年イチの汗をみんなでかきましょう!」(桑原)とのMCを挟み、「スカート、ひらり」からは4〜7人のユニットが入れ替わり立ち替わり登場した。フリルが可愛い「ガラスのI LOVE YOU」、ミリタリールックでGS風の「涙の湘南」、白のパンツルックにヘッドセットで踊るヒップホップ調の「エンドロール」など、衣裳も曲調も1曲ごとに次々と変わり、グイグイ引き込まれる。

 さらに、制服での動きに力がこもる「強き者よ」からは、シングルコーナーへ。大ヒット曲「ごめんね、SUMMER」はステージ後方の階段上にこの曲の選抜7人が登場して歌い始め、センターの松井珠理奈が階段を駆け下りてステージ中央に踊り出ると、客席は「ウオーッ!」と、盛り上がりは最高潮に達した。ますます勢いに乗り、「羽豆岬」「青空片想い」「バンジー宣言」と1曲ごとにメンバーが交代で階段から登場してくる。これでもかというほどの賑やかさ!

 以前インタビューで珠理奈が「選抜メンバー7人はみんな個性的。でも、SKE48は他のメンバーも全員個性的なんです」と話していた。ライブを観ていると、それがよく分かる。2枚目のシングル以降で、当時研究生から選抜に抜擢された小木曽汐莉、木下有希子、木崎ゆりあの逸材ぶりにも人材の豊富さは感じられたが、この日が研究生からチームSに昇格して初の大舞台となる加藤るみも、小柄な体を目いっぱい使って踊り、MCでは真ん丸顔をイジられる。そんな1人ひとりの全力投球が折り重なって、汗を飛び散らせながら輝くのがSKE48のステージだ。

 中西と平田璃香子のふたりで始めたMCの名を借りた寸劇(?)では、“男子系女子”の中西に平田が「今日だけでも彼氏になって。あなたのことが好きですぅ〜」とブリブリで告白するも「ごめん。ないわ」とバッサリ。2次元同好会、アイドル研究会も絡み「私なんてこの前、熱海に行って。ゲームの話ですけど何か?」「おトイレとか行っちゃうの?本物のアイドルは食べることはあっても何も出さなくてよ」などと笑わせた。

 そして、「あの傘を持った人は?」とのフリから、松井玲奈のソロ「枯葉のステーション」へ。セットリストベスト30で1位になったこの物哀しいナンバーで空気を変えたのを皮切りに、少人数ユニットの7曲を一気にたたみ込んだ。また様々な曲調と衣裳で、ジェットコースターのように目まぐるしいステージを展開。なかでも、ピンクのチェックにベレー帽の矢神久美と木?ゆりあによる「狼とプライド」は、メチャメチャ可愛くて倒れそうになった。ふたりで手をつないでハートの形を作り、最後は一緒に?サイン。萌えるなぁ〜。続く高柳、若林倫香、山田澪花による「ウィンブルドンへ連れてって」もフリフリ衣裳で♪ランララン〜と、アイドルらしさをたっぷり堪能できた。

 AKB48ナンバーのカバーコーナーは、フレッシュ感たっぷりに。謎かけMCで高田志織が「SKE48とかけて、お金持ち同士の縁談と解く。その心は、まとまったら無敵だー!」とキメると、ライブはいよいよクライマックスへ。切ない「ジェラシーのアリバイ」、そして人気曲「ピノキオ軍」では多くのフラッグも振られ怒涛のラストスパートに。本編最後のMCは、玲奈と珠理奈がマイクを取った。

 「2年前に小さな劇場でスタートして、歌もダンスも全然ダメで、足が震えていて……。どうしたらAKB48さんみたいなパフォーマンスができるのか、みんなで話し合ったこともあります。そこで出た答えは、とにかくガムシャラにやるしかないということでした」と、涙ながらに振り返った玲奈。それを受けて珠理奈は「すべてに全力を尽くし続けたら夢に近づけると信じて、これからも成長を続けていきたいと思います!」と語った。

 そして、「この曲に憧れて私たちは出会いました」という「桜の花びらたち」を全員で肩を寄せ合いながら熱唱して、ノンストップのライブは幕を閉じた。すっかり夢中になって観ているうちに、いつの間にか2時間が経っていた感じだ。

 もちろんアンコールを求める2000人のSKEコールは止まない。再びライトで照らされた舞台に16人のメンバーが現れる。珠理奈が「11月17日に4枚目のシングル発売が決定しました!」と告げると、場内は歓声で沸き返る。選抜メンバーがこの16人で、オーディションに合格したばかりの4期生から抜擢された木本花音が、後列より呼び込まれて紹介された。「中1です」というと「エーッ!?」「キター!!」と会場がどよめく。「初めてのステージがこんな大きいところで、うれしいのとドキドキとワクワクが混じって、頭のなかが真っ白です」と初々しくあいさつした。

 その新曲「1,2,3,4、ヨロシク!」をアンコール曲として初披露。これまで7人だった選抜メンバーが倍以上に増え、ダンスの激しさはアップ。ふたりずつ手をつなぐフリも織り込まれていた。恋をしている女の子の歌で、サビの<1、2、3、4〜>が耳に残り、「恋をすると朝早起きになるんだって」などと、ひとりずつ台詞が入るのも印象的だ。

 さらに、カップリングで珠理奈と玲奈の期間限定ユニット“キネクト”が歌う「TWO ROSES」も続けて披露された。W松井、JRコンビと呼ばれつつ、ふたりでのユニットは初。珠理奈は青、玲奈はピンク一色の、上はスーツ風だが、下は美脚を強調する短パンの衣装でステージに現れたふたりは、最初、恥ずかしがってMCメンバーの後ろに隠れていた。だが歌が始まると、ふたりがシンメトリックに動くダンスがカッコいいテクノナンバーで、観客を魅了した。

 最初から最後まで盛りだくさんで、一瞬も飽きることのなかったステージも、いよいよ本当のラスト。フィナーレとなる36曲目は、さわやかな学園ソング「チャイムはLOVE SONG」。メンバーたちは髪を本当に汗で滴らせながら、笑顔は底抜けに輝いている。拍手を受けながら最後のキメポーズ。あとは手を振りながら口々に発する「ありがとう!」と、観客1人ひとりの声援が幾重にも交錯していた。交歓し合う気持ちと気持ち……。

 ハンパじゃないのは、汗の量だけじゃなかった。夢に向かってひたむきに進むエネルギー。最高のパーティーに招待されたようなパフォーマンス力。美しい青春の熱に触れ、心地よい余韻はいつまでも冷めやらなかった。
(文:斉藤貴志)
【過去の特集&インタビュー】
■シングル「ごめんね、SUMMER」インタビュー
 『フレッシュな新選抜メンバーで夏トーク!楽しかった思い出とこの夏やりたいこと』(2010/07/07)

■第1回東京出張公演ライブレポート
 『“制服の芽”第1回東京出張公演が大盛況!!』(2010/04/20)

■シングル「青空片想い」インタビュー
 『インタビューで選抜メンバー間の人間関係が垣間見えた!?』(2010/03/24)

■シングル「青空片想い」PV撮影密着ルポ
 『PV撮影現場に潜入!選抜メンバーの素顔&全員写真を大公開』(2010/03/17)
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