人気グループ・ジャニーズWESTの小瀧望が26日、東京・世田谷パブリックシアターで行われた舞台『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』ゲネプロ後取材会に出席。気鋭の演出家・森新太郎氏が演出を手掛け、長きにわたって愛される不朽の名作において、小瀧はタイトルロールであるエレファント・マン役を務める。5年ぶりの舞台に挑む小瀧が役作りへの苦労や、本番への意気込みを語った。
今作は、19世紀イギリスに実在した人物を題材とした戯曲で1977年にロンドンで初演を迎え、日本では劇団四季、文学座、ホリプロ制作などで上演された。
舞台は1880年代の産業革命後のロンドン。膨張した頭部、著しく変形した身体、その外見から『エレファント・マン』と呼ばれる青年ジョン・メリックは、解剖外科医のトリーヴズとの出会いによって初めて人間らしい生活を手に入れることになる。今まで好奇の目にさらされてきたメリックだったが、人々は彼が知的で、純粋な心の持ち主であることに気づき、彼に不思議なまでに引き寄せられていく。
初日を控え、小瀧は「(演出家の)森さんとキャストのみなさんと何ヶ月もかけてけいこをしてきた。本番は1ヶ月弱ありますけども、けがなく全力でこの作品に挑みたい」と力強く宣言。役について、「ジョン・メリックという、実在した人物を演じたことは僕の中ではあまり(経験が)ない。すごく緊張しますし、失礼のないよう意識しながら演じさせていただいています」と明かした。
エレファント・マン役は、異形の特殊メイクをあえて施さず、身体を湾曲させて、その人物を表現している。同役を演じるにあたり、腰に負担がかかるため医師の相談が必要だったことに驚いたという小瀧は、今でも「四肢全体が厳しいです」と苦笑。森氏は「本当にいろいろと微調整した。歩き方がちょっと速くなったりするのも良くないとか、(体を)右と左に大きく揺らしてみようかとか、微調整を重ねている」と苦労を語った。
小瀧自身は体の負担について「やっているときは気にならないが、終わった時に『いたたた』となります(笑)。この役ならではの経験。全然苦じゃないです」と前向きに話した。
役作りのため、これまで上演された同作の映像や本などを見て研究を重ねたという。「『映画ではこうしゃべっているのか』『(過去に演じた)デビッド・ボウイはこういうことしてるのか』と。まねじゃなく、その中で自分の思うメリック像をふくらませていって今に至っている」と並々ならぬ努力を明かした。
その成果は、この日のゲネプロにも現れていたようで、森氏は「結構バッチリなんですよ」とにっこり。「『本当に小瀧、よくここまで来たな』と思って。体もそうなんですけど、彼のせりふのリズム(が良かった)。みんなと全然違う世界が見えてるであろうメリックが存在していた。明日、初日なので褒めてもしょうがないですけど、『小瀧偉いな』って思いました」と手放しで褒めていた。
小瀧も自信たっぷりに「間違いなく、僕の俳優人生のターニングポイント。大きな節目になるような役」ときっぱり言い切る。コロナ禍で上演できるか分からない中でけいこしてきたことをしみじみ振り返り、「あす初日を迎えられることに一同喜びを感じていると思います。ロングスパンになるが、キャスト一丸になってスタッフとともに走り抜けたい」と力強く語った。
取材会は、近藤公園、高岡早紀、木場勝己が出席した。
舞台は同シアターで11月23日まで行われる。
今作は、19世紀イギリスに実在した人物を題材とした戯曲で1977年にロンドンで初演を迎え、日本では劇団四季、文学座、ホリプロ制作などで上演された。
舞台は1880年代の産業革命後のロンドン。膨張した頭部、著しく変形した身体、その外見から『エレファント・マン』と呼ばれる青年ジョン・メリックは、解剖外科医のトリーヴズとの出会いによって初めて人間らしい生活を手に入れることになる。今まで好奇の目にさらされてきたメリックだったが、人々は彼が知的で、純粋な心の持ち主であることに気づき、彼に不思議なまでに引き寄せられていく。
初日を控え、小瀧は「(演出家の)森さんとキャストのみなさんと何ヶ月もかけてけいこをしてきた。本番は1ヶ月弱ありますけども、けがなく全力でこの作品に挑みたい」と力強く宣言。役について、「ジョン・メリックという、実在した人物を演じたことは僕の中ではあまり(経験が)ない。すごく緊張しますし、失礼のないよう意識しながら演じさせていただいています」と明かした。
エレファント・マン役は、異形の特殊メイクをあえて施さず、身体を湾曲させて、その人物を表現している。同役を演じるにあたり、腰に負担がかかるため医師の相談が必要だったことに驚いたという小瀧は、今でも「四肢全体が厳しいです」と苦笑。森氏は「本当にいろいろと微調整した。歩き方がちょっと速くなったりするのも良くないとか、(体を)右と左に大きく揺らしてみようかとか、微調整を重ねている」と苦労を語った。
小瀧自身は体の負担について「やっているときは気にならないが、終わった時に『いたたた』となります(笑)。この役ならではの経験。全然苦じゃないです」と前向きに話した。
役作りのため、これまで上演された同作の映像や本などを見て研究を重ねたという。「『映画ではこうしゃべっているのか』『(過去に演じた)デビッド・ボウイはこういうことしてるのか』と。まねじゃなく、その中で自分の思うメリック像をふくらませていって今に至っている」と並々ならぬ努力を明かした。
その成果は、この日のゲネプロにも現れていたようで、森氏は「結構バッチリなんですよ」とにっこり。「『本当に小瀧、よくここまで来たな』と思って。体もそうなんですけど、彼のせりふのリズム(が良かった)。みんなと全然違う世界が見えてるであろうメリックが存在していた。明日、初日なので褒めてもしょうがないですけど、『小瀧偉いな』って思いました」と手放しで褒めていた。
小瀧も自信たっぷりに「間違いなく、僕の俳優人生のターニングポイント。大きな節目になるような役」ときっぱり言い切る。コロナ禍で上演できるか分からない中でけいこしてきたことをしみじみ振り返り、「あす初日を迎えられることに一同喜びを感じていると思います。ロングスパンになるが、キャスト一丸になってスタッフとともに走り抜けたい」と力強く語った。
取材会は、近藤公園、高岡早紀、木場勝己が出席した。
舞台は同シアターで11月23日まで行われる。
コメントする・見る
2020/10/28