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『ヒプマイ』シンジュク、ライブへの渇望…ファンの想いを「キャラクターに浴びさせたい」 ヒプアニの裏話も

 音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」の月1レギュラー番組『ヒプノシスマイク Division Variety Battle @ABEMA』の第3回が、ABEMAで11月21日に配信された(見逃し配信は28日午後10時まで)。収録終了後のシンジュク・ディビジョン「麻天狼」の神宮寺寂雷役の 速水奨、伊弉冉一二三役の木島隆一、観音坂独歩役の伊東健人の3人を直撃。バラエティー番組で共演した互いの印象や放送中のアニメでトレンド入りした第3話の話題、さらに今年の活動の総括や来年への抱負などを聞いた。

シンジュク・ディビジョン「麻天狼」(左から)伊弉冉一二三役・木島隆一、神宮寺寂雷役・ 速水奨、観音坂独歩役・伊東健人 (C)ORICON NewS inc.

シンジュク・ディビジョン「麻天狼」(左から)伊弉冉一二三役・木島隆一、神宮寺寂雷役・ 速水奨、観音坂独歩役・伊東健人 (C)ORICON NewS inc.

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■麻天狼の中で一番バラエティーに向いているのは?

――麻天狼の3人がそろって、トークではなくゲームにチャレンジするようなバラエティーで共演するのは初だと思いますが、収録の感想やお互いの印象を聞かせてください。

【木島】とにかく速水さんが超カッコよくて、「さすが我らのリーダー」という感じでしたし、伊東君は細かくバランスを取ってくれて、シンジュクの絆はすごいことがわかった収録でした。「どこのディビジョンにも麻天狼は負けない!」と改めて思いました。

【速水】ほどよい仲の良さがありつつ、かといってベタベタしていない“大人の3人”なので、自分一人でどうこうではなくみんなで補い合えるという安心感があり、大胆にいろんなことができましたね。化学反応は起こすけど、それぞれしっかり安定しているのが麻天狼ということを改めて感じました。麻天狼の日常を皆さんにお届けできると思います。

【伊東】麻天狼がほかのディビジョンから戦いを挑まれる形式でしたが、ボロボロだと応援してくれている人に申し訳が立たないと思いながら臨みました。収録自体は楽しく進められ、結果として良かったなという思いでいます。

――麻天狼らしいシャンパンを使ったヨコハマ・ディビジョン「MAD TRIGGER CREW」碧棺左馬刻役 浅沼晋太郎さんからの「ニセモノ見破りチャレンジ」や、レペゼンの真価を問われるナゴヤ・ディビジョン「Bad Ass Temple」波羅夷空却役 葉山翔太さんからの「間違い探しクイズ」など、各ヒプマイキャストの方から“挑戦状”が届きましたが、印象に残っているチャレンジはありますか。

【木島】キャラクター的にも一番縁がありますが、利き酒していい酒ではないだろうと思いながらシャンパンを味わわせていただきました。とってもおいしかったです。浅沼(晋太郎)さん、ごちそうさまでした!

【伊東】奨さんが利きシャンパンで活躍されているのはさすがだなって。印象に残っているのは外国語にオリジナルの和訳をつけるチャレンジで、木島さんがすごくて、シンプルに言うことが一番いいんだということを思いました。僕としてはストラディヴァリウスを当てるチャレンジが良かったですね。

――高級シャンパンで利き酒、まさにシンジュク・麻天狼の皆さんにはぴったりなチャレンジですね。それでは速水さんはいかがでしょうか?

【速水】どのシーンも偶然がなせる技だけど、結構“9回裏ツーアウトフルベース”みたいな展開が多かったから、観ていただく方にハラハラ、ドキドキしてもらえるのかな(笑)。そのなかで麻天狼の素晴らしさを改めて感じましたね。

――今回の収録を踏まえて、麻天狼の3人の中で「この人バラエティーに向いているかも?」と感じた人はいらっしゃいますか。

【木島】間違いなく速水さんです。(活動)40年目にしてラップを始め、さらに(パンスト相撲的に)タイツを被る、なんてことも出てくるのではないでしょうか(笑)。もちろん背負っているキャラクターがありますから無茶はさせられませんけど。

【速水】やめてよ(笑)。木島君は向いているね。どのシーンにもツッコミを入れられる集中力を持っているから。伊東君は天才的なひらめきがあるから、トリオでやっとという感じかな。

【伊東】何が出てくるかはわからないですけどね(笑)。安定感は木島さんの方があります。

【木島】3人がちょうどいいですね。

■アニメ放送の反響、トレンド入りした第3話の“裏側”

――――3人それぞれ向いていると感じていたのですね。ところで現在、テレビアニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」Rhyme Anima』が放送中ですが、周囲から反響は何かありましたか。

【木島】「ラップすると爆発するんですね」「花園神社、爆発したらしいじゃないですか」みたいなことは言われましたよ(笑)。

【伊東】あれはきっと倒された人の心象風景ですね(笑)。僕は久しぶりに高校の時にバイト先が一緒だった友人からLINEで連絡がきましたね。

――どちらも“あるある”というかうれしい反響ですね。速水さんはいかがでしょうか。

【速水】ずっと待ち望んでいましたし、応援してくださる方々も「やっときた!」という期待感や、もっともっと満たされたいといった思いがあるみたいですね。展開や主題歌含めた音楽などが昔、僕がやっていたロボットアニメみたいな感じも時々して、ちょっとレトロな部分と新しい部分の融合がクセになっているのでは、という感じがします。

【伊東】たしかにちょっと爽やかですよね。ただ面白いやら悔しいやらなのが、自分の周りで一番流行っているラップのリリックが「なんだてめぇ クソガキ」(※アニメ第2話)なんです!

【木島】すごいパンチラインだよね。

【速水】「月曜日は血尿」もすごいよね。

――独特な世界観にどんどんハマっちゃいます。アニメといえばシンジュクメインの第3話はインパクト大でした。特に伊東さんは「ミジンコダンス」がトレンド入りしていましたが、ご自身ではどう思われていましたか。

【伊東】『ヒプノシスマイク』に関しては、ありがたいことに「トレンドには入るんじゃないかな」みたいな部分は少し感じています。

――たしかに多くのファンの方がいて、アニメに限らず関連ワードはトレンドの常連です。

【伊東】ありがとうございます。そうなるとアニメ内の何がトレンドに入るのかということが気になってきて、3話ではわかりやすく「ミジンコ」というキーワードがありましたし、何と言っても曲がカッコよかったのもあると思います。

――そういうことなのですね。そのシーンも含め、アフレコや放送シーンの中で皆さんが印象に残っているものはありますか?

【伊東】放送で初めて知ったのですが、独歩がガラケーを取り出して始まるところで、「D・O・P・P・O」部分のキーを実は打っていて、アフレコでは気づかなかったカッコいいところが見られて面白かったですね。

――そういった細かい部分の描写までこだわりがあるのが魅力の一つですね。速水さん、木島さんは何かありますか。

【速水】3話では独歩が相当面白いことになっていたけど、それを観てもまったく動じない一二三というのがいて、そっちも面白かったよね。

【木島】全然動じていなくて、一二三は慣れているんだなと思いました(笑)。

【伊東】:よくよく考えたら独歩の反応が正常のはずだけど、一二三は受け入れ力がすごいですよね。あとなんだかんだいって寂雷先生は怖いなっていう片鱗も見えたと思います。マイクをスッと静かに取り出して次のシーンになったらみんな倒れているという…(笑)。

【木島】オープニング直後の寂雷先生が病院の上でのシンジュクの街について語る印象的な髪の毛のシーンも見逃せない。

【伊東】髪の毛バサー、カメラがグルーン、新宿ボーンっていうのは強烈ですね。

【速水】ラップもカッコよかったよね。

【木島】速水さんの声でシンジュクについて語られると、シンジュクが“ヤバい街”だと一発でわかる。きっと毎日ヤバいことが起きているのだろうなって思わされました。

【伊東】もちろんヒプマイ世界の話です!

■来年こそはリアルでのライブ開催を熱望

――お話を伺っていると皆さんのチームワークの良さがとても伝わってきますが、寂雷先生、独歩、一二三の関係性のように、木島さん、伊東さんにとって速水さんはやはり“頼れる”存在なのでしょうか。

【木島】絶対的、安心な柱です。ただヒプバラ撮影中に大活躍されていたのを横で拝見していると、「こんなに頼ってしまっていいのだろうか」と。もうちょっと頑張らなきゃと思いました。

【伊東】親しくさせてもらっていますが、それは奨さんの器の大きさ。とてもありがたいです。距離感近くいてくださるので時々、我に返る時はあります(笑)。

【木島】:わかる! こんな距離感で大丈夫なのだろうかって。

――尊敬する先輩との距離感は悩ましいものですよね。速水さんの優しさが伝わってきます。では速水さんから見て木島さんと伊東さんはどのような存在でしょうか。

【速水】よく相手をしてくれてありがたいです(笑)。僕の話をしっかり聞いてくれて、しかも場合によって木島君は「こうした方がいいですよ」と諌(いさ)めてくれる。伊東君もスッとさりげなくリードしてくれるので、ライブの時とかすごく心強い。「この2人とシンジュクで良かった」って思っています。

――素敵な関係性ですね! ところで2020年も残り少なくなってきましたが、ヒプマイとしての活動を振り返ってみて、そして来年に向けてやってみたいことを教えてください。

【木島】やっぱりライブですよね。今年はライブが配信(※『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE@AbemaTV』)に代わってしまいましたが、結果的に大勢の方に観ていただけることになり、一つのカタチとしては良かったのではと感じる部分もあります。

ただ、やっぱりみんなの声を直接聞きたいし、みんなの想いを直接浴びたい。キャラクターたちも浴びさせてあげたいという想いがあるので、状況的にどうなるかはわかりませんが、来年はリアルでライブができるようになったらいいですね。もし難しいとなったとしても、何かしらの形でヒプマイのラップ、キャラクターたちの想いを皆さんに届けたいと思っているので、「待っててね、子猫ちゃん」という感じです。

【速水】そういうことだよね。あとファンクラブの『HYPSTER(ヒップスター)』がスタートして、より身近にみんなと一緒に楽しめる場所ができたので、さらにさらにヒプマイを愛していただければ。

【伊東】今年は展開的に大きなものが続いた年ですが、『ヒプノシスマイク』は日本で一番自由度が高いというか、何でもできるコンテンツです。まだまだ「思いつかなかった」みたいな面白いことができると思うし、ヒプマイ自体がスタートした時と同じような、「その手があったか!」といったものを作り出せたらいいなと思っています。

取材・文:遠藤政樹
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