俳優の山田孝之と仲野太賀が主演する、白石和彌監督の映画『十一人の賊軍』の初日舞台あいさつが1日、都内で開かれた。この日は、山田や仲野のほか、賊軍を演じた11人が初めて勢ぞろいするなど、豪華な顔ぶれとなった。 本作は、平成ヤクザ映画の金字塔『孤狼の血』の紀伊宗之プロデューサーと白石監督、脚本の池上純哉たちチームによる、新たな集団抗争劇。明治維新の中で起きた“戊辰戦争”の最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件、奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く物語となっている。