タレント・中川翔子(25)の父で1994年に急性白血病のため亡くなった歌手・中川勝彦さん(享年32)が残した“幻”の絵本『未知の記憶 Unknown Memory』が、インターネット書店・復刊ドットコムから3月に復刊されることがわかった。まだ幼かった翔子も制作を手伝い、「父が描き紡いだ“生きた証”。言葉に、空の色に、伝えたかった想いがあふれています。またこの絵本がたくさんの方に見てもらえる機会ができて嬉しいです」と万感の思いを寄せている。
1980年代、ヴィジュアル系アーティストの先駆けとして活躍した勝彦氏だったが、幼い翔子を残したまま1994年、急性白血病のため32才の若さでこの世を去ってしまう。そんな勝彦氏が病床で完成させたのが、唯一の著書である同絵本。90年代に2度、限定ルートで刊行されたのちファンの間で“伝説”の絵本として語り継がれていた。同社には実に9年間にわたって熱心な「復刊リクエスト」が寄せられ、今回、遂に復刊が決まった。
広大なアフリカ、飛ぶことに憧れるダチョウのニポはある日、岩山でアンモナイトの化石を見つける。海というものの大いなる存在を知ったニポは、仲良しのあなほりふくろうのじいさんと一緒に、憧れの海を目指して旅に出る。ニポが体験する幻想的な過程、めくるめく未知の世界とは――。
復刊にあたり、オリジナル原画(貼り絵)から新たにスキャニング&製版し、巻末には勝彦氏によるあとがき、フォトギャラリーなどを収録した。現存する音源から起こした勝彦氏による全本文の朗読を収録し、CD付「スペシャル・エディション」と、書籍のみの「スタンダード・エディション」の2種類で同時発売される。
1980年代、ヴィジュアル系アーティストの先駆けとして活躍した勝彦氏だったが、幼い翔子を残したまま1994年、急性白血病のため32才の若さでこの世を去ってしまう。そんな勝彦氏が病床で完成させたのが、唯一の著書である同絵本。90年代に2度、限定ルートで刊行されたのちファンの間で“伝説”の絵本として語り継がれていた。同社には実に9年間にわたって熱心な「復刊リクエスト」が寄せられ、今回、遂に復刊が決まった。
広大なアフリカ、飛ぶことに憧れるダチョウのニポはある日、岩山でアンモナイトの化石を見つける。海というものの大いなる存在を知ったニポは、仲良しのあなほりふくろうのじいさんと一緒に、憧れの海を目指して旅に出る。ニポが体験する幻想的な過程、めくるめく未知の世界とは――。
復刊にあたり、オリジナル原画(貼り絵)から新たにスキャニング&製版し、巻末には勝彦氏によるあとがき、フォトギャラリーなどを収録した。現存する音源から起こした勝彦氏による全本文の朗読を収録し、CD付「スペシャル・エディション」と、書籍のみの「スタンダード・エディション」の2種類で同時発売される。

2011/02/04