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【編集長の目っ!】08年印象に残ったライブ10/154 (1)

10/154……今でもその時の“温度”がハッキリ甦る、珠玉のライブ10


 2008年もかなりの数のライブ取材をさせてもらった。12月31日までで154本。メジャー、インディーズ、ライブハウスからドーム、国立競技場まで、素晴らしいライブをたくさん体感させてもらった。その中から特に印象に残ったライブ10/154を選んでみた。自分の好みや趣味も多分に影響しているとは思うが、独断と偏見ということで許していただければ…。まずは前編として5本ピックアップ!

★UVERworld「UVERworld 2008 Premium Live at NIPPON BUDOKAN」 12/5東京・日本武道館
 初の武道館公演ということで注目していたが、まるでライブハウスかと思ってしまうほど、彼らが武道館を“支配”していた。高い演奏力に裏打ちされたそのパフォーマンスは、改めて彼らにしかできない“オンリーワン”の音楽をやっているバンド、“オンリーワン”の存在なんだということを再認識させられた。

★「ap bank fes’08」 7/19〜21 静岡・つま恋 多目的広場 その他
 今年は7月20日に参戦。このイベントは毎年、エコ意識の共振・共鳴というメッセージを謳い開催されているが、回を追うごとに、お客さんが“自然”にそのメッセージを受け止め、賛同し、“自然”にイベントへ参加している感じが伝わってくる。イベントの意義や意味が確実にユーザーに伝わっているんだなと実感。ライブでは改めてSalyuの声に、“うた”に感動。そしてBank Bandをバックに、小田和正Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」を櫻井和寿のコーラスと共に歌い、まさに“真夏の昼の夢”を観ているようで、忘れられないシーンに。

★EGO-WRAPPIN’「Midnight Dejavu」 12/19東京キネマ倶楽部
 ベスト盤『BEST WRAPPIN’1996-2008』が好調のEGO-WRAPPIN’の年末恒例ライブは、今年も歌、演奏、雰囲気全てがカッコよすぎ。生音に体が勝手に動いてしまう。渋くて熱くて、ポップスセンスに溢れ、中納良恵のボーカルは永遠に聴いていたいと思うほど、心と体に熱くもやさしい。

★Perfume「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」 11/7東京・日本武道館
 08年最も勢いがあったアーティストらしく、初の武道館が2daysという派手さ。彼女達の曲は、サウンドはテクノだがどこを切り取っても良質なJ-POP。だからこそ幅広い層から支持されている。武道館のステージ上でも3人の姿が大きく見える独特のダンスには、本当に目を奪われてしまった。耳に残るメロディと、一度観たら忘れられないダンスは病み付きになる。

★嵐「ARASHI marks ARASHI AROUND ASIA2008」 9/5東京・国立霞ヶ丘競技場
 デビューから取材等で接していた嵐がついに国立かぁ…と感慨深い想いで観たライブ。この前に5大ドームツアーを成功させ、ビッググループの仲間入りを果たしていた彼らだが、7万人を飲み込んだ、夕暮れ時の国立競技場に佇む5人の姿を見たときは、素直に感動。オープニングが「Love so sweet」という、がひとつ上のステージに上がる、大きなポイントになった曲で、自信に満ち溢れた5人が登場し、計33曲、確かに大きく成長した姿を見せてくれた。
 日本のファンに現在の5人の力を見せつけ、納得させ、そしてこのライブを皮切りにアジアへと突き進んでいった“意味”のあるライブだった。見事なエンターテイメントショウだった。


 小田和正EGO−WRAPPIN’中納良恵Perfume

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