ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2010年7月21日
LIVE REPORT
AKB48
大島優子の初センターに沸いた!AKB48史上最大の代々木コンサート

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笑顔と感動とサプライズが盛りだくさん
 世間の大きな注目を集めた6月9日の17thシングル選抜総選挙後初、そしてAKB48史上最大キャパ数となる代々木第一体育館でのコンサート『サプライズはありません』は、予想通り(?)サプライズだらけだった!?7月10日の初日の模様をレポート!!

スポットライトを浴びて白い輝きを放つ大島優子

 メインステージと、花道を渡ったセンターステージ、そこから上手と下手にスタンド席の高さに設けられた2つのステージ、合計4つの舞台が用意されていた。恒例のアゲアゲ系overtureのあとに始まったのは、しっとりとしたピアノのバラード。メインステージ、水晶の岩石のセットから大島優子が、白いファーの帽子、ワンピースとブーツ姿でひとりで登場した。

 歌は「泣きながら微笑んで」。初のAKB48センターを務める大島の、最初の公演のオープニングに、驚きと歓喜の大声援が起こるなか、ゆっくりと歩きながらセンターステージへ。アリーナのど真ん中で、四方八方からのスポットライトをひとり占めした大島は、本当に水晶から生まれてきたのかと思える、白い輝きを放っていた。

 初日の前半戦は、総選挙の上位12名を、1位の大島優子からカウントアップしていくというセットリスト。

 冬のムードから一転、続いて登場した前田敦子は、トロピカルな映像と噴水が上がるなかで、元気に「渚のCHERRY」を披露した。篠田麻里子はキュートなサンタ姿の「真夏のクリスマスローズ」を、板野友美はおシャレに着くずした制服姿で「制服レジスタンス」、かわいいルームウエアに身を包んだ渡辺麻友は「パジャマドライブ」。それぞれが与えられた1曲のなかで、めいっぱいのパフォーマンスを見せてくれた。

 白い羽根を背中につけた高橋みなみは、「Bird」で迫真のボーカリゼーションを見せつけた。上手のステージから、スタンドへもアリーナへもアピールする気配りはさすが。小嶋陽菜は夏のお嬢さん風ワンピで「ハート形ウィルス」を、柏木由紀はガータベルトでセクシー&キュートに「口移しのチョコレート」。柏木の甘い歌声でのカメラにウィンクは、女の子も羨むかわいさ!宮澤佐江は珍しいスーツスタイルの衣裳で「奇跡は間に合わない」。ハットを投げてキャッチするというワザも成功!

 ここからSKE48松井珠理奈松井玲奈が続く。珠理奈がラテンの香りの情熱ソング「思い出以上」を歌えば、玲奈はソロで「枯れ葉のステーション」をしっとりと歌い上げた。続いて12曲めは、河西智美の「キャンディー」。リボンでデコレイトしたマイクスタンドで、キャラどおりのフワフワ・ハッピー感を振りまき、イッキに駆け抜けた前半を癒しでシメてくれた。

あっちゃんバースデーに精一杯の“おめでとう”

 ここでひと息、「みなさん、こんばんは〜!」と、大島の大きな声が響いた。 「こんな大きなところで歌えて気持ちよかったです〜!」(大島)  と、オープニングを飾った大島に対し、篠田が「水晶の間から出てきたけど、小っちゃくてどこ?って感じだった(笑)!」とイジる場面も(笑)。

 そして、フレッシュ笑顔のSKE48が、新曲「ごめんね、SUMMER」、「少女は真夏に何をする?」を披露したあとは、ユニットコーナーへ。7月10日(納豆の日)ならではのナットウエンジェル、ナットウエンジェルZや、タカラトミーとのコラボソングを歌うミニスカートなど、ユニークなユニットが、歌とトークで盛り上げる。

 渡り廊下走り隊は、新曲のサワヤカ応援ソング「青春のフラッグ」を披露。手旗信号を交えた振り付けで、会場を青春モードにしてしまった。このあと、渡辺以外の4人でオーディエンスに“ガンバレ”の手旗信号をレクチャーしようと試みるが、4人揃わずに「あれっ(笑)?」。かわいすぎて会場から爆笑が沸き起こった。

 続くチームドラゴンの「心の羽根」は、風のような応援ソング。ちょっとレトロなヒコーキ乗りの衣装とゴーグルで。前田を中心に7人でVの字を作り、両手で羽ばたく!

「そろそろチーム曲、やっちゃっていいですか!?」
 秋元才加の呼びかけに会場が大声援で応えた。まずはチームK、B、Aの順で1曲ずつ歌い、ここで、この日19才の誕生日を迎えた前田敦子のハッピーバースデー・タイム。
「こんなにたくさんの人の前でのバースデーは初めてだよね」
 という高橋の言葉に、前田はウルウル。そして前田と仲よしの板野がケーキを運び込んだのだが、テーブルから滑って落ちてしまうハプニングが!

「ケーキがなくったって、誕生日は祝えるんだよ!」

 高橋の素早いフォローには感動。「これがウワサのサプライズ?」発言もウケたが(笑)。会場のすべての人が「ハッピーバースデー」を大合唱し、板野からもエールを送られた前田は、「今すごい泣きそうなんですけど……。(今日は)2曲目で歌って、今までで一番緊張しました。19才は大人と子供の狭間です。大人になる準備をしつつ、10代最後なので、もう少しみんなに甘えていこうと思います!」と、19才の抱負(?)を宣言した。この直後の歌は、もちろん「涙サプライズ!」。前田の表情が大型モニターにアップになり、会場からは曲にあわせて精一杯の“あっちゃん”“おめでとう”コール……。今まで聴いた「涙サプライズ!」のなかでもっとも感動的だった。

アンコールにぎゅっと詰まっていたサプライズ

 ここからラストに向かって一気に畳みかけてゆく!「大声ダイヤモンド」からは、全員が原色のビビッドな衣装で登場。大人数で歌いながら走り回り、たくさんの笑顔があふれた。ステージはめちゃくちゃ華やか!ラスト曲は、早くも夏の定番となった「ポニーテールとシュシュ」。ワクワク感、胸の高鳴りを呼び覚ますこの曲は、夏休み直前のスペシャル・プレゼントとなった。

 さて、ないはずのサプライズは、アンコールにギュッと詰まっていた。「心の羽根」のミュージックビデオのメイキング〜本編が初公開され、秋からの海外公演、9月26日の奈良・薬師寺での野外ライブが発表された。さらに大阪・難波に劇場がオープンし、NMB48が誕生することが明らかに。これには会場から、この日一番の「ええーっ!!!?」の声が起こった。まぁ、本人たちが一番ビックリしているのだろうけれど。

 さらに、8月18日に発売されるニューシングル「ヘビーローテーション」に収録されている「ラッキーセブン」を初披露。衣装は赤くてキラキラの鼓笛隊風。軽快にハツラツとパレードしていくようなリズムに乗って、力強いメッセージを送ってくれた。

 いろいろなサプライズがあったが、どんなサプライズよりも、今この瞬間をともに過ごし、胸を熱くしていることが幸せだと感じるのがAKB48のコンサート。そう考えると、最後に歌った最高の友情ソング「僕たちの紙飛行機」の歌詞が胸の奥に染み渡ったのだった。
(文:三沢千晶)
【過去の特集&インタビュー】
■“選抜総選挙”完全レポート!
 『絶対的エースの陥落から新たな高みへ』(2010/06/18)

■シングル「ポニーテールとシュシュ」インタビュー
 『ポニーテールで夏ソング!水着撮影はハプニングも!?』(2010/05/26)

■特集『神曲たち』&横浜アリーナライブレポ
 『語り継がれるはず“伝説の神曲たち”&元気にハジケた横浜アリーナレポート!』(2010/04/07)

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