ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

休刊の映画誌『ロードショー』14年ぶりに復活 集英社3月創刊のWEBサイト内レーベル

 集英社は25日、これまでに培った知的・人的アセットをフル活用した新しいスマートフォン向けWEBニュースサイト『集英社オンライン』を3月31日に創刊することを発表した。また、惜しまれつつも2008年に休刊した映画雑誌『ロードショー』が、映画に関する情報を発信するレーベルとして同サイト内で14年ぶりに復活する。

集英社オンライン内で映画誌『ロードショー』が14年ぶりに復活 (C)ロードショー創刊号/集英社

集英社オンライン内で映画誌『ロードショー』が14年ぶりに復活 (C)ロードショー創刊号/集英社

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 キーワードは、「毎日が、あたらしい〜Every day is a NEW day〜」。集英社の大ヒット作・不朽の名作の舞台裏や最新ニュース、暮らしや心を豊かにする読みもの、知的探求心に応えるアカデミックなコラム…など新しい「好き」に出会える記事群を、スマホを中心に情報収集し、多様性の時代を生きるユーザー・読者に提供していく。

 提供予定コンテンツは、『直木賞受賞作『塞王の楯』から伝わる戦国時代の市井』『東大・本郷教授が教える大河『鎌倉殿の13人』の裏歴史』『MBの春のユニクロ最強コラボ、ベストバイ5』『ヒット漫画の編集担当者インタビュー!面白さの秘訣とは?』『戸田奈津子が選ぶ20世紀の「見ておくべき」シネマ』『膝の救世主・伝説のスポーツドクターが救ったアスリート列伝』『イチローのDNAは高校球児たちにどう受け継がれていったのか』など多数。

 集英社オンライン統括編集長の志沢直子氏は「“スマホがなければパソコンを見ればいいじゃない”――かの悲劇の王妃のセリフになぞらえてみましたが、同意する方はまずいないでしょう。この平べったいツールは、手のひらから膨大な情報への気軽なアクセスを可能にし、知りたい・買いたいといったさまざまな欲望や、誰かと感情を共有したい気持ちを掻き立てるという、独特のパワーを持っています」と説明。

 「集英社は総合出版社として100年近くにわたり、バラエティー豊かな作品と情報を発信してきました。これらに触れることで読者は“私はこれが好きなんだ!”と気づき、楽しんできてくださったのだと考えています。その新しい“好き”との出会いを、今度はスマホを通してめいっぱいお届けするのが集英社オンライン。ここで出会った次のあなたの“好き”が、さらなる喜びとハッピーとなることを願って創刊します」と伝えた。

 また、1972年に創刊し、2008年に休刊となるまで36年間、多くの映画ファンから愛されていた雑誌『ロードショー』が、14年ぶりに復活。映画専門誌として一時代を築いた同誌の復刊希望の声を受け、集英社オンラインで、映画に関する記事を『ロードショー』レーベルで発信する。劇場で、配信やサブスクリプションでと、映画を作る環境も観る環境も多様化し、莫大な数の作品が作られている今だからこそ、本当に観たい映画を選び、より広く深く楽しむためのコンテンツを作成していく。

 字幕翻訳者・通訳の戸田奈津子氏は「最初は読者として、次にインタビュー取材の場の通訳として、それから執筆者のひとりとなって、講演したり読者ツアーにもご一緒したり。長く深いおつきあいをさせていただいたロードショーが復活すると聞き、とてもうれしく思っています。ゴシップだけでなく、映画とスターのきめ細かい情報が満載された映画雑誌は日本にしかないものです。知らない世界に連れて行ってくれる映画というすばらしい芸術に親しむための、大切なサポーター、友人みたいなものね。たくさんの人に楽しんでもらえますように」と喜びのコメントを寄せた。

関連写真

  • 集英社オンライン内で映画誌『ロードショー』が14年ぶりに復活 (C)ロードショー創刊号/集英社
  • (C)集英社

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索