スタジオジブリの長編アニメーション『アーヤと魔女』が、30日(後7:30)にNHK総合で放送される。本作は、宮崎駿氏が企画を手掛け、宮崎吾朗氏が監督を務めた。ジブリにとって久しぶりの新作にして、初の全編3DCG作品という、“NEWジブリ”を印象づける作品になりそうだ。宮崎吾朗監督も「新しい挑戦がジブリにとって必要だと思った」と、その胸の内を語った。 スタジオジブリは2013年に宮崎駿氏が引退宣言をし、『思い出のマーニー』(14年、米林宏昌監督)公開後、制作部門の休止を発表。その頃、宮崎吾朗氏はジブリを出て、テレビアニメ『山賊の娘ローニャ』(NHK)に取り組んでいた。テレビで旧作が繰り返し放送されるたびに、新作への飢餓感を募らせていたファンもいたことだろう。そんな中、17年2月に宮崎駿氏が長編映画の制作に復帰したことが明らかになり、新作『君たちはどう生きるか』をひたすら待っていたところに、『アーヤと魔女』である。
2020/12/28