一般社団法人Get in touch「まぜこぜ一座」による公演『月夜のからくりハウス「歌雪姫と七人のこびとーず」』(3月5日公演)の記者発表会が2日、都内で開催された。代表を務める東ちづるや、出演者のダンプ松本、三ツ矢雄二らが出席した。
「まぜこぜ一座」は全盲のシンガーソングライター、義足のダンサー、ドラァグクイーンなど、多様な個性をもつパフォーマーが集結した劇団。今回、「障がい者を見世物にするな」という“善意の声”によって活躍の場を奪われたこともあった、こびとパフォーマーをフィーチャーした新作舞台『歌雪姫と七人のこびとーず』を公演する。
この舞台は、2017年に上演して以来好評を博し3度の再演を繰り返してきた「月夜のからくりハウス」の書下ろし新作であり、Get in touch 主催の「まぜこぜ一座」オールスターズとしての最後の公演に。
ネット・ハラスメントの被害者になり、森に身を隠す謎のアーティスト歌雪姫と、姫を支える芸達者な7人のこびとたち、魔女と化し姫をディスる人々の善悪をかけた闘いを軸に、30人以上の出演者によるパフォーマンスが展開される。
「障がい者を見世物にするな」という声を受けてきた東だが、「今でも『見世物にしているのではないか?』と言われるのですが、見世物です!」ときっぱり。
その理由は「私の仕事は見世物なんですね。見てもらってナンボなんです。でも、過去の見世物小屋とは違います。私たちは魅惑の“魅世物”と思っています。最初の時はいろんな声があったのですが、舞台を観終えた人からは『人間ってすごい!』『生きるってすごい!』『表現ってすごい!』という声に変わっていきました。そこで私たちも自信を持ちました」と打ち明けた。
演出の仕方は「出演者の人たちとものすごくディスカッションをして、どういう表現でいくのか、侃侃諤諤、喧々諤々ありました」とし、「今はどこか私たちは割り切っている部分もあって、観客のみなさんからは『障がいとかじゃない! エンタメとしてすばらしい』と口コミで広がってきているような気がします」と振り返った。
これに義足のダンサー・大前光一が「舞台やアートの世界って“障がい”という言葉はない。障がいがあるとすれば日常生活とか。舞台でなぜ障がいがないかというと、演出がうまくいっていたら、作品の魅力のひとつとして魅せられる。舞台の上では『障がいはない』ということが、当たり前になってほしい。演出を間違えなければ」と説明すると、東も「そうですね、逆にその特性を生かす感覚ですね」と同調していた。
「まぜこぜ一座」は全盲のシンガーソングライター、義足のダンサー、ドラァグクイーンなど、多様な個性をもつパフォーマーが集結した劇団。今回、「障がい者を見世物にするな」という“善意の声”によって活躍の場を奪われたこともあった、こびとパフォーマーをフィーチャーした新作舞台『歌雪姫と七人のこびとーず』を公演する。
この舞台は、2017年に上演して以来好評を博し3度の再演を繰り返してきた「月夜のからくりハウス」の書下ろし新作であり、Get in touch 主催の「まぜこぜ一座」オールスターズとしての最後の公演に。
ネット・ハラスメントの被害者になり、森に身を隠す謎のアーティスト歌雪姫と、姫を支える芸達者な7人のこびとたち、魔女と化し姫をディスる人々の善悪をかけた闘いを軸に、30人以上の出演者によるパフォーマンスが展開される。
「障がい者を見世物にするな」という声を受けてきた東だが、「今でも『見世物にしているのではないか?』と言われるのですが、見世物です!」ときっぱり。
その理由は「私の仕事は見世物なんですね。見てもらってナンボなんです。でも、過去の見世物小屋とは違います。私たちは魅惑の“魅世物”と思っています。最初の時はいろんな声があったのですが、舞台を観終えた人からは『人間ってすごい!』『生きるってすごい!』『表現ってすごい!』という声に変わっていきました。そこで私たちも自信を持ちました」と打ち明けた。
演出の仕方は「出演者の人たちとものすごくディスカッションをして、どういう表現でいくのか、侃侃諤諤、喧々諤々ありました」とし、「今はどこか私たちは割り切っている部分もあって、観客のみなさんからは『障がいとかじゃない! エンタメとしてすばらしい』と口コミで広がってきているような気がします」と振り返った。
これに義足のダンサー・大前光一が「舞台やアートの世界って“障がい”という言葉はない。障がいがあるとすれば日常生活とか。舞台でなぜ障がいがないかというと、演出がうまくいっていたら、作品の魅力のひとつとして魅せられる。舞台の上では『障がいはない』ということが、当たり前になってほしい。演出を間違えなければ」と説明すると、東も「そうですね、逆にその特性を生かす感覚ですね」と同調していた。

2023/02/02