俳優の東出昌大、奈緒、斎藤久志監督が9日、都内で行われた映画『草の響き』の初日舞台あいさつに出席。東出にとって3年ぶりとなる主演映画が無事に封切りを迎え、駆けつけた観客から温かい拍手を浴びると、笑顔を浮かべていた。
本作は、北海道・函館を舞台にした小説を書き続けた作家、佐藤泰志さん(1949−1990年)が1982年に発表した本格的な文壇デビュー作が原作。東出が演じるのは、心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。精神科を訪れると、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんな中、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるというストーリー。
撮影は、北海道・函館で行われ、東出は「空が広くて路面電車が走っていて、海が近いため商店街のシャッターも少し錆びていた。一種の寂しさはあるけど、西日が柔らかくてすごいいい街でした」と回想。
妻・純子を演じた奈緒への印象を問われると「撮影の中で東出と(演じた)和雄が一緒になった期間があったんです」と振り返りながら「奈緒さんも、奈緒さんでありながら純子としていつも横にいてくれた」と感謝の思いを口にした。
一方で奈緒は「撮影前は東出さんがすごい怖かった。全然、悪い人じゃないのに…。自分のお芝居への不安が、いろんなものを恐怖に変えていたので東出さんのことも怖く見えてしまった」とぶっちゃけて笑いを誘う。それでも「監督から『そんなに怖い奴じゃないよ』と言っていただいて、そこから私の単純なので話しかけてみようと。それからお昼ご飯に行けたりもしたので、うれしかったです」とほほ笑みながら明かしていた。
本作は、北海道・函館を舞台にした小説を書き続けた作家、佐藤泰志さん(1949−1990年)が1982年に発表した本格的な文壇デビュー作が原作。東出が演じるのは、心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。精神科を訪れると、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんな中、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるというストーリー。
撮影は、北海道・函館で行われ、東出は「空が広くて路面電車が走っていて、海が近いため商店街のシャッターも少し錆びていた。一種の寂しさはあるけど、西日が柔らかくてすごいいい街でした」と回想。
妻・純子を演じた奈緒への印象を問われると「撮影の中で東出と(演じた)和雄が一緒になった期間があったんです」と振り返りながら「奈緒さんも、奈緒さんでありながら純子としていつも横にいてくれた」と感謝の思いを口にした。
一方で奈緒は「撮影前は東出さんがすごい怖かった。全然、悪い人じゃないのに…。自分のお芝居への不安が、いろんなものを恐怖に変えていたので東出さんのことも怖く見えてしまった」とぶっちゃけて笑いを誘う。それでも「監督から『そんなに怖い奴じゃないよ』と言っていただいて、そこから私の単純なので話しかけてみようと。それからお昼ご飯に行けたりもしたので、うれしかったです」とほほ笑みながら明かしていた。
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2021/10/09