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日本初の“専門”大学・日本映画大学1期生166人が入学

 映画監督の故・今村昌平さんが1975年に創設した『日本映画学校』が、日本初の映画の単科大学(4年制)として生まれ変わり、川崎市麻生市市民館で5日、第1期生166人の入学式が行われた。

 式の開会にあたり、学科長に就任した今村氏の長男で映画監督・脚本家の天願大介氏は「君たちが意図したことではないけれど、第2次世界大戦以来の転換期に入学することになった。いままで映画界に対して抱いていた幻想、日本の社会に対する幻想はもう通用しない。しかし、こうした苦難の時代は過去に何度もあった。酷いこともたくさんあるが、そこから素晴らしい人物が出て、名作が生まれる可能性がある。新しい時代を一緒に作っていければと願っています」とあいさつした。

 映画評論家の佐藤忠雄学長は式辞で「映画を学ぶことは人間を学ぶこと社会を学ぶ、社会が葛藤しあっている世界を学ぶこと。どういう世界観を身につけるか、期待しています」と学生たちに発破をかけた。

 創始者の今村監督は、『楢山節考』と『うなぎ』でカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)に2度輝いた。「既設のレールを走りたくない若者たち、常識の管理に甘んじたくない若者たちよ集まれ」と、1975年に『横浜放送映画専門学院』を設立。1985年に『日本映画学校』と改名し、3年制の専門学校として、若手の育成に努め、多くの人材を映画界に送り出した。卒業生には、『悪人』の李相日監督、『十三人の刺客』の三池崇史監督らがいる。

 映画を学ぶよりよい環境を求め、4年制大学の設立に向けて2003年頃から川崎市などに働きかけていた今村監督だったが、2006年に他界。その遺志は受け継がれ、学校法人神奈川映像学園が昨年設立申請を文部科学省に提出し、11月に認可された。川崎市麻生区内に2つのキャンパスを擁する同大学内に新設された撮影スタジオには『今村昌平記念スタジオ』と今村監督の名を冠し、学生たちの新たな才能の開花を見守っていく。

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