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　部下の話をよく聞いてくれる上司のもとでなら、仕事のモチベーションも上がるというもの。そんな理想の「仕事ができる上司」の条件とは、どんなものだろうか？　社会人の皆さんに、ORICON STYLEが聞いてみた。

　寄せられた回答は千差万別。「仕事ができる上司」の条件が、実に幅広いことを象徴している。簡単な分析をしてみると、二つの分野でのスキルが要求されていることがわかる。まず一つは【仕事面】でのスキル。もう一つが【人間関係面】のスキルだ。いずれも、複雑に絡み合った難題をスムーズに解決する力量が求められている。

　【仕事面】に関わるスキルで、上司として身につけてほしいと要望する声が高かったのは「決断力」「判断力」「的確な指示」といったもの。いずれも、頭の回転が速く、冷静さを失わないという資質がベースになっている。こうしたスキルを身につけている上司のもとでなら「安心できるし頼れる」（神奈川県／40代／男性）し、「何でもうまくいく」（福岡県／20代／女性）ようだ。

　一方、【人間関係面】のスキルとしては、「気配りができる」「周りが見える」「意見を聞く」「他人の気持ちがわかる」といったものに対する要望が多かった。周囲の求めているものを見抜く力と、その求められているものを素早く解決する行動力が求められているということだろう。スムーズな人間関係が築ける上司がいれば「信頼できるし、頑張ろうと思える」（埼玉県／30代／女性）部下も増え、結果的に「会社が成長する」（鹿児島県／20代／男性）ことにもつながるはずだ。

　他には、【人間としての器】をあげる声が多かった。「部下を信頼して任せる」ことができる度量の広さ、「最後の責任を取る」いさぎよさなども、仕事のできる上司に欠かせない要件としてあげられている。

（自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代社会人、30代、40代の男女、各150人、合計900人にインターネット調査したもの）

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