今冬ドラマトップバッターは明日4日（日）より放送が始まるNHK大河ドラマ『天地人』。前クールで高い人気を誇った『篤姫』の主演・宮崎あおいからバトンタッチされた妻夫木聡が、戦国時代に“義”を貫いて生き抜いた武将、直江兼続を演じる。また昨年の流行語大賞に輝いた“アラフォー”をテーマにした作品が今クールにも登場。バブル時代に自らの意思で“非婚”を決めた3人の女性が登場する『非婚同盟』（フジテレビ系）や、1人の男性の妻と愛人がふとしたことから同居を始めるというコミカルな作品『オーバー30』（TBS）で、大人な女性の姿を描く。

　シリーズものとしては塚本高史、佐藤隆太、岡田義徳の3人がファミレスでダラダラとした会話を展開していく話が人気の『THE3名様』の女性版として『セレぶり3』（テレビ東京系）が登場。浅見れいな、中村ゆり、野波麻帆という“セレブに魅せられた”3人がどんな会話を繰り広げるのかに注目。ほかには79年に始まった『仕事人』の誕生30周年を記念して東山紀之主演のスペシャル版を経て今回連続ドラマになった『必殺仕事人2009』（テレビ朝日系）や、映画化もされ話題の『特命係長・只野仁』（テレビ朝日系）が深夜枠から放送時間を繰り上げて復活。『キイナ−不可能犯罪捜査官−』（日本テレビ）では同局『ザ！世界仰天ニュース』で実際に取り上げられた超常現象などを題材に、主役を務める菅野美穂が常識では考えられない不可能な犯罪に立ち向かっていく。

　現代社会の孤独と絶望を抱えながら生きる男女とその家族を描いた人間ドラマの『ありふれた奇跡』（フジテレビ）では山田太一が脚本を務め、加瀬亮は同作で連ドラ初出演。同じく“初モノ”としては、高級マンションに住む男女4人が恋人交換することから起きる騒動を描く『ラブシャッフル』（TBS系）で今話題のDAIGOがドラマに初挑戦。ほかに『ヴォイス〜命なき者の声〜』（フジテレビ）は、月9初主演を務める瑛太ら5人の医大生たちが、人の「死」から受け止めたことを残された者たちへの「生」につなげていこうと葛藤する。

　今をときめく“若手イケメン俳優”らが活躍するものとして注目なのは松ケンこと松山ケンイチが久々の連ドラ出演を果たした『銭ゲバ』（日本テレビ）で、過激な描写でも話題になった人気漫画が原作。『RESCUE〜特別高度救助隊』（TBS系）では子どものころにレスキュー隊に助けられた影響で消防士になり、救助隊になるべく奮闘する主人公をKAT-TUNの中丸雄一が務め、NEWSの増田貴久が共演する。また生徒一人ずつに優秀なイケメンの“執事”が付くスーパーお嬢さま学校が舞台のファンタジードラマ『メイちゃんの執事』（フジテレビ）では水嶋ヒロ、佐藤健らがフレッシュな執事役を務める。嵐の大野智がコミカルに子ども番組の“歌のおにいさん”役を演じる『歌のおにいさん』（テレビ朝日）では大野以外の共演者が気になるところ。


　【各局別 冬の新ドラマ一覧はこちらから】
⇒　NHK
⇒　日本テレビ
⇒　TBS
⇒　フジテレビ
⇒　テレビ朝日
⇒　テレビ東京