吉本新喜劇の小籔千豊（48）が、22日に大阪・なんばグランド花月（NGK）本公演をもって、16年務めた座長を勇退した。

　NGKの公式インスタグラムは「本日千秋楽、そして小籔座長としての最終公演でした！」と報告し、警官役姿の小籔を囲んだ座員集合ショットを投稿。「豪華なセットで、笑いの絶えない最高の新喜劇をありがとうございました」「座長として約16年間、本当にお疲れ様でした」とねぎらった。

　小籔も自身のインスタグラムで「今日まで新喜劇で座長やらせてもらいました」と役目を終えたことを伝え、「たくさん見に来てくださり感謝です」とファンへメッセージ。座員やスタッフにも謝意を表し、「社員の皆さんもセンキュー」と愛情を込めた。

　その上で「これからも吉本新喜劇よろしくお願いします」とし、「素敵な三座長がますます盛り上げてくれます　ぼくの新喜劇の広報担当（勝手に名乗ってた）も終わりです」と次代にバトン。「若手の皆さん　中堅の皆さん　ベテランの皆さん　死んだベテランの皆さん　劇場の皆さん　マジありがとうございました」と感無量の勇退となった。

　ハッシュタグでも「#身の丈以上の役職でした」「#ほっとしています」と添え、「#死んだベテランさんたちともう一回いまご挨拶させて頂きたいよ　#神様ぁぁぁぁぁ」と最後まで新喜劇愛が満ちた。

　小籔は、90年代にはお笑いコンビ・ビリジアンとして、同期の2丁拳銃、COWCOWらとユニット“フルーツ大統領”を組むなど、関西の若手芸人をけん引。2001年にコンビ解散後、吉本新喜劇に入団し、06年に座長に就任した。一方でピン芸人として活動し、東京のバラエティー番組でも新喜劇座員などを積極的に紹介してきた。また、音楽と笑いのフェス『コヤブソニック』を主宰し、ロックバンド・ジェニーハイのメンバーとしても活躍している。