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篠原ゆき子、『相棒』新レギュラー 初回で銃撃を受けた出雲麗音「共に成長していきたい」

 テレビ朝日系で14日にスタートしたドラマ『相棒season19』(毎週水曜 後9:00)。初回拡大スペシャル「プレゼンス」で初登場した篠原ゆき子演じる女性警察官・出雲麗音(いずも・れおん)が、『相棒』史上初めて“捜査一課の女性刑事”としてレギュラーキャストに名を連ねることが明らかになった。

篠原ゆき子演じる女性警察官・出雲麗音が、『相棒』史上初めて“捜査一課の女性刑事”としてレギュラーキャストに (C)テレビ朝日

篠原ゆき子演じる女性警察官・出雲麗音が、『相棒』史上初めて“捜査一課の女性刑事”としてレギュラーキャストに (C)テレビ朝日

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 初回の冒頭、銃撃を受けて瀕死の重傷を負った警視庁交通機動隊(俗に言う“白バイ隊員”)の麗音。なんとか一命は取り留めたが、交通機動隊への復帰は困難と見なされ、本人の希望、そして警視庁の上層部の“意向”も反映され、異例ながら捜査一課へと配属された。

 “男社会”である捜査一課に女性が加入してくることに、内村刑事部長(片桐竜次)をはじめとした面々は苦い表情。伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)両刑事に、暗にいびるように命じたり、さっそく芹沢が麗音をパシリに使ったり、と簡単には歓迎ムードとならない様子が描かれた。

 しかし持ち前の勝ち気な性格で伊丹、芹沢らの嫌味もかわし、特命係の杉下右京(水谷豊)、冠城亘(反町隆史)に情報をリークするしたたかさも見せてきた麗音。21日放送の第2話のラストでは仮想国家「ネオ・ジパング」に絡んだ事件もひとまずは解決を迎え、自身を襲撃した犯人とその動機も無事判明した。

 そして、その去就が注目されていた麗音だが、今後も『相棒』にレギュラー出演し、捜査一課の刑事として伊丹&芹沢のみならず、杉下、冠城との関わりも描かれていくことになる。

 篠原は、モデル、タレントを経て、山下敦弘監督の映画『中学生日記』(2005年)をきっかけに役者デビュー。代表作は2013年公開の『共喰い』(青山真治監督)で、ふしだらで凶悪な男の愛人を、体当たりに演じ、第28回高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞。数多くのテレビドラマや映画に出演する中、人気ドラマ『相棒』へのレギュラーキャストに抜てき。

 「(『相棒』レギュラー出演を)電話で聞いた後、しばらくは事態が把握できず、やっと把握してうれしく思った30分後には緊張で手が震えていました」と感情のアップダウンが激しかったことを告白。「麗音と共にもがいて、共に成長していきたい。未熟者ながら精いっぱい体当たりで頑張ります!」と、決意を新たにしている。

■出雲麗音役・篠原ゆき子のコメント

――『相棒』へのレギュラー出演が決まったときの心境はいかがでしたか?

【篠原】電話で聞いた後しばらくは、「『相棒』ってあの『相棒』?」と事態が把握できず、15分後に「あの『相棒』にレギュラー出演!?」とやっと事態を把握し、うれしく思った30分後には早くも緊張で手が震えていました。両親もとても喜んでくれましたし、『相棒』の大ファンである小4の甥っ子が、あからさまに私に優しくなったのも面白かったです。

――出雲麗音という役柄については、どのように感じられますか?

【篠原】胸に弾痕という、人に言えないコンプレックスを持っているからこその繊細さと、それが与えてくれた弱者側に対する優しさ、そして新入りだからこそのパワフルさもあるのかなと思います。

 交通課から捜査一課に異例の異動というのは、いきなり『相棒』にレギュラー出演させていただくことになった今の私の状況と似ているので、共にもがいて、共に成長していきたいです。

――これまで『相棒』に抱いていた印象や、ご自身の思い出、お好きなエピソードなどはありますか?

【篠原】祖母の家に行くと99%『相棒』の再放送がテレビに映し出されていて、それをみんなで観たのを覚えています。「やっぱりこの人が犯人じゃない?」とか「あ、違うわ、やっぱこの人だわ!」という祖母の副音声付きで、なんだか愉快な時間でした。

 好きなエピソードを選ぶのは難しいですが、season16最終話の「容疑者六人〜アンユージュアル・サスペクツ」はレギュラー陣6人が容疑者という、まさかの話でワクワクしたし、笑いました。Season17初回の「ボディ」も、家族内で泥仕合して追い詰められていくのが滑稽で面白かったです。

――水谷豊さん、反町隆史さんとの共演はいかがですか?

【篠原】水谷さんは右京さんのように天才的な方な気がします。 やっぱり最初はすごく緊張して、特に初日はまともに目も合わせられませんでした。でも、私が緊張と力不足でNGばかり出してしまった時、「大丈夫、大丈夫」と小さい声で声をかけてくださったり、やっとOKテイクが撮れた時は「おっけ〜い♪」と少しおどけた声で肩をポンと叩いてくださったりました。

 シーンで共演しないゲスト出演の方にも毎回「〜役の方ですね、よろしくお願いします」と丁寧にごあいさつされています。そういう風に、『相棒』ワールドを作りあげる時間を、一人一人がとにかく楽しんでほしいという水谷さんの想いが伝わってくるにつれて、私も安心感に包まれて落ち着いてきました。緊張は徐々に溶けてきましたが、日を重ねるほどに水谷さんの偉大さが身に染みています。

 反町さんは、天性のカリスマ性や才能の影で、実は他人には見せない努力を物すごくされてるのではないかと思います。カットの声がかかった後に、優しい目でうなずいてくださり、その瞬間すごくホッとしたのを覚えています。

 あと、普段カッコいい反町さんの、おちゃめな一面も発見してうれしくなりました。先日、待ち時間に水谷さんの椅子に差し入れのお菓子を反町さんが2つ置いていって、そのあと水谷さんがそれを目にして不思議そうにしてたので「反町さんが置いていかれましたよ」と言ったら、「ソリは自分が2つ食べたいときは僕にも無理やり2つ食べさせようとしてくるんだよな〜」と悪戯そうに笑いながら言っていて、それが本当の相棒みたいで面白かったです。

――捜査一課として関わりの深い、川原和久さん、山中崇史さんとの共演はいかがですか?

【篠原】劇中とは違い(笑)、おふたりには初めから温かく迎え入れていただきました。役柄同様に川原さんは、口調が体育会なところがあるけど、根がとことん温かく、横に居させてもらえるだけで安心できます。たまに、周囲の物事に対してぼそっと辛口のツッコミをしているのがけっこうツボで、撮影前なのに思わず笑ってしまう時があります。

 山中さんは、私の不安や緊張などを細やかに察知して具体的なアドバイスを下さったり、とにかく気遣って下さいます。待ち時間に皆さんが話されてる時に、私が参加させていただく時も「いま〜の話してるんだよ」と輪に入れるような雰囲気を出してくださるのも感じます。これからおふたりに恩返しできるように、もっと自由にキャッチボールできるようになりたいです。

――『相棒』の現場の雰囲気や、撮影時のエピソードなどありましたら教えてください。

【篠原】長く放送されている作品なので、新しい自分は入りにくい雰囲気があるのかなと思いましたが、そんなことはまったくなく、キャスト、スタッフの皆さん共に温かく迎え入れてくださいました。

 スタッフの皆さんも「私、麗音さんっていうキャラクター好きです」と声かけてくださったり、すれ違いざまにポンっと肩を叩いてくださったり…。精神的にたくさん助けていただいていて、本当に感謝しています。

 『相棒』でたくさんの人を楽しませたい、という共通のゴール、そして水谷さんの「作る側も楽しもうぜぃ!」に現場全体が賛同しているのを感じます。早くみなさんに恩返しできるよう頑張ります。

――では最後に、出雲麗音という新キャラクターが加わり、『相棒』ワールドがどのように変化するのか、楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします。

【篠原】未熟者ながら、精いっぱい体当たりで頑張りますので、どうぞこれからよろしくお願いいたします!

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