俳優の北村匠海が主演を務め、興行収入35億円を突破した映画『東京リベンジャーズ』。ツイッター、インスタグラム、TikTok、LINEのSNS総フォロワーは100万人を超え、オフショットなどが話題となっていた。通常の映画現場にはスチールカメラマンが入り、その写真を宣伝活動で使用するが、本作では別に“SNS用”カメラマンが入っていた。結果として功を奏したこの戦略の発端を、岡田翔太プロデューサーが明かした。 岡田氏は「以前から、作品を届けるまでのプロセスで『もっと、現場の熱が届くような方法はないか』と模索し続けていました。その中で、作品の公式SNSでもっとできることがたくさんあるのでは?と思い、SNS専属のカメラマンを起用してみよう!というチャレンジをすることにしました。私自身インスタグラムなどSNSは日常的に愛用していますし、ただの宣伝ではなくもっと作品を身近に感じてもらいたくて思い付いたアイデアの一つです」と現場の熱を届けることが今回の体制を作った理由と話す。
2021/08/18