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　とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが地球の暮らしをユーモラスに風刺する缶コーヒー『ボス レインボーマウンテンブレンド』（サントリー）シリーズの新CMで、東京タワーと現在建設中の東京スカイツリーが“共演”していることがわかった。新旧2大タワーがひとつのCMに映し出されるのは初めてで、2つのタワーと重ねあわせるかのような人間模様が心温まるストーリーで描かれる。

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　ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズ演じる“宇宙人ジョーンズ”が、さまざまな職業を転々としながら地球人の生態を調査する同CMシリーズも2006年4月のスタート以来26作目。今回の舞台は東京タワーで、ジョーンズはエレベーターの案内係に扮する。コイン投入式の双眼鏡をのぞくジョーンズの目に留まったのは、とあるオフィスでのやり取り。得意先からの依頼に「直接会いに行く」という杉本哲太扮する中堅社員と、「メールのほうがいい」と主張する若手社員の意見の食い違いに耳を傾ける。

　2人のやりとりを見て「この惑星には、常に新旧の戦いがある」と報告を始めた宇宙人ジョーンズだったが、お互いの考えを尊重しあい、最終的には得意先に一緒に向かう様子を目の当たりにすると、その姿を2つのタワーが並び立つ東京の景色と重ねあわせ「ただ、この惑星の2つのタワーは、どちらもありだ」。“どちらが正解、間違いということではなく、むしろ双方が共存していることが世の中を少しずつ楽しくしているのかもしれない”という思いを胸にジョーンズは調査を締めくくる。

　CM音楽には、古き良き昭和時代を描き大ヒットを記録した映画『ALWAYS三丁目の夕日』のオープニング曲を起用している。昭和33年の完成以来、目まぐるしいスピートで発展してきた街の姿を見続ける東京タワーと、2012年春に完成すると世界一高い自立式電波塔となる東京スカイツリー。ともに共存し東京の街を見守っていく2つのタワーを、郷愁を誘うメロディーとともに空撮によって映し出したダイナミックな映像も見どころだ。

　トミー・リー・ジョーンズは「今回のような案内役がいるエレベーターには一度も乗ったことがない」と東京タワーに興味津々。スカイツリーについても「展望台にもぜひ上ってみたいね。その高さからなら何でも見えるだろうし、富士山の眺めなんか最高なのでは」と、大の親日家というだけに新たな名所の完成を楽しみにしていたという。

　『ボス レインボーマウンテンブレンド』の新CM『2つのタワー』篇は8月17日より全国で放送開始。

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