俳優の岡本健一が3日、都内で行われた『第55回紀伊国屋演劇賞』の贈呈式に出席。新国立劇場公演『リチャード二世』における、リチャード二世の演技が評価されての受賞となったが、ユーモアを交えながら、演劇に対する思いを語った。 2009年の『ヘンリー六世』を皮切りに、足かけ12年におよぶ、シェイクスピア歴史劇上演シリーズの集大成に位置づけられた同作。コロナ禍での公演ということもあり、上演時期や観客数などの調整も経た上で迎えた舞台だったが「これはもう、自分がリチャード二世の役をやるとなった時に、集大成だと思って、衝撃的な作品をお届けしたい。確実にみんなの心を打つように、伝説的なものをなんとか残したい。今まで言ってなかったですけど、賞をもらいたいと思っていました」と笑顔を見せた。
2021/02/03