俳優の趣里が、1年を通じて映画・テレビ界で顕著な活躍をしたプロデューサーや、将来有望な新人俳優などを選出して表彰する『2025年エランドール賞』の新人賞に選出され、6日に都内で行われた授賞式に出席した。 トロフィーを受け取った趣里は「20歳のときにデビューさせていただいたのですが、15年ほど立ちまして、事務所の先輩の中村倫也さんが受賞した時に『次は趣里だ』と言っていると聞きました。その時から密かに目標に掲げていたので、立てていることをうれしく思っております」と喜びを語った。 お祝いゲストとして、『ブギウギ』で共演した柳葉敏郎がサプライズ登場し、「鈴子、おめでとう」と祝福すると、趣里は「お父ちゃん〜」と涙目に。「あなたは頑張り屋さんで、その頑張りは私のここ(胸)に焼き付いています。最高のご褒美やね。くれぐれも健康に気を付けて、そして、さらなる高みで活躍してください。おめでとう趣里ちゃん」と伝え、再びハグ。会場からは温かい拍手が送られ、手をつないで降壇した。 タイトルにある『ブギウギ』とは、陽気で踊り出したくなるような音楽リズムの一種で、多くの人を明るく元気にしたいという思いを込められている。戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルとしたヒロイン・鈴子(趣里)は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。大阪の華やかなステージ、生まれ故郷・香川への思い、そして夢を追いかけ東京へ。さまざまな舞台が作品を彩り、「これまでの朝ドラにはないほどの歌と踊り」が繰り広げられた。
2025/02/06